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中欧旅行食べ物特集

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:ワルシャワにて(最終回)

ワルシャワです。間にルブリン2泊を挟んで、計3泊しましたが、写真を撮った夕食は2泊目の1回こっきり。

あとの2泊は、夏で日が沈むのが遅いのを幸い、ゆっくり散歩しすぎて、暗くなる前にホテルに戻るにゃゆっくりレストランで食事をしていたらまずいのでは、という時間になってしまったのが最初の1泊目。なにしろホテルの場所が、便利だけど暗くなったら一人歩きは避けるべきな中央駅付近だったのです。

そして最終日前日の3泊目は、現地ツアーでショパン・コンサートに行くことにしたので、夕食はケバブでささっとすませてしまいました。

そして今回で中欧食べ物特集は、ひとまず最終回となります。

可能なら、2006年バージョンで、中欧食べ物特集を続けたいです。
それってつまり、2006年も中欧に旅行して食べ物の写真もあわせて撮ってこれたらなぁという願望。
こちらのブログは、食べ物特集が終わったら、今回の旅行をネタに引き続き他の特集・シリーズを展開したいと思います。

食べ物の話に戻りましょう。

ワルシャワでの食事は、軽食はファーストフードですまさず、ちゃんとしたレストランに入るとしたら、高くつくだろうなぁと覚悟しました。なにしろ首都ですから、物価が高くついて当然。

というより、ポーランドを含む東欧は、食費や交通費など、市民の生活に必要な物価がまだまだびっくりするほど低いのです。ユーロ圏を旅行した後では、特にそう思いますよ。今の国際為替市場では、円はユーロに弱いですし(というか、統一通貨としてユーロ通貨が成立してから、円が強かったためしがない気が……。)。

というわけで、ガイドブックなどでお薦めのポーランド料理の店など、リーズナブルなお値段と紹介されていても、きっといままでの地方都市よりは高くつくでしょう。
それでも仕方がないと思いながら、レストランめざして頑張って旧市街市場広場に向かいました。
(それまで観光していた場所が旧市街とは離れていたので@)

ところが、時刻は夜の7時すぎ。9時まで明るい夏場ではまだまだ出歩く時間、と思っていた私ですが、旧市街市場広場に至る目抜き通り(新世界通り~クラクフ郊外通り)は、昼間はあんなに人で賑わっていたのに、めっきり寂しくなってしまいました。
たいていの観光客にとってワルシャワで一番用のある新世界通りやクラクフ郊外通り、それから旧市街あたりは、現代ワルシャワっ子にとって夜遊びする場所ではないってことでしょう。

人通りのなさは、朝早くて店がまだ開かないときとあまり変わらないといえば変わらなかったです。
しかし、これから一日が始まる、という活気がどことなく潜んでいる朝の静けさと、もう後は温かい家に帰って寝るだけよ、みたいな夕刻の静けさとでは、段違いです。
あんまり人通りがないので、いくら明るくても……そして旅先では夜遊びする私でも、なんだか心細くなってきてしまいました。

なので、当初はガイドブックに載っているようなポーランド料理のレストランをめざして旧市街市場広場まで行く予定でしたが、そこへ向かう半分もいかないところ、新世界通りの途中で、挫折してしまいました。
ちょうど、まだ歩道にテーブルを出しているカフェレストランのような店が2軒ほど通りすぎたばかりだったので、引き返しました。

でも、それでよかったです。そのうちの1軒、店外のメニューに、「Cold Borshch(冷たいバルシチ)あります」ってあったんです@

確か、旅行前にポーランド料理について下調べしたとき、どこかで、「冷たいバルシチ」というのもある、と知りました。ただ、あんまりメジャーではないのかどうか、そんなにあちこちで紹介されていたわけではなく、私も頭の片隅でかろうじて記憶していたようなものです。
だから、好奇心がムクムク。
これは話のタネに、ぜひ味わってみなければ!と思いました@

メインディッシュは適当に選びました。
私が外国人とひとめでわかるからでしょう、英語メニューが渡されました。
そうなるとね、ポーランド料理を英訳されてしまうわけですから、それがポーランド料理か、他国のものをアレンジした無国籍料理のようなものか、もともとポーランドにはなかった料理か、私にはほとんど見当がつかなくなってしまいます。
だから、ポーランド料理ってこだわりようがなかったわけ@

だってね、たとえばコトレットとか、ピエロギとか、クルチャックとか、英語だと、せいぜいfried porkとか、dumplingとか、chickenってあるだけですよね。ポーランド語が併記されていて、ああ、コトレットだ、ピエロギだ、クルチャックだ、とわかった上で注文するのであればポーランド料理を注文した気がしますが、そうではなかったんですもの。

まてよ、よくよく考えたら、コトレットもピエログもクルチャックも、ポーランド語で呼ぶからポーランド料理みたいな気がするだけかも。
うん、そうですよね。私はポーランド語がわからないのでピンとこないだけなのですが、少なくともクルチャックは、単にチキンという意味の単語にすぎなかったはず……。
たとえて言えば、外国人(適当な英語圏の欧米人をイメージしています)が「ライス!」と注文すると、自分の国にもあるライスを注文している気になりますが、「ご飯!」と注文すれば、日本料理を注文した気になるようなもの……?!
そうでなく、スシ、スキヤキ、テンプラ、みたいに、日本料理の名前がそのまま世界で通用しているような、そんな特有の料理なら……うーん、残念ながらポーランド料理でそういうのを、私は知らないです。
(ポーランド語がわからないので、普通名詞か、料理特有の名詞か、の区別が、私にはほとんどつけられない、というせいでもありますけどね。)

というわけで、ポーランドで最後にちゃんとレストランでとった夕食のメニューは、こうなりました。
円換算は、いままでどおり、計算の便宜上と買いレートの低さから円安め、1ズウォティ=約40円としています。

Cold Borshch with crayfish tails(海老入りの冷たいボルシチ)
15.00ズウォティ(約600円)
Duck served on corn bread with fresh herbs and hoisin sauce
(新鮮なハーブと海鮮醤付の鴨肉で、副菜は穀粉パン)
38.00ズウォティ(約1,520円)
Caffee lattee(ミルクコーヒー)
8.00ズウォティ(約320円)

メインディッシュ、いままでに比べるとちょっとお値段が張りました。
首都だからでしょうか、あるいはダックだからかなぁ。
まあ、これでもたぶん、旧市街市場広場のような観光客が集まるところのレストランよりは安いのではないかと思います。でも、残念ながら比較できる食事はしなかったので、あくまで推測です。

それでは、写真です。
まずは、冷たいボルシチ。

2005_Foods20_ColdBorszcz_Warszawa

ズームします。

2005_foods21_coldborszczzoom_warszawa

なかなかのショッキング・ピンクです。ふつうのボルシチは、ワインのような赤なのですが、これは……本当に食べ物でしょうか?

正直、目の前にやってきたとき、最初はちょっと腰が引けました。

なんか、香料で美しく色づけされたイチゴ・チョコレートか大量のマジパンのようなものをどろどろに溶かしたように見えました。
いや、もっと悪いことに、実はちょっとだけ、バリウムをピンクに染めたもの、みたいな連想をしてしまいました。
バリウムって、あの胃の検査のときに飲むバリウムです……。

しかし、よく考えてみたら、キャロットスープ、あれも結構なショッキング・オレンジですよね。
というか、パステルカラー同士。キャロットスープのオレンジはよくて、なぜ、ピンクのスープだといけないのでしょう。
それは、単に、私が見慣れないからですね。

というわけでお味は……。

冷たくてちょっと酸っぱみがありましたが、塩味もきいていて、夏向けのさわやかなクリームスープというかんじでした。刻まれた海老の具も合います。美味しかったですよ@

お次は、メインディッシュのダック。

2005_Foods22_Duck_Warszawa

ズームします。

2005_foods23_duckzoom_warszawa

ソースのせいか、なんか見た目がちょっとハンバーグっぽく見えますね。

メニューにあった「新鮮なハーブ」とは、カイワレダイコンみたいな葉でした。

でも、これが本当にカイワレダイコンかな。もしかしたら、違ったかも!?

というのも、実は、この記事を書くにあたって、カイワレダイコンというのを度忘れしてしまったのでネットで情報を求めたところ、最近、スプラウト(野菜の新芽)が流行っていることも教えていただいたので、ネットで検索してみました。
そうしたら、新芽だと、カイワレダイコンに似たものがほかにもありました。
たとえば、ブロッコリーとかマスタードとか。イラストや写真を見る限り、カイワレダイコンとの区別があんまりつきませんでした。
それに、スプラウトはカイワレダイコン系とモヤシ系に大別されるようですね。
カイワレダイコン系がすべてそっくりで区別がつかない、というわけではないのですが、となるとこの写真のハーブは、ポーランドのカイワレダイコンかもしれないし、別のカイワレダイコン系のスプラウトかもしれず、かえってナゾが深まってしまいました(笑)。

でも、カイワレダイコンっぽい苦味があった気がするんですけどね。ま、いっか。

いや、実はそれより、このソース。
海鮮醤とわかったのは帰国した後、辞書を引いてからです。中国料理で使われるものらしく、「醤油・ニンニク・スパイスを入れた調味料」と説明がありました。

うーーーーん。

中国料理だなんて連想もつかないくらい、かなりクセのある味をしていましたよ、このソース。
まずい、とか、口にあわない、というわけではないのですが、どうも見た目から予想したのと違いすぎるから、違和感が抜けませんでした。
なにしろ、ハンバーグのソースっぽく見えたんですもの。それとは全く味が違いました。

しかし、最後まで違和感が抜けなかったというのは、要するに口にあわなかったってことでしょうか。鈍いのか、私!?

同じく見た目の印象と味が違っていたのが、副菜の穀粉パン。
ホットケーキか蒸しパンのようなものを連想してしまったせいか、なんか味がちがーうっ!
チェコのクネードリキに似てるような似てないような……。
ただ、パン自体、味は薄かったので、ソースを絡めて食べるのにはちょうどよかったです。

まあ、この日の夕食の一番のごちそう&話のタネは、冷たいボルシチということで@

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:ルブリンにて(2日目)

ルブリン2日目の夕食は、前日と同じくクラクフ郊外通りの歩行者天国にテーブルを広げているレストランでとりました。

前日と同じところでもいいかと思いましたが、前日食べたズーレックもコトレットも、美味しかったことは美味しかったですが、どちらもさすがに食べ慣れたメニューですし、他のレストランでも期待できるレベルだろうと思ったので、わざと違うレストランを選んでみました。

でも、ま、結局は、同じレストランでも違うレストランでも、あまり変わらなかったかもしれませんね。
同じような場所にあって、同じようなポーランド料理を同じような値段で出す、どちらかというと観光客向けの中級のカフェ・レストラン同士。私には違いはよくわからなかったです。
屋内であれば雰囲気も違ったかもしれませんが、歩道に出ているテーブルとイスは、どちらもいかにも大衆レストラン・アウトサイド向けのもので、テーブルにはクロスはなく、イスも固いイスです。

違いを強いていえば、給仕してくれる人、でした。
前日のレストランはみなウェイトレスさんで、若い女の子ぞろい、今回はウェイターさんで、若い男の子ぞろい、というくらいです。
どちらも愛想よくて、サービスに特に文句をつけたくなるようなことはありませんでした。

まあ、どちらかというと今回のレストランの方は、及第点にはちょっと苦しく、昨日のレストランに軍配が上がりますけど。

まず、今回のウェイターさんたちは、1番若手っぽい2人が一番くるくる動いていましたが、途中で知り合いかどうか知りませんが客の女の子たちと楽しそうにくっちゃべっていて、なかなか注文を取りにきてくれませんでした。
私もシャイなもので、大きな声で呼べなくて、アイ・コンタクトで気付いてくれるのを待つばかり……。

まあ、暗くなるまでまだ3時間以上ありましたし、ホテルへ戻るのに30分くらい歩かなくてはなりません。さっさと食べてさっさと帰る、というよりは、ガイドブックや買ったパンフレットを読んだりしてのんびり休んでいてもいいや、って思っていたので、気付くまで待っていたわけで。

そのうち先輩ウェイターに注意されて、やっとおしゃべりをやめて注文を取りに来ててくれました。

それから、私はそのとき、メインデッシュに添える副菜を注文しませんでした。
メインデッシュには、あらかじめ副菜が決まっていて、別に注文しなくてもよい場合もありますが、メニューに副菜のコーナーが載っている場合は、ふつうメインディッシュと一緒に注文しなければならないですよね。
でも、その副菜、そう高くなくても余分な値段がかかるので、別に注文しなくてもいいよなぁと思うことがあります。
なので、若手のウェイターが「副菜は?」と言わないのをいいことに、そのまま副菜は注文しませんでした。
このレストランは、別に副菜は頼まなくてもよかったね、と思いながら。

そうしたら、しばらくしてさっきのウェイターが、先輩ウェイターと一緒に戻って来ました。
先輩ウェイターが、副菜も注文してください、と注文を取り直しに来たのです。

やっぱりさっきのウェイターの確認ミスか!と、内心ではおかしくなってしまいました@

きっと若手のウェイターは、まだこの仕事に慣れていなくて、私のように副菜を注文しない人などに遭遇しなかったのでしょう。
先輩が付き添ったのは、こういう場合にどう客に説明したらよいか、教育のためだったかもしれませんし、そういうちょっとイレギュラーなことを説明する英語力が若手になかったのかしもれません。

私自身も、職場ではOJTで新人や後輩に教える立場ですからね、なんか先輩ウェイターに、同情めいた妙な共感まで沸いてしまいました。

さて、前置きはこのくらいにして、注文したメニューの話へ進みましょう。

スープ
Krem z brokulow z prazonymi migdalami(なんたらかんたらクリーム)
7.00ズウォテイ(約280円)

メインデッシュ
Kurczak z grila w Diabelskim socie(なんたらかんたらクルチャック)
15.00ズウォテイ(約600円)

副菜
Ryz(ライス)3.00ズウォティ(約120円)

飲み物
Espresso doppio(エスプレッソ・コーヒー)
9.00ズウォティ(約360円)

上記からおわかりのとおり、メニューはポーランド語しかありませんでした。
でも、最初の単語がわかれば、だいたいなんの料理かわかります。
というよりは、最初の単語すらわからないものは注文しようがありませんでした。
あとに続くのは、たいてい、調理の仕方、だの、○○入り、だの、○○ソースかけ、だの、○○風、といったことが書かれてあるはずなので、そのヘンにはあまりこだわりのない私ですが、さすがにナニが出てくるのかわからないものは注文できませんわ。

まずスープ。
Krem=クリーム、でしょうから、なんとか風のなんとか入りのクリームスープだろうと思いました。
ズーレックもあったのですが、さすがにそろそろ、ズーレック以外のスープにすることにしたのです。

メインデッシュは、Kurczak=クルチャック、すなわち、典型的なポーランド料理の一つで、鶏肉料理です。
grilaとあるのは、grilの格変化したものでしょう。すなわち、グリル。
socieとあるのは、たぶん、ソースじゃないでしょうか。
つまり、○○風ソースがけのクルチャック(鶏肉)のグリル、でしょう。

副菜は、Ryz=ライスです。
どれがよいか迷ったので、さきほどの先輩ウェイターが、「チキンにはライスが合う」と薦めてくれたので、それにしました。

飲み物は、Espressoは、エスプレッソですね。
doppioはよくわからないのですが、イタリア語あたりならダブルの意味なので、量が二倍なのかなぁと思って頼みました。

実際に二倍の量だったかどうか。写真でお確かめくださいませ。
まずは、スープです。

2005_foods17_krem_z_brokutow_lublin2

黄緑色のスープです。薄くスライスされたアーモンドが浮いていました。
かなりドロッとしたスープでした。
この日も昼食抜きだったので、空きっ腹にちょうどよかったです。
色素の原因は、野菜じゃないかしら。原型をとどめていないので、はっきりわかりませんでしたが。

ところでに、エスプレッソ・コーヒーですが、写真では飲み終わってしまった後のカップが写っています。エスプレッソ並みに小さいカップでした。なので、あっという間に飲み終わってしまいました。
なにがdoppioだったんでしょう……?
濃さ、というわけでもなかったし。

次にクルチャックです。

2005_Foods18_Kurcak_Lublin2

この写真ですと、サニーレタスばかり目立っていて、まるでそれがメインに見えるので、クルチャックをズームアップします。

2005_Foods19_Kurcak_zoom2_Lublin2

おわかりでしょうか。鶏肉に、玉ねぎとかいろんな野菜がたっぷりの赤いソースがかかっています。
ソースはちょっとだけ辛味がありましたが、鶏肉があっさりしているのでちょうどよかったです。

副菜のライスは、まるでお子さまランチみたいにきれいに山型に盛られていました。
てっぺんの赤いのは、プチ・トマトのカケラです。
しかし、ご存知、欧米のライスって粘着力がなくて、パサパサしてますでしょ。いやぁ、ちょっとフォークをいれたら、崩れるのなんのって。米粒がぼろぼろと皿の外に逃げてしまって、きゃーっ、大変!

あやうく、お子さまが食べた後のようなテーブルになってしまうところでした@

次回は、この2005年プラハ・ポーランド旅行の食べ物シリーズの最終回です。
残りの日程ワルシャワ3晩のうち、1回だけ、まともな夕食をとれたので、そのときの料理をご紹介します。

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:ルブリンにて(1日目)

ルブリンでは、旧市街広場よりは、旧市街に入る手前までの伸びているクラクフ郊外通りの歩行者天国の方が、観光客向けのカフェやレストランを見つけやすかったです。

ルブリンの旧市街は、いままで見てきたヴロツワフ、ポズナニ、グダンスク、ワルシャワに比べると、ずっと小さく、まだ寂れているように感じました。

あるいは、旧市街を抜けたところにある、ルブリン城前の広場や、道路挟んだところにあるバスターミナルの周辺の方が賑わっていて、活気があったかな。
バスターミナルの隣は市場になっていますし、バスターミナルはポーランド国内のみならず、国際バスも発着する大きなターミナルでしたから、軽食をとるのには不自由しなさそうでした。

でも、どうせなら夕食はちゃんと座って食べたかったし、バスターミナル付近よりはクラクフ郊外通りの歩行者天国の方がホテルに近かったのです(それでも徒歩で30分くらいはかかります)。

しかし、クラクフ郊外通りの歩行者天国は、歩道にテーブルを広げるカフェやレストランが並び、観光客としてはちょっとはワクワクする雰囲気なのですが(他都市と比べると、やはりちょっとしょぼい……ってかんじがしましたけど@)、いざレストランを探そうとすると、ポーランド専門料理を出すところはなかなか見つかりませんでした。

あるとすれば、ポーランド料理も出す中級の大衆レストランくらいでしたね。まあ、ポーランド料理はね、もと共産圏の例にもれず外食産業があまり発達しなかったので、家庭料理が主流ですからね。
中にはポーランド料理を出しそうにないところもあったので、表に掲げられたメニューをきっちり確認しました。
だって、どうせなら、空腹を満たすだけでなく、ちゃんとポーランド料理といわれるものが食べたかったんですもの。
そしてまた飽きずに、スープはズーレックがよかったんですもの。

ポーランドのレストランなのにポーランド料理を出さないなんて、と思わなくもなかったのですが、考えてみたら、日本のファミレスだって、いかにも和食でござい、ってメニューを出すところばかりか、というとそうでもないですものね。

というわけで見つけたレストランで注文したものは、希望どおりスープはまたしてもズーレック。
メインディッシュは、コトレットにしました。すなわち、ポーランド版カツレツ。いやむしろ、ウィーンシュニッツェルのポーランド版。

スープ
Zurek(ズーレック)7.00ズウォティ
(円安めに1ズウォティ=40円として換算して、約280円)
メインデッシュ
Kotlet Schabowy(コトレット)18.00ズウォティ(約720円)
副菜
Ryz(ライス)4.00ズウォティ(約160円)
飲み物
Kawa(コーヒー)5.00ズウォティ(約200円)

ちなみに、Kotletの後ろについているSchabowyというのは、「普通」とか「オーソドックス」という意味ではないかと思います。
なぜなら……
旅行必須単語としてメモしておいた鉄道用語で、Schabowyって、「鈍行」すなわち「普通列車」ってあったんですもの。

では、写真です。まずはズーレック。

2005_Foods15_Zurek_Lublin1

ちょっとカップが小さいですねぇ。しかし、私のお気に入りの具、ゆで卵の塊が入っていました@

次は、コトレットです。

2005_Foods16_Kotlet_Lublin1

カツレツっていうよりは、もろにウィーナーシュニッツェルですね。
2003年度のオーストリア旅行のときにウィーンのセルフレストランで食べたウィーナーシュニッツェルの写真と見比べてくださいませ。

winerschnitzell.jpg

どうですか。そっくりです。
どちらも、揚げる前の豚肉を、叩いて叩いて引き伸ばしてぺっちゃんこにした、というかんじがしますね@

副菜は、代表的なのはポテトチップスかライスなのですが、なんとなくライスにしました。
というか、私はあんまりポテトチップスが好きではないので。
嫌いというわけではないのですが、こういう副菜に出てくるポテトチップスって、たいてい、てんこ盛り、でしょ?
多すぎるんです、私には。量が、というよりは、飽きちゃうんですねぇ。
ジャガイモが喉や胸につっかえる気がして、食べてる最中に水をがばがば飲みたくなります。
日本のマクドナルド等で出される量も、私にとっては多すぎるくらいです。
なので、安いセットが買えないんです。あれってなんで、いつもチップがつくんでしょうね。コスト効率かなぁ。チップだと原価が安いんでしょうか。

なんだかポーランド料理とあまり関係ない話で締めくくってしまいました。

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:グダンスクにて

2泊したグダンスクでは、1日目の夕食は、旧市街の観光の中心であるドゥーギ広場に続くドゥーガ通りのレストランでとりました。
またしてもスープはズーレックですが、メインディシュは、今度はビゴスを注文しました。

2日目は、夕食を食べ損ねて、アイスクリームで空腹をごまかしました。

ポーランドは酪農の国、ミルクベースのアイスクリームの美味しさは定評があります。
といっても、今までの旅行中、私の中でアイスクリームが1番美味しかった国といえば、2000年に訪れたロシアですけどね。
イタリアも美味しかったですが、予測どおりというか、日本でも味わえる味に近いと思えましたが、ロシアでは、そこらの道沿いや公園で買ったアイスでもハズレがなくて、感激しました。

その点、ポーランドは2度目でしたし、ミルクベースのものは確かに絶品でしたが、イタリアン・ジェラートもどきは、ハズレもありました。といっても、別にまずかったわけでもなくて、これといってお薦めするほどでもない、って程度のものが時々あった、というかんじです@

それはおいておいて。

まず、2日目、なぜ食べ損ねたか、という話からしましょうか。
原因は、決定打ではないこまごました要因が重なった、といえるかもしれません。

まず、この日の夜は、20時から大聖堂である聖母マリア教会で行われるオルガン・コンサートは、絶対、逃したくないと思っていました。

この教会はグダンスクの観光の中心の目抜き通りであるドゥーガ通りとは、通り1つ隔てたすぐそばにあります。
この日は、グダンスクから列車で1時間のマルボルク城と、近郊列車+徒歩で30分ほどのオリーバに日帰りをしました。グダンスク中央駅に戻ったのは18時半。
コンサートのチケット販売は、開催時間の1時間前なので、のんびりと旧市街へ向かい、琥珀の店などを覗いたり、運河沿いを散策しながら、教会の入口でチケットを買ったので、レストラン探しは、当然、19時すぎからになってしまいました。

19時ともなると、いくらハイシーズの明るい夏の夜でもドゥーガ広場やドゥーギ通りも観光客はまばらでした。それは散策や写真撮影には都合よかったのですが、運河沿いや橋の上に並んでいた屋台の軽食店は、もう店じまいでした。これには誤算で、がっかり。

それから、ドゥーギ広場やドゥーガ通りのレストランは、いままでの街の観光の中心地にあったレストランに比べるとかなり高いのです。物価比較はズーレックでしましたが、他の街では6.00~7.00ズウォティってのところ、グダンスクでは15.00~16.00ズウォティほどに跳ね上がっていました。
メインディッシュも30.00ズウォティ前後でした。
今までその半額くらいでそれなりのポーランド料理にありついていたので、いきなり予算が倍以上必要なレストランには、なかなか入る気になれませんでした。

もしかしたら駅前などいけば、適度な値段の軽食店があったかもしれません。あるいはその途上でも、そこまで高くないレストランがありました。まあ、ポーランド料理の店かどうかは別として。
でも、駅前まで片道で徒歩15~20分くらいはします。オルガン・コンサートに間に合わなくなると困るので、ドゥーギ通りからあまり離れられませんでした。

その前日の夕食に入ったレストランは、安くてそこそこ美味しかったので、同じ店に行ってもよかったかもしれません。
ただ、そこは、ドイツ料理などと並んでポーランド料理も出ている簡単なレストラン、というかんじで、ポーランド料理はあまり品数がありませんでした。
なので、どうしても手ごろなレストランが見つからなかったときの、最後の手段にしようと思いました。

実は、ドウーガ通のおわり、黄金の門の近くに、値段で妥協できそうなレストランを見つけたんです。ところが入ってみると、レストランというよりはバーで、厨房が見当たらず、私が席についてもカウンターの人には無視、一向に注文を取りに来ません。居心地悪かったので、出てきてしまいました。

そんなこんだで、気が付いたら19時半すぎ。コンサート開始までゆっくり食事をとるには、ちょっと、という時間になってしまいました。
というわけで、いっそ、夕食はいいや、とあきらめたというわけです。

いや、コンサートの後、入ろうと思えば、ホテルに戻る途中にレストランはありました。
しかし、コンサート終了は21時半。さすがにこの時間は、遅くまで明るい夏でもさすがにもう真っ暗。そして翌日は、ワルシャワへの移動日。早朝出発ではありませんが、あまり夜更かしして、万が一、寝坊しても困ります。

なら、夜はこのまま空腹を我慢して、明日の朝、ホテルのバイキングで、もりもり食べてやろう!とケチ根性が働きました@

というのも、このグダンスクで宿泊したホテル・メルキュールは、私がポーランドで泊まったホテルの中では2番目に朝食のバイキングのメニューが豊富だったのです。だから、朝食も結構楽しみでした。
そのときに盛り付けた写真もとればよかったですね。
といっても、ふつうの西欧のホテルと大差ないバイキングの朝食で、パンやハムが中心、シリアルやサラダが各種あって、ゆで卵やスクランブルエッグ、ソーセージやミニ・ハンバーグといった温かい料理もあり、デザートには、フルーツにヨーグルト……そんなところで、写真を撮るほどではないと思いました。

―――と、そのときは、そう思うんですよね。

え、それら全部を朝食で食べたか、ですか?
まあ、前日、昼からアイスクリームと水くらいしか、腹の中に入れていなかったですからねぇ。

脱線ついでに……。
朝食のバイキングのメニューが1番豊富だったのは、ワルシャワのホテルでした。泊まったのはノボテル・セントラルです。
計4泊したのに選ぶのに迷ったほどです。朝食時間が6時半から開始というのも、早朝出発のときは助かりました。

というわけで、グダンスクでの夕食の写真は1日目の分だけです。

スープ
Zurek staropolski(ズーレック・スタロポルスキ)
5.00ズウォティ(円安めに1ズウォティ=40円とすると、約200円)
メインディッシュ
Bigos staropolski(ビゴス・スタロポルスキ)
17.00ズウォティ(約680円)
飲み物
Kawa(カーバ=コーヒー)
5.00ズウォティ(約200円)

まずは、ズーレックです。

2005_foods12_zurek_staropolski_gdansk

具だくさんですが、ゆで卵は、塊では入っていませんでした。
ちなみに、私、i長袖です。ウィンドブレーカーを着ています。7月中旬でも夕刻のグダンスクは、やや気温が低めでしたので。

メインディッシュのビゴスです。

2005_foods13_bigos_staropolski_gdansk

クローズアップします。

2005_foods14_bigoszoom_staropolski_gdansk

ビゴスとはどんな料理か。

Lonely Planetの囲み記事に詳しく説明がありました。

ザウアークラウト(イメージが沸くようにおおざっぱにいうと、発酵させた酢漬け千切りキャベツで、ナムルみたいな食感)と肉・玉ねぎなどを何時間も煮込み、2~3日かけて温めなおしたりする、典型的な家庭料理だそうです。料理・スパイス・煮込み時間などは、各料理人によって違っていて、ある意味、料理人のセンス任せで、全く同じ味のものは2度と作れないみたいなことまで書かれてあります。

でも、レストランで出すものは、そこまで手間ひまかけていられず、本当に美味しいビゴスを食べたければ、どこかのお宅に招待される機会を狙うしかないらしいです。

といわれても……ただの旅行者でポーランドに知り合いのいない私の場合、かつ、シャイな日本人の女一人旅なので、旅先で知り合った人のお宅にほいほいお邪魔できるわけもなし。

……ああ、まあ、過去にはやりましたけれどね。1997年のチュニジア旅行では。アラブの人って人なつっこくて、そして私も、道案内ついでにバイクの後ろにヒッチハイクするわ、街で知り合った人の家にお邪魔するわ、女一人旅のくせに、ひやひやすれすれなことをやってましたっけ。

それはおいておいて。

ポーランド料理をそれなりのレストランで食べたければ、ピエロギは飽きてしまったので、そうそうメインディシュの品数が多くないポーランド料理、メニューにビゴスとあれば、本格的なものはレストランで食べられない、と言われたって注文したくなります。

で、お味はどうだったか。

うーん、ま、食べられないことはないけれど、やや癖のある味でした。
あるいは、慣れれば癖になる味かな。
ポーランドは内陸性の寒い国なので味付けが濃い方なのですが、確かにこれは、副菜としてついていたジャガイモがないと、食べづらかったです。
好みは左右されるもかもしれません。
また、あの作り方からすると、各レストランごとに違う味のビゴスが出てくるわけですしね。

ちなみに、ズーレックはアタリでした。いつもアタリ@

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:トルンにて

トルンでは、Petite Fleur、すなわち「小さな花」という名のホテルに泊まりました。その名にふさわしい、すっごく可愛らしいホテルです。歴史あるホテルで、旧市街広場に近く、要するに観光中心のど真ん中にあります。それゆえに小さくて、客室6部屋しかなかったんですって。知らなかった。まるでセレブ…,…!?

地下にはレストランが併設されています。Lonely Planetでも、ちゃんとした夕食を楽しみたいのであれば、ここなら外れがない、と褒めていました。
なので、夕食に入る適当なレストランがみつくろえなかったら、いざとなったらホテルのレストランでとってもいいかな、と思いました。

そんなに良さそうなレストランなのに、なぜ、いざとなったら、なのか。
実は、そこはフランス料理専門なのです。
それに、どんなレストランか、というのは、朝食のときに見ることができますから。

ポーランド代表料理というのはそんなに数が多くないし、お隣のロシアやドイツの料理と共通しているものも多い―――とはいっても、やっぱりポーランド旅行中、それも、レストランで落ち着いて食事をとれる回数といったらそんなにないですから、どうせならポーランド料理を食べたいもの。

というわけで、トルンでもまたまた、旧市街広場に面したレストランの、広場に並んだテーブルの一つに着きました。
夜7時すぎといっても外はまだ昼間のように明るくて、たいてい薄暗くされている室内よりも食べ物の写真がきれいに撮れそうですしね。

メニューには英語も併記されてあって助かりました。
ま、でも、またワンパターンで、ズーレックとピエロギにしようって、思っていましたけどね。

なにしろ私は、気に入った料理は何度も続けて食べたくなる人なので。
というか、ポーランド料理店というのは、旧市街ではなかなか見つからなくて……カフェ・レストランが多いからでしょうね。もともとカフェであるところへ、食事もできる、みたいな。
確かに、観光ハイライトのど真ん中ともなれば、そういう店の方が需要がありそうです。
だから、日本でいえば、さしずめ洋食店かファミレスみたいに、現地で適当に人気のありそうな各国料理、スパゲッティとかステーキとか、そういうのに混じって、ポーランド料理もある、ってかんじのレストランが多かったです。

ちなみに、今回の2005年夏のプラハ・ポーランド旅行では、1度だけ、イタリア料理店に入ってスパゲッティを食べました。
ポーランドではなく、プラハで、なんですけどね。
それにしても、イタリアを離れてしまうと、スパゲッティのゆで方に「アル・デンテ」というのは存在しなくなるのでしょうか。日本は別として。

要するに、ゆ・で・す・ぎ。

ドイツでもそうでしたし(ただし、セルフサービスの店でした)、スペインやチュニジアでもそうでした。
日本からすると、よっぽど本場のイタリアに近いのに。
まあ、日本のファミレス、あるいはお子様向けのゆで加減かな、と思えば、まだ許容範囲でありました。

というか、そのプラハのときは、アル・デンテが期待できないだろうなぁと予測がついても、スパゲッティが食べたい気分だったのです@

話を戻しましょう。
トルンのカフェ・レストランで注文した料理は、このようになりました。

スープ
Zurek staropolski podany w chlebie、7.00ズウォティ(約280円)
メインディッシュ
Pierogi domowe z kapusta i grzybami、9.20ズウォティ(約368円)
飲み物
Goraca czekolada、4.50ズウォティ(約180円)
(1ズウォティ=円安め約40円で換算)

スープは、またまたおなじみ、ズーレック・スタロポルスキです。ポーランドの伝統的なズーレック。
その後ろにだらだらっと続くポーランド語はさっぱりわかりませんでしたので、英語を見ました。
served in bread
とありました。
私はinをwithと勝手に解釈して、「ああ、パンと一緒に出てくるのね」と思いました。
正解は、「パンと一緒に」でなく「パンの中に」でした。
これが、そうです。

2005_Foods09_Zurek_Torun

料理が来たとき、ちょっと「うっ!」と思ってしまいました。
スープはおいしそうなんですけど、この入れ物のパン、食べるの……?!

メインディシュは、ピエロギってところだけはポーランド語でもわかりましたが、あとは英語を見ました。
Home-made cabbage and mushroom pierogi
なるほど、キャベツとマッシュルームが入った自家製ピエロギ、ですか。

ピエロギも中身がいろいろあるって聞いていたので(たとえば、果物入りで甘くして、おかずではなくデザートのピエロギもあるらしいです@)、ここはいっちょ、ベジタリアンなピエロギもいいかもしれない、と思いました。
これです。

2005_Foods10_Zurek_pierogi_Torun

お気づきかもしれませんが、ズーレックの入れ物のパンのフタがありません。すでに私のお腹の中です@
ピエロギをクローズアップします。

2005_foods11_pierogizoom_torun

お味は……いままで食べたピエロギもそうだったのですが、皮が厚くて、中身の味がよくわかりませんでした。
肉のピエロギも、野菜のピエロギも、なんか、あんまり変わらないなぁって思えてきて。

というわけで、ピエロギはこれで飽きてしまいました。次回からはメインディシュは他のものにしようと思いました。
一方、ズーレックは、あいかわらず美味しかったので、まだまだこれからもまた注文しようと思いました(実際、してますけどね。)。

ただし、ズーレックの入れ物のパンは食べ切れませんでした。
私は小さい頃に親から、出された食べ物は残すな、と躾けれられましたので(でも、それって太るんですよねぇ)、だんだんうんざりしてきたのですが、我慢して食べ続けました。
でも、とうとう我慢しきれなくなったので、半分くらい残してしまいました。

しかし、そんなに頑張っても食べ切れなかったこの入れ物のパンって……もしかしたら、もしかしたら、食べるものじゃなかったんでしょーか!?

ちなみに飲み物は、ココアです。
Goraca(発音は「ゴランカ」だと思います。ポーランド語特有のスペルはふつうのスペルに置き換えています。)とは何かよくわかりませんでしたが、czekoladaは「チェコラダ」、とは、すなわち「チョコレート」のことだと見当がつきました。
飲み物リストでチョコレートといえば、ココアです@
ズーレック・スープが来る前に飲み終わってしまったので、写真には、空のガラスコップだけが残っております。

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:ポズナニにて

ポーランド最初の国家が発祥した歴史ある街ポズナニ。
旅行する前にあちこちの情報をピックアップした私のオリジナルの旅行メモには、ポズナニの料理について、「ポーランド一、ジャガイモ好きで知られるのがポズナニの人々。ゆえにジャガイモ料理はすばらしい」とあります。
ポズナニは、近代史上、ドイツ領だった時期が長いので、ジャガイモ料理がすばらしい、というのは、なんとなく納得できました。

あれ、でも、同じくドイツ領だった時期の長いヴロツワフでは、別にジャガイモがどーのこーのという話は聞かないなぁ。ポズナニの人々のジャガイモ好きとドイツは、あまり関係ないのかも。

とにかく、ポズナニでは、できれば夕食にジャガイモ料理を食べたいと思いました。
そしてヴロツワフと同様、お城のような市庁舎がある美しい旧市街広場のレストランでとりたいと思いました。

ところが、レストランを物色していたとき、ものすごい夕立に見舞われました。
激しい雨に負けまいと、うろうろ物色しましたが、全部のレストランがメニューを外に張り出してあるわけではありませんでした。

メニューをチェックせずにレストランに入るつもりはなかったのですが、雨はどんどん激しくなってきたし、だんだん面倒くさくなってきました。なので、ポーランド料理店であるかどうか、店構えであきらかにわかる店に入りました。
その店、看板人形がいかにもポーランド娘だったんですもの。

店構えはとても可愛いらしく、なかなか凝っていました。写真を撮らなかったのは残念。でもひどい雨だったので、そんな気にはならず……。

レストランは地下にあり、壁の内装も童話チックで可愛らしかったです。
カード払いもできてテーブルにはテーブルクロス。許容範囲以上に高いレストランだったらどうしようかなぁ、と内心、少し心配でしたが、ちょうどよいくらいの値段でした。

注文したのはこのようになります。

Zurek staropolski(「ズーレック」スープ)
8.00ズウォティ(約320円。円安めに1ズウォティ=約40円で換算)
Zuemniaki z gziekiem
= potatoes with cottage cheese mixed with onion, Garlic and cream
12.00ズウォティ(約480円)
Kawa (コーヒー)
6.00ズウォティ(約240円)

メニューには英語が併記されていましたが、ズーレックはすぐに見つかりました。英語を読むまでもありません。

メインディッシュは、ポーランド語で知っている料理名は見つからず、英語の説明を読みました。おっ、ジャガイモ料理を見っけ!
Zueminiakiなる一品は、値段はメインディッシュの中では一番安い方でありながら、シェフのお薦めでもありました。どうやらカッテージチーズに玉ねぎやガーリックやクリームをまぜたものがソースとしてつくジャガイモ料理のようです。カッテージ・チーズは大好き!
となれば、これは注文しないわけにはいかないでしょう。

では写真です。「まぬけなお友達」が久々に登場しています@

まずはスープ「ズーレック」から。

2005_Foods07_Zurek_Poznan

どうでしょ。テーブルクロスにテーブルナプキンに食器も、とても可愛いでしょ。
このあたりから、レストランの内装の可愛らしさが想像つきますかしら。
ふっくらした頬の子どもの天使や、目のぱっちりした童話の挿絵のような少女たちが、花模様と共に描かれていました。

出されたパンは、もしかして追加料金をとられるかもしれない、と思いながらも、ちょっと塩味のきいているズーレックにパンはちょうどよかったので、食べました。
結局、追加料金はとられませんでした。食べておいてトクした@

次はメインディッシュです。

2005_Foods08_Ziemniaki_Poznan

こちらのお皿は真っ白なプレートで、模様に見えるのは、きざんだハーブが散らしてあるものです。

実は、このメインディッシュが来たとき、「んっ?」と、少しヤな予感がしました。
値段が安かったからとはいえ、いや、安さに見合うというべきか、思ったよりシンプル……。要するに、あんまり手がかかってなさそう……。

ふかしたジャガイモの小ぶりなのが2つに、でーんっ!とカッテージチーズ。

ジャガイモは、まあ、美味しかったです。まんま、ジャガイモ。素材の良さを味わったといえばよいですかね。
しかし、これがメインディッシュ!……と思うと、気持ちの上で、もの足らない。多少、値が張っても、肉や魚料理を注文すればよかったかも……。

なにしろ、この日も昼食抜きでしたから。
朝にチェックアウトしたホテルは朝食がつかないところでしたので、駅の屋台でケバブをほおばったっきり、あとは一日、ミネラルウォーターと飴で我慢しました。
その挙句の、一日で唯一まともな料理のメインディシュが、ふかしたジャガイモの小ぶりなのが2つ。うーん。

いや、このメインディシュのメインは、もしかしたらカッテージチーズの方だったのでしょうか。
でも、いくら私がカッテージチーズが好きだからといっても……これは、多すぎ。
ジャガイモと一緒に食べていたときはまだよかったのですが、半分ほどで飽きてしまいました。
細かく刻んだ玉ねぎと、あと何か他に混ざっていて、ふつうのカッテージチーズよりもクリーミィで食べやすかったとはいえ、あとはもう、皿を空けるという半ば義務感から、口に運んでいました。

お腹は満たされたけれど、うーん、なんだかなぁ。

いやはや、選んだレストランは良かったのですが、頼んだメインディシュがちょっと不満だった、ポズナニでの夕食でした@

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:ヴロツワフにて

ヴロツワフでの夕食は、旧市街広場に面したカフェ・レストランでいただきました。

ゴシック様式の市庁舎を筆頭として、復旧が完了したポーランドの都市の旧市街というのは、こんなにも美しいのか、と感動したのがヴロツワフです。
いや、その前に滞在していたクラクフでもちゃんと感動したのですが、あそこは、ポーランド一、観光客を集める古都と知っていたので、どこか当然のように思っていたようです。
ヴロツワフは、クラクフほど街並みの景観に期待していなかったので、よい意味で期待を裏切られて感動したのです。

教会がどこも午後6時には閉まってしまい、あとはショッピングか夕食か、という時間帯。どうせなら、その美しい旧市街広場にテーブルを出すカフェ・レストランの一つで、旧市街に面した家並みや人々の賑わいを眺めながら食事をしたいと思いました。

旧市街広場に面したレストランは、全部が全部、ポーランド料理店ではありませんでした。
また、こういう観光の中心地のレストランは、全体的に値段が高いだろうと思いました。
なので、ちゃんと外に張り出してあるメニューをチェックしてから入ります。

ポーランド料理店であるかどうかは、ズーレック(Zurek)があるかどうかで見分けました。後にだらだらと続くポーランド語がわからなくても、この単語だけおさえていれば、大丈夫!

っていうか、ズーレックのファンになったので、ぜひまた味わってみたいと思いましたので。

メニューは、ヴロツワフの旧市街広場のレストランでは、観光客向けに英語ではなく、ドイツ語を併記しているところが多かったように思います。
ヴロツワフは、近代史においてドイツ領であった歴史が長いので、その名残か……!?
と思いましたが、よっく考えたら、もっと単純な理由、単にドイツの国境に近いので、ドイツ人の客が多いってことでしょうね。

では、写真です。
まずは、「ズーレック」スープ。ポーランド語では、Zurek z jajkiem。
(ポーランド語特有の記号付アルファベットはふつうのアルファベットに変えています。)

さしずめ、jajki……なんとか(語尾のemは、前置詞の前にあるための格変化と思われます。)入りのズーレック、というところでしょう。

メニューにドイツ語では、Saure Mehlsuppeと併記されていました。小麦粉のサワー・スープ。ズーレックは発酵させたライ麦ベースのスープなので、まあ、よいのではないでしょうか。
値段は、7.00ズウォティ。約280円(円安めに1ズウォティ=約40円で換算)。

2005_Foods05_Zurek_Wroclaw

ズーレックなら、きっとハズレはないに違いない、と何の根拠もなく注文しましたが、アタリでした@
ヴロツワフのズーレックは、ポーランド旅行中、クラクフに続き2番目に食べたズーレックですが、ますますズーレックが好きになりました。
それにヴロツワフのズーレックは、ゆで卵やベーコン入りで、具がたっぷりでした@

旅行前にポーランド料理を調べしたとき、ズーレックの中には、ゆで卵入りがあると知って、楽しみにしていたのですが(卵、大好き~なので@)、おお、あるじゃん!って、ささやかな感激。
ゆで卵は沈んでいたので、写真を撮るときに、スプーンですくってみました。
右手でカメラを構え、左手でスプーンを持ったので、手の向きがちょっとへんです。
わざわざ左手を右に寄せず、素直に左からスプーンを差し込めばよかったですねぇ(笑)。

次はメインディッシュの、コトレットです。ポーランド語では、Kotlet schabowy。
値段は、15.00ズウォティ。約600円
副菜を注文しなければならなかったので、Salatka z pomidorowを頼みました。 Tomatensalat、すなわち、トマト・サラダです。
値段は、5.00ズウォティ。約200円。

2005_Foods06_Kotolet_Wroclaw

コトレットのことを、ドイツ語では、Schweinesteakと併記されていました。豚肉のステーキ。うーん。それって、揚げたものってわかるのかな?

ヴィーナーシュニッツェルのポーランド版ということになるでしょう。
チェコでは、リーゼックといいます。
これらの差は、私にはよくわかりませんでした。
地理的・歴史的経緯から、これらの国々に共通の料理があってもおかしくはないです。
すると、オーストリアで食べれば、ヴィーナーシュニッツェル。チェコで食べれば、リーゼック。ポーランドで食べれば、コトレット……?!
名前が変わるだけじゃん!?
たぶん、お国柄、民族柄で、味の志向の差があるんじゃないかと思いますけどね、多少は。
が、日本のカレーとインドのカレーほどの差はなさそう。

ヴィーナーシュニッツェルのことを、オーストリア版カツレツとかトンカツと説明されることがあります。食べてみると、だいぶ違うと思ったけど。

コトレットは、ヴィーナーシュニッツェルよりカツレツに発音が似ています。
でも、味や食感は、カツレツよりヴィーナーシュニッツェルの方によく似ています。
写真のコトレットの見た目は、カツレツに似ていますが、肉もハムのように薄く、揚げ衣も薄く、さっくりとしています。
味がついているので、そのままでいただけます。味が薄ければちょっと塩を足せばよろしい。それからレモンがあれば、最高ですね@
カツレツの場合は、塩とレモンだけでは、私は足らないなぁ。たっぷりとソースをかけたい。
あ、でもそれは、白いご飯のおかずとして食べるからかもしれません。

写真には写っていませんが、飲み物はココアにしました。5ズウォティ(約200円)。
甘いココアで一日の観光疲れを癒したくて@

いくらなんでも、甘いココアとトンカツ、いやいやコトレットはちょっと……と思われるかもしれませんが、ココアはズーレックが来る前に飲み終わらせてしまいました。(空のコップはすぐに下げられたので、写真に写っていないのです。)
実は、観光中、ずっと、ペットボトルのミネラルウォーターを持参して切らさないようにしていましたから(夏でしたからね)、食事中はこっそり(堂々と?)それを飲みました。

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:クラクフのカフェJama Michalika

ポーランドの古都クラクフのフロリアンスカ通り45番にあるJama Michalika(ヤマ・ミハリカ)は、歴史的なカフェで、これ自体が観光名所だそうです。

―――と、行く前に、あちこちから興味ある情報を引っ張った旅行用メモに書き込んでおいたせいでしょうか、それを読み返さなくても頭の隅には残っていたみたいです。
フロリアンスカ通りで、腹を空かせてうろうろとレストランを探して歩いているとき、この店名を見て、どこかで聞いた覚えがある名前だ、と、ピピーンときました。

クラクフに4泊したうち、最後の2日の夕食は、このJama Michalikaでとりました。値段的にもお味も店の雰囲気も当たり!だと思ったので、翌日も続けて入ったんです。

これ自体が観光名所というのも、なるほどうなづけるなぁという店構えに内装でした。
中は、アンティークがたくさん飾られていて、動物の骨の飾りなどもあって、独特の雰囲気がありました。
食事している人も、場所柄、あるいはネームヴリューから、観光客が多かったのでしょう。店内や自分たちの写真を撮っている人がちらほらいましたので、私も、食事の写真を撮るのに、そんなに気恥ずかしい思いをしませんでした@

店内は暗かったので写真を撮りませんでしたが、表の店構えの写真は撮りました。
この店構え自体も、なかなか撮影意欲をそそりましたので。
これです。

2005_Foods02_JamaMichalika

どうでしょう?
この看板あたりなど、特に!(最初にこれに惹かれました@)

2005_foods02_jamamichalikazoom

ちなみにクラクフに4泊したうちの最初の2日の夕食ですが、まず1日目は、プラハ発20:55、クラクフ着22:10のフライトで深夜にクラクフ入りしたので、機内食のサンドイッチが夕食代わり。
2日目は、21時からヴァヴェル城で野外オペラ「トスカ」の観劇を予定していたため、下界(旧市街のことです)でゆっくり食事をとっていて、万が一、間に合わなかったら困るので、ケバブで簡単にすませました。

本当は、ミルクバーに入りたかったのですが、19時でもうすぐ閉店ということだったので、食事ついでに少し休みたかったため、あきらめました。

ところで、ミルクバーって、わかりますか?
ミルクを出すバーではありません。
とても安く食べられる、カフェテリアみたいなセルフサービスのレストランです。
ポーランド語ではBar Muleczny(バル・ムレチニ)といい、ミルク・バーは英語です。

もともとは国の支援を受けて経営されていて、廉価でもっと素朴な(?)食事を提供していたようです。自由経済が導入されてから、多くがつぶれてしまいましたが、一部は、メニューを増やしたり設備をよくしたりして、なんとか生き残ったそうです。

ミルクバーこそ、ポーランドらしいレストランだったんでしょうね。
壁のメニューは全てポーランド語。レジでチケットを買い、それをカウンターに出して、皿によそってもらう方式。外国人観光客の利用を想定していません。

残念ながら、私はポーランドに2週間滞在していたのに、このミルクバーに利用する機会がありませんでした。

まず、閉店時間が早いんです。だいたい19時。
でも、私が観光を終えてレストランを探し始めるのがだいたい19時頃でした。

クラクフのミルクバーも、一度は入ったんです。閉店15分くらい前だったかしら。ゆっくりはできないけれど、急げば食べられる、ってくらいの微妙な時間。
当然、残り物しかなく、それにポーランド語オンリーで注文する度胸もなくて迷っていたら、同じ頃に店に入ってきた人たちに、最後の皿をさっさと持って行かれてしまいました。

話が脱線するとキリがないので、いい加減、このあたりで、食べたものの写真をご紹介しましょう。

1日目のメニューです。

2005_Foods03_zurek_pierogi

全体的に白っぽくて見づらいので、ズームします。

2005_foods03_zurek_pierogizoom

スープが、ズーレック・スタロポルスキ(Zurek staropolski)。伝統的なポーランドのサワー・スープ、と英語のメニューで説明されていました。8ズウォティ(約320円)。
メインディッシュは、ピエロギです。11ズウォティ(約440円)。
ちなみに、飲み物は、ブラックベリー・ジュース。5ズウォティ(約200円)。

円換算は、計算の便宜上と買いレートの低さから円安めに設定して、1ズウォティ=約40円としています。

続いて、2日目のメニューです。
まずは、スープ。クロケット入りのバルシチ。9ズウォティ(約360円)。

2005_Foods04_borszcz

バルシチには、なぜか、コロッケみたいなのがついてきました。
私はてっきり、同時に注文したメインディッシュの「ロシア風ピエロギ」って、揚げ物なのかと思ってしまいました@

メインディッシュの「ロシア風ピエロギ」を加えた写真は、こちらです。9ズウォティ(約360円)。

2005_Foods04_borszcz_pierogi

ちなみに2日目は、デザートに「バルバカン」という名前のお薦めのチョコレート・タルトも食べました。写真は撮っていないですが。7ズウォティ(約240円)。
飲み物は、アイスティー。6ズウォティ(約240円)。

有名なカフェということと、立地のよさのせいか、食べ物の値段に比べると、飲み物が高いですねぇ。

ズーレック、ピエロギ、バルシチ―――どれも典型的なポーランド料理ですが、少し説明を足しましょう。

ズーレックは、発酵したライ麦を使ったスープです。少し酸っぱみがありましたが、味付けは塩の方がきいていると思いました。
ガイドブックやサイトでは、よく、「ポーランド版みそしる」みたいなかんじで「日本人の口に合う」と紹介されていました。

みそしる……いや、それは違うでしょう!
見た目がホワイトシチューみたいな色をしているので、余計にみそしるは連想できません!

でも、「日本人の口に合う」というのは大賛成です。
私もすっかり気に入って、ファンになってしまいました@
寒い国らしく味付けは人によってちょっと濃いめかもしれませんが(これはズーレックに限らず、ポーランド料理全般にいえます)、私は平気でした。そのせいで夜中に喉が渇く、なんてこともなかったし。

ズーレックがすっかり気に入った私。
でも、このJama Michalikaのズーレックは、話に聞いていたのとちょっと違うので、やはり店ごとに違うのだろうと思い、機会があればできるだけズーレックを狙いました。
ズーレックなら、ハズレなし!という根拠のない自信?もありました(笑)。

ズーレックはもともとも具沢山のスープなのですが、Jama Michalikaのズーレックは、ちょっと上品で、具は少なめでした。スープそのものを味わってください、ってかんじ。

でも2日目は、同じ店なので、スープはズーレックでなく、バルシチにしました。
しかし、バルシチって、バルシチって……要するにボルシチですよね、あの有名なロシアの料理の。
全く同じではないと思いますけど。
2000年にロシア旅行をしたときに1度くらいしか食べたなかったのでよく覚えていないですが。

バルシチは、まっかっかなスープでした。
赤いスープというのは知っていたけれど、ワインがスープ皿に入って出てきたのか、とギョッとしてしまいました。
具はほとんどありませんでした。きざんだクロケットが浮いているだけ。
ロシアのボルシチというと、具だくさんって記憶があるんですけどね。ただ、ズーレック同様、この店独特なのかもしれません。
味はちょっと酢っぱみがありましたが、美味しくいただきました@
好みでいえばズーレックの方ですが。

ピエロギは、水餃子みたいなかんじです。英語のガイドブックでは、ラビオリと説明していますね。
餃子と呼ぶには、皮が分厚かったです。具の味がよくわからなかったくらい。

ロシアのペリメニとの差はよくわかりませんでした。そっくりです。
さすが、ロシア料理の影響を受けてます、ポーランド料理。
ちなみに、典型的なポーランド料理という中に、コトレットという、これまたウィーナーシュニッツェルとの違いがよくわからないメニューもあります@
ま、ポーランドは、ロシア、プロイセン(ドイツ)、ハプスブルグ家(オーストリア)の3国に分割されてしまった歴史もあることですし。
そうそう、ポーランドはソーセージも絶品なんだそうです(ホテルの朝食のソーセージは、ふつうに美味しかった、程度でしたけど)。
食文化、まさに歴史を反映していますねっ!

2005年 夏 中欧旅行 食べ物特集:プラハの牛肉グラーシュ

中欧食べ物シリーズ再会です。

シリーズを始めたのは2004年度中欧旅行(ブダペスト・ウィーン・チェコ)の写真からですが、年度新たに今年2005年度も中欧に行ったので、このシリーズを再会することができました。

まずは、再訪したプラハからです。
プラハは4泊し、観光には4日あてることができました。

いつもはゆっくり食事をとるのは夜なのですが、プラハの夜は、マリオネット劇場に行ったり、再びイメージ・シアターのブラックライト・シアター「Black Box」
を観劇したり、去年気になっていたけれど行けなかったクジジークの噴水ショーに行ったり……と、プラハは女一人でも、夜、遊ぶところに困らなかったので、夕食はマクドナルドや立ち食い屋台のホットドッグや、軽食店のピザですませたりしたので、写真を撮るような夕食をとりませんでした。

写真は、プラハ王宮前のフラッチャニ地区からロレッタ教会へ途中でとった昼食のものです。

本当は、私の観光のパターンとしては、昼食は除くか、うんと簡単ですませようと思ったのですが、道路沿いにはレストランがずらずら並んでいて、ひと休みがてら、昼食をとりたい、誘惑に負けました。

観光客が集まる場所なので割高なレストランばかりだろうと思ったのですが、ツーリスト・メニューが180チェコ・コルナと看板があり、悪くないメニューだったので、それに惹かれたせいもあります。
ツーリスト・メニューって、要するに、「今日のおすすめセットメニュー」みたいなものじゃないですか。
ろくに読めないチェコ語のメニューを前に、スープ、メインにつけあわせを一つ一つ注文するのは、昼の日中、ゆっくり悩むのは面倒くさかったんです。
本格的な料理を望む場合にはお薦めできないですが、その名のとおり、観光客には便利なメニューなのです。

メインは、牛肉のグラーシュでした。つけあわせは、クネドリーキ。どちらもチェコの代表料理ですね。

2005_Foods01_gulas

牛肉のグラーシュは、牛肉の煮込み料理、というところです。去年、食べ損ねたのでちょうどよかったです。

こくのあるスープがたっぷりでした。
というか、スープがたっぷりで、牛肉がちょっと少なめでした。ぶつ切りの野菜や牛肉がたっぷり入っているのを期待していたので、その点は拍子抜け。
ツーリストメニューだから、ま、しょーがないかな。

クネードリキは、味がうっすらついているのでそのまま食べられないこともないのですが、スープを絡めて食べるのが美味しいです。少なくとも私の好み@
見た目はふわふわしているのですが、蒸しパンというには少し粘り気がないくらい、食感がしっかりしていて、スープをよく吸います。
たっぷりスープを吸ったクネードリキは、むしろそちらの方がつけあわせでなくメインではないか、ってくらい、食べ応えがありました。

ちなみに、このツーリストメニューは、前菜のスープと牛肉のグラーシュ、それからデザートはスイカ一切れでしたが、一緒に出されたパンを、ペーストをつけて食べたら、その分の料金はしっかりとられてしまいました。
まあ、とられるだろうなぁと思いながら、お腹がすいていたので、手を伸ばしたのです。ペーストも、すっごく美味しかったですし@
(ペーストは、真ん中のオレンジのカップに入っています。)

それから、ここの飲み物として頼んだここのコーヒーはすっごく美味しくて……チェコでは、美味しいコーヒーにはなかなか出会えないものだから、調子づいておかわりしたら、1杯80チェコ・コルナなので、2杯で160チェコ・コルナ。
なんか、コーヒーだけで、メインのメニューと大差ない値段になってしまいました。

で、結局、合計400チェコ・コルナ。
旅先でコルナの換算は、1チェコ・コルナ=約5円で計算してましたから、約2,000円!
この換算率は、計算のしやすさと外貨の買いレートの低さを勘定にいれて、実際より少し円安めに設定しているのですが(1チェコ・コルナ=約4.5円の方が近いです)、それにしても、もともとは180チェコ・コルナ(約900円)+α(飲み物)程度のつもりで入ったというのに……。
やはり、観光ハイライトのど真ん中のレストランは高くつきました。

中欧旅行食べ物特集:食べ物の写真を撮るときは

(このエピソードは、「中欧食べ物特集シリーズ」の再会プロローグとしてちょうどよいので、Niftyのワールドフォーラムに掲載したものから転載しています@)

旅先で食事の写真を撮るときは、かなり気恥ずかしいを思いをしています。
でも、それは自業自得!?———というか、自分でもっと気恥ずかしくしています。

食事の写真を撮ること自体には、だいぶ慣れました。観光客に人気のあるレストランやカフェだと、私に限らず、あるいは日本人に限らず、テーブルについている自分たちの姿をカメラに収めている観光客の姿は少なからず見かけます。彼らはあくまで、自分たちを主体に撮っていますけど。

私の場合は、食事の写真にちょっとおまけをつけるので、そのセッティングの最中、けっこう気恥ずかしいのです。

そのおまけとは、数年前から旅のお供に持参するようになった小さなヒヨコのマスコットです。今年はそれに加え、私が「まぬけなお友達」と呼んでいる、茶色いフェルトの人形も登場させてみました@
(写真をご覧になると、命名に納得しません?)

2005_Foods00_Kebab

この人形、去年、ウィーンの応用工芸美術館のミュージーアムショップで買ったものなのです。
作ろうと思えば、簡単に作れそうですけどね@

この「お友達」も、はじめは、ヒヨコと一緒に、キーホルダーのようにタウンバックのカバンにくくりつけていたのですが、この子はもともと自動車のウィンドウに吊り下げるもののようで、カバンにくくりつけていたら、フェルト地が摩擦で表面がチリチリになりかけてしまいました。旅行中にぼろぼろにしてしまうのはイヤなので、カバンに吊り下げるのは諦めて、ビニール袋に入れて、タウンバックのポケットの中にしまいました。

でも、せっかく持参したのに、カバンにしまったままなんて、つまらない!
それで、食事の写真に登場です。

食事がテーブルに届けられると、すぐには口をつけず、まず、写真を撮るためにテーブルセッティングをいじります。この段階ですでに気恥ずかしいのですが、「旅は恥のかき捨て」と言わんばかりに、無視です、無視!
なんとなぁく視線を感じるときも、「自意識過剰だ!」と思うことにしています。
テーブルセッティングが終わったら、ヒヨコをカバンから外して皿のそばに置き、そしてカバンから「まぬけなお友達」を取り出して並べます。
この段階が、気恥ずかしさのクライマックスです。
いや、やっぱりカメラを取し出して構えたときが、クライマックスかな。

よい写真を撮りたいと思ったら、ひと目を気にしていては、やれません。
現地の人にとって少々理解に苦しむケbタイなこと(!?)をするのは、観光客だから、外国人だから、と思ってもらおう、と開き直るしかありません。

もっとも、今回のポーランド旅行では、2度ほど、いざ写真をとろうとカメラを取り出したときに、ウェイトレスさんと目がバッチリ合ってしまいました。
彼女らは、単に、皿を下げるタイミングを観察していただけだと思いますが……気恥ずかしくて、「へへへ」と笑った私に合わせるように、微笑むなり、笑うなりしてウケてくれました。

写真は、ヒヨコと「まぬけなお友達」を披露したくて載せました。
持参のカメラではなく、予備の使い捨てカメラで撮ったせいか、肝心の皿の中身は、うまく写ってないですが……ケバブです。ポーランド旅行では、気軽にすばやく食べられる軽食として強い味方でした。
ゆっくりレストランで食事をとる時間がないときや、朝食代の含まれないホテルを利用したときの朝食として、時々、食べました。4〜5回は食べたかな。
もともとケバブは好きなので、マクドナルドやケンタッキーを利用するよりはずっといい@
ポーランドでは、ケバブ屋さん、人が集まるところでは、頻繁に見かけましたね。立ち食いのところもあれば、店内に食べるスペースがあるところもありました。

ちなみに写真の小皿の中身は、マヨネーズです。私にとって、ケバブにマヨネーズをかけるなんて、新鮮でした。
一度、辛口ソースをかけてもらったことがあるのですが、辛口が好きだと思っていた私でも、味覚がなくなるくらいに辛くてたまらず、懲りました。
店によるかもしれませんが、ほどほどの辛さ、という中間の感覚がないかもしれないと警戒し、ポーランドではそれ以来、ケバブを注文するとき、辛口ソースは避けました。
というわけで、ワルシャワのエルサレム大通りのこのトルコ料理の店では、辛口でないソースを、と注文したら、マヨネーズでした。
でも、とても口に合いました@

そうそう、それからこの店では、サービスでミントティーのようなものが出ましたよ。左端のガラスのコップがそうです。
海外では日本のように、食事を注文しても水の一杯も出ないのが普通と思っていましたので、嬉しかったです@

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