旅先の動物シリーズ

動物シリーズその15──シェーンブルンのカルガモ親子

このブログ、現在1番最近の旅行である2005年の夏のプラハとポーランド旅行から、シリーズにあてはまる写真を続編として続け、その後で今度は写真による旅行記を……と思っているのですが、のろのろしているうちに、あっという間に、2005年も終わりが近づいてきてしまいました。

街頭で「年賀状の印刷、承ります」といった掲示やチラシを見かけて初めて、「えっ! もうそんな時期!?」と驚かされる、ここ数年。
世界はインターネットやメールの普及をはじめとするハイテク化で、日々スピードアップしていますが、時の流れも同じくらい、どんどん早まる気がするのは……なんだか矛盾する気がしませんか?

ああ、いや、忙しいときほど時の流れは速く感じるものなので、矛盾していないのかな。
風邪もひいて、何日か寝込んでしましたし。

ま、言い訳めいた前置きは、このへんにしておきましょう@

タイトルの「シェーンブルン」とは……おわかりでしょうか。そうです、かの有名な、ウィーンにあるハプスブルグ家のシェーンブルン宮殿のことです。

女帝マリア・テレジアが好んだという、テレジアン・イエローに彩られたバロック宮殿ですね。
そのイエロー、実は、初めて見たときは、ずいぶん中途半端なイエローだなぁと思いましたっけ。私は女帝と好みが違ったようで。
当時の私は、透き通るような、まさしくレモンを連想するレモン・イエローが好きだったのですので。テレジアン・イエローは、ややオレンジがかったイエローです。

当時、というのは初めてウィーンに行ったとき1991年の秋のことですが、2003年のオーストリア旅行では、ウィーンは実に12年ぶりの再訪となりました。
(ちなみに、1991年にオーストリアで行ったのは、ウィーンだけです。)

前回は、シェーンブルンについては、参加した現地ツアーで宮殿の外観をちょこっと拝見しただけでした(シェーンブルンがトイレ休憩でした@)。
なので、今回は、自力で行き、少なくとも半日は時間を割いて、宮殿の中も庭園も含め、じっくり見学することにしました。

庭園自体は開館時間中であれば無料で入れますが、宮殿内部を見学するのにはチケットを買わなくてはなりません。
宮殿の見学コースには、インペリアル・ツアーとグランド・ツアーの二種類がありました。前者は宮殿の片翼だけ、後者は公開されいる部屋は両翼とも全部を見られるコースです。
ついでにそれらのチケットは、動物園と植物園を除く、庭園内のいくつかの有料ポイントの入場料も含まれていました。グロリエッタとか、迷宮とか、後述するクロンプリンツ公園です。

当然、私は、グランド・ツアーの方に参加し、公開されている部屋を全部見学してきました。

でも、今回は動物シリーズなので、宮殿見学や庭園散策の感想は、いずれ機会があったらご紹介することにしましょう@

ここでは、まさかカルガモの親子が宮殿の中にいたわけではないので、シェーンブルンとは庭園を含む全体を指しています。

カルガモは、シェーンブルンの中でも区切られていた小庭園の一つ、クロンプリンツ(皇太子)庭園にいました。

芝や植木の間をトコトコと散歩中でした。

近くに自然の池も人造の池や貯水池があるわけでもないのに、なぜここに?と思いましたが、ヒナたちが、親の後を一生懸命ついていく様が愛らしかったので、つい、追いかけて(でも、脅かさないように@)、写真を撮ってしまいました。

2003_WienShoenbrun_Ducks

ヒナの愛らしさがいまひとつわかりにくいので、ズームします。

2003_WienShoenbrun_Ducks_zoom

もう一枚撮りました。

2003_WienShoenbrun_Ducks2

こちらは、親ドリは、すくっ、と首を伸ばした良い姿勢でなかなかよいアングルで撮れたと思うのですが、ヒナたちが固まってるので、ちょっとモコモコッとしていてわかりにくいですね。
でもズームすると、わかりやすいかな。

2003_WienShoenbrun_Ducks2__zoom

可愛いな。うふふ。

このヒナたちの可愛らしさを一層高めているのは、親はヒナのことなど考えずに好き勝手にうろうろ動いているように見える一方で、ヒナたちは何も考えず必死に後を追っかけている、その健気さですね。

ちなみに、クロンプリンツ庭園ですが、これはシェーンブルン宮殿を正面から見て左翼側にあります。
チケットに含まれていなかったら、たぶん、わざわざ入らなかったでしょうね。外からだとどんな庭園かわからないですし、グロリエッタの方までずっと庭園を散歩した後で疲れていて、もうそろそろ別のところを観光しようかなぁと思っていたときでしたので。

チケット代に含まれているので、ついでに寄ったわけですが、でも、行けば行ったで、花壇で描かれた模様が美しい、いかにもバロック庭園らしい庭園の散歩と写真撮影が楽しめました。

その全体像はこんなかんじです。バロックらしい模様をできるだけ収めようとがんばってみました。

2003_KronprinzGarden

さきほどのカモの親子が散歩していたのは、この整然としたバロック・バロックな花壇ではなく、建物のすぐそばの敷地です。さきほどの写真ではちょろっと見えてるだけですが、ズームした次の写真の白い囲いの中です。

2003_KronprinzGarden_zoom

庭園の写真を載せたので、動物シリーズではないですが、ついでにもう1枚。

このカルガモの親子の頭上では、このような楽園!?の世界が広がっておりました。

2003_KronprinzGarden_Lemon

これ、ホントは、レモンが撮りたかったんです。
って、写真を見れば、一目瞭然ですね@

このレモンの植木は、2枚目のカルガモたちの写真の端に、ちらっと見えています。

レモンが木になっている様子は日本ではほとんど見られないので、どうしても目が引かれてしまいます。
それに、いつもスーパーでパックになっているのばかり見る果物が、こうして木にぶら下がっている姿って、やっぱりワクワクしますね。身近に目にする機会がほとんどないだけに、余計。

しかも、それが、いずれ出荷するための畑にできているのではなく、そういった実用性を度外視し、こうして庭園を飾る木として置かれているのですから。とても贅沢ですね@

動物シリーズはひとまずこれで終わりです。
次回からは、旅先のショーウィンドウ特集の続きにいきたいと思います。

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動物シリーズその14──ワジェンキ(ワルシャワ)のクジャク

ワルシャワの観光ハイライトにワジェンキ公園があります。ヨーロッパでもっとも美しい公園の一つといわれるそうです。
見所もたくさんです。できれば半日くらいゆっくり過ごしたいところでしょう。
実はちゃんと半日ゆっくり過ごした私@

でもそんなに時間をとらずに駆け足で、でも特にひと目でだけでも、と観光客が訪れるハイライトは、ショパンの像と、水上宮殿と呼ばれるワジェンキ宮殿でしょう。

ショパンの像は、ワルシャワ……というより、ポーランドの有名人といえば世界中に知れている筆頭です。次にキュリー夫人かな。
特に日本人は、私もですけど、ショパン好きが多いですから、なにかとショパンはワルシャワ、あるいはポーランド観光では縁があると思います。
だから、どうせならワジェンキの有名なショパン像をひと目見よう、ということになるのでしょう。
ま、私もそうでしたから@

ワジェンキ公園のショパン像が有名なのは、もしかしたら、そこで、7、8月であれば毎週日曜日の正午12時と夕方16時に、ピアノ・コンサートがタダで聴ける、という太っ腹なイベントがあるせいもあるかもしれません。
あいにく私は、日曜日にワルシャワに居合わせることができませんでしたが。

それから、水上宮殿!
これはねーっ、ワルシャワの観光情報をかきあつめていると、少なからず写真を見る機会がありますが、見たら、やはりぜひ、ひと目でもいいから自分の目で見て、自分のカメラで写真を撮りたいと思ってしまいますよ。

これです。

2005_Warszawa_LazienkiPalace

この宮殿、どうせワジェンキ公園に行くなら、外から見るだけでなく、できれば中も見学したいと思いました。

ただし、私が旅行前に調べて集めた情報メモでは「現在は国立博物館の分室で、17、8世紀の美術品を展示」とありました。「当時の王宮の生活を知る展示もある」とも。

なので、一部は往時の姿に復元され、残りは完全に復元されていない無味乾燥な部屋にバロック芸術時代の絵画や室内装飾品などが展示されているのかなぁと推測しました。
なにしろポーランドといえば、第二次世界大戦で西からナチス・ドイツ、東からロシア軍に痛めつけられて、国土も相当なダメージを被っていますから、かつてはすばらしい宮殿であっても、復旧されていないことは充分考えられました。

ま、それでも水上宮殿の外観を見に行くのなら、ついでに中を見学するのもいいかもしれない、と思って行きました。

そうしたら、とんでもないっ!
脱いでもすごいんです、じゃなくて、入ってもすごいんです、ってかんじでした。
私のミーハー気分を満足させてくれる、すんばらしい内装が再現されていました。有料でも、入って良かったと思います@

というわけで、このへんでいい加減に本題の、クジャクの話に移りましょう。

ワジェンキ公園は、公園に入るだけであれば無料なので、ワルシャワ市民の憩いの場となっています。我ら観光客も半日や一日、ゆっくり公園を散歩するのもよいでしょう。

どんな公園かというと、水上宮殿ほか、あちこちにパビリオンやオランジュリーがあって、ときどき放し飼いのクジャクやリスを目にすることができるそうです。
リスが放し飼いにされている公園はよくある気がしますが、クジャクは少し珍しいかもしれません。
いずれにせよ、それだけ広大な公園、あるいは、そういう都会の中のプチ田舎、みたいな雰囲気がある程度、味わえる公園ということでしょう。

広大であることは間違いありません。車で廻った方がいい、とどこかのサイトに書かれていたくらいです。
市バスの停留所も、公園の一辺に沿った大通りに3つくらいありました。
その中で、ガイドブックに書いてあるようにショパン像の最寄りのバス停で降りると、そこから水上宮殿もそれほど遠くありません。

リスは、いました。
リスってすばっしこくて、目にも止まらない早さで木の幹を登って姿を消す、ってイメージが私にありますが(事実、そうだったので)、ワジェンキ公園のリスは、その記憶と比較すると、すばっしこいことはすばっしこいけれど、目には止まる早さで走っていました@
これなら写真に撮れるかもしれない、と一瞬思いましたが……失敗する確率が高いのでやめました。

というより。

ワジェンキ公園では写真を撮りたいスポットが思いのほか、たくさんあったのですが、最後のフィルムの残りがほとんどなくて、我慢してしまったんですよー。
予備のインスタントカメラはありましたが、訪れたのが最終日で出国する日の午前でしたので、たぶん、全部撮り切ってしまえないと思ったので、封を切る気になれませんでした。
結局、ワジェンキ公園の次に訪れたポーランド軍事博物館で封を切ってしまうのですが。
そうとわかっていれば、ワジェンキ公園で封を切ったろうになぁ。
(それ以前に、さっさとデジカメに移行してれば……ですかねぇ。)

でも、クジャクを見かけたとき……リスのときはそれほど思わなかったのですが、クジャクのときは、「ああ! ガイドブックに書かれてあったとおりだ!」と、なんだか嬉しくなってしまいました。
それで、フィルムの残りが少なくても、撮ってしまいました。

リスと違って、芝生の上をとことこ優雅に歩いていらっしゃいました。
人に慣れているので、出くわしたくらいでは慌てて逃げませんが、近づくとやはり逃げるので(1羽目には逃げられましたが、深追いはしませんでした。)、驚かせないようにそっと背後から近づいて撮りました。

できれば羽根を広げたところを撮りたかったのですが、広げないうちに逃げられそうだったので、そのままで写真を撮られせいただきました。1枚だけね。
これです。

2005_animal_03_peacock

ズームします。

2005_animal_03_peacock_zoom

もう一枚おまけ。

2005_animal_03_peacock_zoom2

頭を上げて、まっすぐ我が道を行く、というかんじですね@

私はクジャクの生態に詳しくありませんが、羽根を広げるのは、たぶん求愛とか他のオスに対する示威行為じゃなかったかったかしら。
だから、近くにメスがいないと(かつ発情期ではないと)羽根を広げてくれないんだろうなぁと思っていたら、メスは近くにいっぱいいました。
同じような体つきをしていて、全身ほとんど茶色一色なので、メスだとすぐにわかりました。
オスは一羽でいることが多いようですが、メスは群れてる、と言えるくらいたくさんいました。
もっとも、残り限られたフィルム数でどうせ写真を撮るのなら、やっぱり見栄えのよいオスの方がいいですからねぇ、メスの写真は遠慮させていただきました@

以上で、2005年のチェコとポーランド旅行の写真から拾える動物シリーズは、おしまいです。
ただ、過去の写真をひっくりかえしていたら、まだアップしていない動物の写真がありましたので、次回も引き続き、動物シリーズといきたいと思います。

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動物シリーズその13──ワルシャワのウシ

去年の2004年にプラハで見かけたカウ・パレード。プラハの町中を奇抜なウシの像で埋めた愉快なイベントが、なんと今年はワルシャワで遭遇しました@

旅先の動物シリーズ、2005年夏のプラハとポーランド旅からの第二弾は、「ワルシャワのウシ」を紹介したいと思います。
ただし、生もののウシではありません。このシリーズの10回目でご紹介した「プラハのウシ」のワルシャワ・バージョンということになります。

「カウ・パレード」を簡単に説明すると、去年調べたときに見つけた英語のサイトによると、スイスから発して世界のあちこちの都市で展開されている、企業とアーティストのコラボレーションによるチャリティ・イベントのようです。

ちなみに、今回、再訪したプラハでは、カウ・パレートはすでに引き上げておりました。

代わりに、というわけではありませんが、今回はプラハでは、ヴァーツラフ広場の現代彫刻を少し多めに撮りました。去年もヴァーツラフ広場で同じように現代彫刻の野外展示があったのですが、作品が入れ替わっていました。去年は、ああ、あるな、と思った程度ですが、今年は興味を引くものがたくさんありました。いずれ、ご紹介したいと思います。

カウ・パレードが同じ都市で2度行われるかどうかは知りませんが、少なくともこのようなイベントはワルシャワでは今年初めて、と現地で参加したツアー(ショパン・コンサート)のガイドが話していました。

ワルシャワのウシは、プラハのウシに比べると、だいぶおとなしい印象を受けました。マイルドです。
プラハでは、たとえば次の写真のようにウシの形態までいじくったのをちらほら見かけましたが、ワルシャワでは、あくまでウシの形のまま……ああ、私が見かけた限り、一点だけ、まあ、多少アレンジしたものがありましたっけ。

蝶のような羽根をもったプラハのウシ。鼻先から触手まで出ています@
なかなか派手な一頭でした。

2004_praha_cow4_zoomJPG

一方、ワルシャワのウシは……。

2005_animal_02_Cow1

これは、子供のラクガキのようなイラストが可愛くて撮りました。

下の台座のところにプレートがあり、おそらく作品名とアーティスト名じゃないかなぁと思った部分を、書き写して来ました。残念ながらポーランド語なので、わからないんですけど。

Nazwa Kowy:Maslanka Wesola
(最初の「s」はアクセントのついた文字、最後の「l」は「w」と発音させるポーランド独自の文字)
Artysta:Kora Jackowska

後者は、「アルティスタ」と発音するのでしょう。だからきっとアーティスト名。
コーラ・ヤコフスカさん、かなっ?
たぶん、名字らしき「Jackowska」が語尾が「a」なので女性形って気がするので女性だとおもうのですが。
(ロシア語などスラブ系の名前は、名字が男性・女性で形が違ったと思います。)

さきほどのウシはどこで撮ったか、よく覚えていないのですが、次のウシは、どこで撮ったか、覚えています。
ワルシャワ観光をするために4往復はした途上にありましたから。

具体的には、イェロゾリムスキェ通りと新世界通りの交差点のところにあったショッピングセンターのような建物の前の空間にありました。

2005_animal_02_Cow2

おじさんが、見てまーす。
街中なのでどうしても人が切れないため、周辺部分は少しトリミングした写真なのですが、おじさんは残してみました@

このウシも、色彩的にはマイルドですよね。
乳牛、というイメージから、そんなにかけ離れている気が、私はしないんですが……。

イラストは、ミルクは関係なくて、文房具です。ちょっとシックで、私好みです。
凹凸のあるウシの背中からお尻にかけて、ノートや本やDVDなどがカラフルに描かれていますね。

これも、台座のプレートに書かれていた、おそらく作品名とアーティスト名と思われるポーランド語を書き写して参りました。

Nazwa Krowy:Pelna Kultura
(最初の「l」は「w」と発音させるポーランド独自の文字)
Artysta:Ula Pagowska
(真ん中の「a」は、アンと発音される尻尾付の文字)

Kulturaはカルチャーだと思うんですけどねぇ。
アーティスト名は、ウーラ・パンゴウスカさん、かなっ?
これも名字の語尾から判断すると、たぶん、女性です。

次のウシは、形態もちょっとアレンジしています。でも最初に紹介したプラハのウシよりは、やっぱりおとなしいアレンジに感じるのですが、いかがでしょう。

2005_animal_02_Cow3

これはもちろん、座れます。
ときどき、座って休んでいる人を見かけました。

このウシも、4往復はしたイェロゾリムスキェ通り沿いにあったため、場所を覚えています。
というか、目をつけていたショップの前にあったので、余計に覚えています。
Smykという子ども用品専門店です。日本式に数えて4階はある建物で、ぬいぐるみやゲームやおもちゃの他に、洋服だの乳母車だの、ひととおりありました。

これも色彩的にとてもマイルドですよね。
デザインは、流行のIT用品……!
という印象を、あまりうけません。

イスの背もたれに書かれているポーランド語も、意味がわからない~。
オーソドックスに、「どうぞ、お座りください」とでも書いてあるのかな。
写真ではわかりにくいと思いますが、こう書かれてあります。

Warto Wracac do domuu

うーん、「どうぞ、お座りください」と書かれている気がしません。

このウシも、足元のプレートに書かれた情報を書き写そうと思ったのですが、Nazwa Krowyのところは薄くなってしまって読めませんでした。
仕方がないのでアーティストだけ書き写しました。

Artysta:Lukasz Krzyanowski
(最初の「L」は「w」と発音させるポーランド独自の文字)

たぶん、ウーカス・クリアノフスキさん、だと思うのですが……。
名字の語尾から判断して、男性。
Lを素直に読めれば、ルーカス。
その方が名前としてなじみがあるんですけど。

余談ですが、括弧書きで何度か書きましたが、ポーランド語には、「L/l(エル)」のたて棒の中心に、右手斜め上から左手斜め下に向かってスラッシュをいれた特殊な文字があります。
「L/l(エル)」にそっくりなので紛らわしいですが、発音はwなのです。

これを知らないと、アルファベットから連想される発音が、まったく違うものになります。
ポーランド語のやっかいなところであり、面白いところでもあります。

たとえば、ポーランドの通貨の単位。
「黄金」や「お金」という意味のポーランド語がそのまま使われており、スペルは「Zloty」。
そこから来た通貨単位としての省略記号は、「zl」。
ただし、このスペルに含まれる「l(エル)」は、「w」と読ませる特殊文字です。
なので、ポーランド語に近いカタカナ表記は「ズウォティ」のはずですが、よくこれが「ズロチ」と表記されるのを見かけます。
私は最初、単にこれは、たとえば「ヴァイオリン」を「バイオリン」と書くこともあるように、「ウォ」が「ロ」になまっているのかと思いました。

でも、たぶん、これは、この通貨単位に使われている「l(エル)」が、「w」と読ませる特殊文字だと知れ渡っていないので通用してしまった書き方なのでしょうねぇ、きっと。

それを言うなら、人名ですが、ゲーテもドストエフスキーも、ほんとは発音はこれとかなり違うんですよね。それでももう日本では通用していて、いまさら、「ギョーテ」とか「ダスタイエフスキー」などと言ってもしょうがないから、「ズウォティ」が、銀行の換算表からして「ズロチ」でも、いいのかなっ。

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動物シリーズその12──プラハのカレル庭園のフクロウ

今度は「旅先の動物シリーズ」再開です。2005年のプラハ・ポーランド旅行からの写真をご紹介したいと思います!

……といっても、3回分くらいしかありません。

なにしろ、動物の写真は難しいですからねぇ。それに、旅先で、おっ、これは!と思う動物を見かけるのって、そう機会はないじゃないですか。

だってね、たとえばネコ好きならともかく、日本で見かけるネコも、ポーランドで見かけるネコも(うーん、見かけたかな?)、マルタで見かけるネコも(マルタには結構いましたねぇ)、トルコで見かけるネコも(旅の同行の妹がこれで始めてネコ・アレルギーにかかったのでよく覚えています)、ネコはネコ。写真に撮ったら、どこで撮ったというのはあんまり関係ないですからねぇ。そのネコが魅力的か、そうでないか、が肝心でしょ?

あるいは、本当にネコ好き、動物好きの方にとっては、異国の地で見つける動物は、同じ動物でも日本で見かけるやつとの違いがわかるのかな。
それにネコでもイヌでも、たくさん種類がいるから、国によって人気の種が違ったりして、それはそれでなかなか興味深いかもしれませんね。

あいにく、動物の写真を撮るのは、ふつーに建物や景色と同じく、そのときに好奇心にかられたためにカメラを向けるだけにすぎない私は、ふつーに、特にウンチクを交えることなく(交えたくても、ないですけど(笑))、こういう写真を撮ってきました~っ、と単純にご紹介いたします@

2005年の動物の写真の第一弾は、プラハのカレル庭園のフクロウです。

カレル庭園は、プラハの王宮の北に、谷を挟んで王宮の敷地とほぼ平行して横たわっています。この庭園のハイライトは、ヴェルヴェデーレ宮でしょう。

カレル庭園は、去年の2004年度に行きそびれて、次回はぜひ、と思っていて、今年2005年のプラハ再訪で念願を果たすことのできた1つです。もっとも、その次回リベンジ・リストのトップの方ではなかったですけど@
(トップの方にあったのは、ロレッタ教会とかストラホフ修道院とか、国立博物館の再訪とか、でした@)

そのカレル庭園の中で気に入ったものは、ハイライトと思っていたヴェルヴェデーレ宮はそれほどではなくて、別のものでした。

その別のものの一つが、カレル庭園で飼われているフクロウといってもよいでしょう。
ちなみに、カレル庭園の入口に、「フクロウがいます!」とか書かれた手書きの看板(英語併記)が、観光客の目を引くように立ててありました。

まあ、フクロウはそんなに珍しいというわけではないので(日常ではお目にかかれませんが、動物園に行けばたいていいますよね)、フクロウを見るためだけにカレル庭園に行く必要はありませんし、私自身もそれほど気にかけていませんでした。
でも、カレル庭園に行ったなら、このフクロウたちを見るのも一興です@
庭園の中でも王宮を見上げることができる一番谷に近い小道を歩けば、フクロウたちに出会えます(2005年7月現在の情報)。

フクロウたちは、鎖でつながれてはいましたが、檻や柵ごしでなく、直接、見ることができました。ちょうど水皿をたらい代わりに、飼育係さんにホースで水浴びをさせてもらっているところでした。
いやぁ、暑かったですもん。フクロウたちは気持ちよさそうに水を浴びていましたよ@

私はフクロウに詳しくないので、フクロウの種類を言えないのですが、その中で、ハンドボールくらいの小さなフクロウがいました。羽根が生えそろっているので、幼鳥ではなく、成鳥だと思いますが、これがとても可愛かったです!

。。。と、前振りが長くて期待させて申し訳ないですが、実は写真の出来は、あんまりよくありませんでした。その可愛らしさがほとんどわからないと思います。

水浴びしていましたから、ふるふる動いていたんで、うまくシャッターチャンスをねらったつもりが、全然ダメでした。

2005_animal_01_owl

写真が現像からあがってきたとき、ショックでした。
顔が、写ってな~~いっ!

いや、よく見るとあるのですが……。

2005_animal_01_owl_zoom

本当に、可愛かったんですよ、可愛かったんですよ、この白いフクロウ。
ほかのフクロウは、ああ、フクロウだなぁというかんじで、特に写真を撮ろうと思わなかったのですが、このフクロウは可愛かった!

大きさを対比させるために、ほかに何かあればよかったんですが、ハンドボールくらいのぬいぐるみのようなサイズと想像してください。
この緑の皿も、ペットのえさ皿のような大きさだったのですが、この白いフクロウちゃんには余ってますよね@

動物の写真を撮るのは難しいです。

これがデジカメだったら、その場で確認して、失敗したと思ったらデータを消して、また撮りなおすことができたんですよね。
さっさとデジカメ、買えよ、私!
って、意外に、年に1度の海外旅行以外、あんまり使う機会がないものですから、つい……。
(AB型の面倒くさがり屋な面が、私はマシン関係で出ます。。)

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動物シリーズその11 (追伸)──プスタのホースショー

とんびさんにいただいたコメントで、ハンガリーのプスタの牛が話題にあがり、思い出しました、私。今年の夏の中欧旅行で、ちゃんと生身の動物の写真を撮っていたことを。
しかも、1枚や2枚じゃなくて、5~6枚は撮ってますね、プスタ(大平原)での名物ともいうべき、ハンガリアン・カワボーイたちによるホースショーのときだったものですから。

不思議です、なぜ忘れていたんでしょう。
ホースショーに出演した動物たちだって、生身の動物なのです。
どうしても生身の動物の写真がそろわないなぁと思って、ベルリンのくまやプラハの牛といった、生身でない動物の写真で間に合わせたのに、ショーに出演してるからといって、生身の動物たちから外してしまうとは!

というわけで動物シリーズ追伸です。
ブダペストから参加したプスタ(大平原)ツアーで撮影しました。
ハンガリーは今回の旅行では、ブダペストを捨てがたくてちょっと追加したという程度だったのですが、大平原はぜひとも見てみたかったのです。

ハンガリアン・カワボーイたちは、「カワボーイ」という言葉からイメージされるのとは、だいぶ違います。写真を見れば一目瞭然だと思いますけどね。

ホースショーは、サーカスのような観客を驚かすためのショーではなく、ハンガリアン・カワボーイたちが日常生活で使っている技術や、調教の結果を披露するものなので、派手ではありません。また、それを知らなければ価値がわかりません。

ツアーだったので、ショーの間、ガイドが脇で簡単に解説をしてくれました。
解説の放送が流れてはいたのですが、残念ながらハンガリー語のみでしたので、ガイドが説明をしてくれて助かりました。

犬のように「おすわり」をする馬たち。

2004_horse_show1.JPG

馬について詳しい方にとっては常識だと思いますが、馬にとってこの姿勢はとてもつらいのだそうです。
こうやってじっと我慢しているのは、訓練の成果だそうです。

次の姿勢も、訓練の成果だそうです。

2004_horse_show2.JPG

死んでいるのでも、虐待しているのでもありません@

ちなみにハンガリアン・カワボーイたちが振り回しているムチは、まるでピストルのような鋭い音がします。よく見ると、ピストルみたいなのが手元についています。
ズームアップ!

2004_horse_show2zoom.JPG

動物にとって、大きな音は脅威のまとです。
それに動じないように調教するのも、とても大変なのだそうです。

ハンガリアン・カワボーイ風の馬の操り方。

2004_horse_show3zoom.JPG

手持ちの写真でははっきりしないので、ズームアップしたものを載せました。

こんな風に、疾走する馬の上に乗って、複数の馬を同時に操るのは、とても高度な技術なのだそうです。
馬の足並みを揃えるのも大変だろうと思います。
でもこの技術、この乗り方にあこがれてカワボーイになる若者もいるそうですよ。
これが上手にできる人は、カワボーイ仲間の中でも花形なのですね。

プスタのウシたち。

2004_horse_show_cows.JPG

他に、白いポニーやロバも登場。また、カワボーイたちの速駆けもあれば、スカーフを持ったものをみんなで追いかける遊びや、イスとりゲームならぬ丸太とりゲームなども披露してもらいました。

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動物シリーズその10──プラハのウシ

動物シリーズも最後になりました。今年の中欧旅行からの写真で締めたいと思います。

今回も、生身でない動物の写真であしからず。

生身の動物の写真も撮りはしたんです。ブダペストからプスタ(大平原)ツアーに参加した先で、手のひらサイズくらいのちっちゃな子猫を見かけました。

可愛くて、カメラをもって追っかけて撮ったのですが(さすがに子猫の行動範囲だと、追っかけていくのはちょろい)、眼が、赤眼ならぬ青眼に光ってしまったり、木の股でじゃれているところは、なんか形がネコに見えないという、自分でも納得のいかない写真になってしまいました。
というわけで、ここに掲載するのはあきらめました。

代わりに、最後の旅程プラハで最初に撮りまくった写真です。
2001年度の9月のベルリンのように、今回の夏のプラハでは、街中にカラフルなペイントの牛があふれていました。

最初の3枚は、ムステーク駅から共和国広場へ伸びるナ・プジコピェ通りで撮りました。

2004praha_cow1.JPG

ちょっと唇がア・ク・趣味!?
周りの水色は空で、白いのは雲です。

2004praha_cow2.JPG

興奮して真っ赤になったウシ!? (冗談です@)

体についている紋章部分をズームアップしてみましょう!

2004praha_cow2zoom.JPG

どこかの貴族様の紋章かと思ったら!

次は、2ついっぺんに入ったので、ちょっとおトク!?

2004praha_cow3.JPG

手前のウシは、カワボーイみたいで(!?) 、なかなかかっこよいですよね。

次は、旧市街広場で。

2004praha_cow4.JPG

蝶々と合体したウシ。「デビルマン」のデーモンの世界!?
なんちゃって。

それにしても、ベルリンのクマはわかります。クマはベルリンのシンボルらしく、別にあの陶製のクマを見かけなかった翌年の2002年でも、ギフトショップには、クマの可愛らしいマスコットが売られていました。体のどこかしらにBerlinという文字を身につけて。

しかし、今回のウシはなんなんでしょうね。プラハのシンボルってウシ?
うーん、そんなの、聞いたことがない。

と思って、ネットで検索してみましたら、ありました。
どうやら、Cow Parade というチャリティー系のアートイベントで、開催されていたのはプラハに限らずだったようです。

ということは、プラハとウシは関係なかったのですね。
この組み合わせ、意外性があって面白いと思ったのに、残念。

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動物シリーズその9──ベルリンのくま

動物シリーズ、生身の動物ではありませんが、面白いので撮った写真を披露します。

2001年の9月のベルリンで撮りました。

街角のあちこちに、なぜか陶製のカラフルなくまが、たくさんありました。

おかげで、ベルリンの街並みは、特に写真を撮らないかも、と思っていたのですが、ついつい面白いのに出会うたびに、いちいちシャッターを切ってしまいました。

そのうちの2枚を紹介しましょう。

2001berlinbare1.JPG

ちょっと分かりにくいですが、クマの全身に描かれているのは、モネの有名な「睡蓮」です。

次は後足で立ちポーズ。全身にはベルリンの街並みのイラストが描かれていました。

2001berlinbare2.JPG

なんなんでしょうね、これらのクマたち。

確かにクマは、ベルリンのシンボルです。
一説には、ベルリンの語源がベーア、つまりクマからきているからだとか。

実はこのときにベルリンを訪れたのは、約12年ぶりでした。前回かつ初めてベルリンを訪れたのは、1989年の春、ベルリンの壁が崩壊する半年くらい前でした。

なので、ベルリンの町全体、特に当時の東ベルリン地区の変わりようにはびっくりしました。

ちょうどこのときは、何かの見本市にぶつかって、ホテルは値段が軒並み何倍にも跳ね上がった上に、予約がいっぱいでとれませんでした。

仕方がないので、ユースホステルを使いましたが、それも当初の希望の4泊はとれず、2泊だけしてやむ得ず、次の訪問地のポツダムに宿を移しました。

実際にベルリンに町に訪れてみたら、見本市のほかにも、中国フェアみたいなのもやっていました。そちらはクマとはあんまり関係ないでしょうけど。

なので、はじめ、これらのクマたちは、東西統一した新生ベルリンの、新しい町の景観づくりの一環なのかと勘違いしてしまいました。まあ、違うだろうなぁというのはすぐに気付きましたが。

実際、翌年の9月にまたベルリンを訪れたときには、これらのクマはすべて、とっくに撤去されていました。残念!

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動物シリーズその8──バイエルンの牛とおまけのぬいぐるみ

動物シリーズもついに、生身の動物の写真は、2001年秋のドイツ旅行で撮ったバイエルンの牛で、ネタ切れになってしまいました。

1995年度の旅行までさかのぼったので、なんとかシリーズ化できたわけなのです。
やはり動物の写真を撮るのは難しいです。
あと、旅先で出会っても、犬は犬、猫は猫。
砂漠でラクダに出会ったときには珍しくてたくさん写真を撮りましたが、その後の旅行先がヨーロッパばかりになったため、敢えて写真に撮りたいと思う動物に出会う機会は減ってしまいました。

でも、2001年度の秋、ドイツ縦断の旅(ベルリンから二ュルンベルクを経てミュンヘンへ行きました@)で、かろうじて牛の写真を撮っていました。

ミュンヘン入りの前に、フュッセンに行きました。あの、ノイシュヴァンシュタイン城の足がかりとなる町です。
私は10年以上前の卒業旅行で、友人と一緒にフュッセンを通過して、ノイシュヴァンシュタイン城へ行きました。
でも、そのときに鉄道の窓からチラッと見かけたフュッセンの町にも惹かれました。
それでこの年のドイツ旅行のときに、旅程に組み入れることができたのです。

フュッセンからミュンヘンに行く前に、世界遺産のヴィース教会へ行きました。
ヴィースとは「草原」の意味で、何もないただの草原の中にぽつんと建てられた巡礼教会です。
ドイツ紹介本でこのヴィース教会の写真を見たときに、そのあまりの豪華さに、絶対行きたいと思いました。

ただ、自力でいくには、交通手段は1時間か2時間の1本あるかないかのローカル・バスしかなく、あまりにも心もとなかったです。
タクシーで一人で行くには、ちょっとお金がかかりすぎます。非常手段として考えてはいましたが。

そこで登場したのが、心強き味方である、ネットでの現地の時刻表の検索。
3年前の当時でも、ドイツの交通機関は、ローカルバス路線の時刻表まで、日本からばっちり調べて行くことができました。
おかげで、自力で行く覚悟がつきました。
たとえ、このヴィース教会を訪れるためだけに一日費やしても、ぜひ行ってやろうという気になりました。

そして、結果は……私のドジと、たぶん下調べ不足のせいで、ちゃんと一日かかっちゃいました。

観光ツアーであれば、専用バスで行って、見学に20分から、多くても30分程度で、それからミュンヘンなり、他のバイエルンの町などに行けたろうと思います。

まずは、1時間に1本しかないのに、行きに1本、乗りそびれました。
それも、ちゃんとバス停で待っていたのに、なんと同じバス停に他のバスも停まっていたため、ヴィース教会行きのバスが横付けにされてしまい、私はそれを、ただの車庫入り待ちのバスと勘違いしたのです。

だってだってぇ、ドライバーは外でのんきにタバコをぷかぷかふかしてたしぃ。

時間になったら、ドライバーが乗り込み、そのバスがすっともの言わず発車するのを見て(バスはそもそも、もの言いませんが)、さーっと血の気が引きました。
ここで一時間のロスです(その時間でもう一度、フュッセンの街中を散歩しました。でも、ロスはロス……)。

それから帰り。
実際に、私があてにしていたバスが来ていれば、それでフュッセンに戻り、午後早いうちにミュンヘン入りできたかもしれないのです。

でも、ネットでヒットした(はず)なのに……ヴィース教会のバス停に行ってみたら、予定していた13時50分発のバスは、時刻表にありませんでした。

そのときの私のショックときたら!

なにしろ、次のバスは15時10分なんですよ! 約1時間半後!
しかも次の15時50分発が、ヴィース教会からフュッセンに戻る最終バス!

おかげで、ヴィース教会は大急ぎで20分くらいの見学ですませようと思っていましたが、2時間になっちゃいました。

いやはや、このときの旅行では、私にとってヴィース教会はハイライトのトップ3に挙がっていたので、ゆっくり見学できるのは、かえってよかったじゃないか、と思いました。

が、そんなに大きくない小さな教会一つ。さすがに時間が余ってしまいました。

というわけで、また前ふりが長くなってしまいましたが、その余った時間に周辺のヴィースこと草原を歩き回って撮ったのが、バイエルンの牛です。

(本当はヴィース教会の前の囲いに買われていた黒いポニーの写真も撮ったのですが、あんまりうまくとれていないので、残念ながら載せるのはやめました。)

バイエルン地方の牛は、よくある黒と白のブチではなく、マイルドな茶色でした。

2001cows.jpg

この子たちを正面から撮るのには、ちょっと苦労しました。
というのも、私が囲いに近付くと、「モオーッ」って近付いてくるのに(ちょっと怖かった@)、カメラを構えると、どの子もみんな、のっそりと背を向けてしまうんです。

もうっ、君たちのお尻の写真を撮りたいわけじゃないのよっ。

って内心、ぶつぶつ文句を言いながら、どうせ時間が余ってるので、辛抱してシャッターチャンスを待ちました。

次はおまけの写真です。でも私のお気に入りの写真の一つです。
同じく2001年度ドイツ縦断旅行のときに撮ったので、そのつながりで載せることにしました。

2001owl.JPG

ねっ、かっわいいでしょ?

これはニュルンベルグの旧市街の目抜き通りで歩行者天国のケーニヒ通りで撮りました。
ショーウィンドウの写真です。

たぶん、お店は布団とか寝具の売り場。
ステキなシーツのかたわらに、この子がちょこんと座っていました。

もぉーっ、すごいすごい気に入って、売り物だったら、ぜったい飛びついたと思います!
でもたぶん、売り物じゃなかったろうし、店もとっくに閉まっている時間でした。
なので写真に収めることで、我慢しました。

実は、このフクロウの写真を撮った後から、私のその後のショーウィンドウ写真の遍歴(なんちゃって!)が始まったのですが、それは今度の話にしておきましょう。

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動物シリーズその7──ロシアの白いチョッキを着たカラス

たぶん、ロシアだけじゃないんだと思うんです、この白いチョッキを着たカラスが生息しているのは。

事実、翌年のドイツ旅行で、ポツダムでも見かけました。
でも、初めて私が目にしたのはロシアのサンクト・ペテルブルグ。

ゆえに独断と偏見で、ロシアのカラスとしてしまいました。

それにしても、鳥の写真を撮るのは、他の動物に比べて、さらにさらにとっても難しい!
本当に、私が写真を撮ろうとしてるのをわかってるんじゃないか、ってくらい、あともう少しってところで逃げられてしまうのです。

最初に、この、まるで白いチョッキを着ているような、胸から背中にかけての羽毛が白いカラスを見かけたときは、公園だったので、夢中で追いかけてしまいました。

公園で休んでいる人、散歩している人には、私が何をやっているかわかったろうと思いますが、微笑ましいというよりは。。。奇異な目で見られていたような気が。ははは。

そのときは結局撮れなくて、あきらめました。

やっと、白いチョッキの様子がわかる写真が撮れたのは、サンクト・ペテルブルグから近い、もとツァールスコエ、今ではプーシキン市(2000年現在と注記をいれておきましょう!)にあるエカテリーナ宮殿の庭園を散歩しているときです。

実際の写真は、写真の大きさに比べてカラスが真ん中にほんのちょこっとしか写らなかったので、カラスの周辺に絞ってトリミングしています。

2000_crow1.jpg

次の写真は、フィルム写真ではもっとカラスの白黒のコントラストがきれいに出ているのですが、デジタル化したら、ちょっとわかりにくくなってしまいました。

2000_crow2.JPG

サンクト・ペテルブルグにあるアレキサンドル・ネフスキー修道院の入口のところで撮りました。
あ、停まってる、ここからなら、でかい。シャッターチャンスだ! と思って撮りました。
ついでに、黄色く色付いた葉っぱがきれいでしょう?
カラスが去った後も、葉っぱだけの写真も撮りました@

ロシアに行ったのは2000年の秋の10日間ほどですが、とても天気にめぐまれて、初めてのロシアで、短くも美しいロシアの秋を堪能することができました。

ちなみに、ニュージーランドには、マグパイという、ちょうどこのカラスと白黒が逆転している鳥がいるらしいですね。
カラスではないと思いますが。
(ここでも動物無知をさらしております。)

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動物シリーズその6──ユダヤ砂漠の羊たち

ユダヤ砂漠は、とてもかっこよかったです@

───と、観光客ののんきな感想で、あしからず。

ユダヤ砂漠のはじまりは、突然です。
緑豊かな場所と、砂漠との間には、くっきりと境界線がありました。

エルサレムは、標高800mの高地にあります。
すぐ周辺は緑豊かですが、中腹は、草木のほとんど生えない岩ごろごろ、そしてすそ野は砂漠です。
砂丘の連なる砂漠ではなく、荒野のイメージに近く、「沙漠」という字をあてることもあるようです。
エルサレムの西のふもとから南に広がる沙漠が、ユダヤ砂漠です。

さっきも書いたとおり、エルサレムは標高800m。
一方、エルサレムのすぐ東にある死海は、海面下398m。世界で一番低いところだそうです。

すると、どういうことが起きるか?
死海地方から見たら、エルサレムは1000m以上の高地にあるわけです。
なので、死海の暖かく湿った空気は、エルサレムの高地を上昇し、冷やされて雨を降らせます。
そのまま高地を抜けて反対側に下りていくときには、すっかり乾いた空気になっています。
そのために、雨が降るために緑豊かなところと、降らないために砂漠になったところとの間に、くっきり境界線ができるのだそうです。

また、エルサレム周辺の地層は石灰岩で出来ているため、水を吸いません。
年間通してわずかながらも雨が鉄砲水のように集中的に降る時期があるのですが、水はそのまま地表を削って、死海や低い地方へと流れていってしまいます。
そのときにできるのがWadi と呼ばれる枯れ河床。
地表に複雑な模様を描きます。
そして長い時間の間に、薄いプレート状の地層をギザギザに重ねた断面のような岩壁も形成してきました。

(以上、ユダヤ砂漠の成立については、勘違いもあったので少し書き直しました。)

このWadi と岩壁が、実に実にかっこいいのです@

そして、イエスが荒野での修行のためにさまよった荒野というのは、このような砂漠のことに違いないと思いました。
いや、まさにそうだったかもしれませんね。

1998年秋のイスラエル旅行のときに、エルサレムから参加したユダヤ砂漠サファリ・ツアーでは、四輪駆動ジープは、できるだけ平らなところを走りました。
平らなところは一応、道になっていました。
もちろん、四輪駆動の本領発揮の斜面も走りました。

午前中にガイドさんはコーヒータイムを設け、ベドウィン人のキャンプのそばで一休みしました。
次の写真はそのときに撮りました。

少ない水場を求めて岩場をさまよう羊たち。

1998sheeps1.JPG

ユダヤ砂漠の様子が少しだけおわかりになります?

それにしても、どうです、この風景。
アブラハムが神に信仰をしめすために、わが子イサクをいけにえに捧げようとしたとき、神がアブラハムの信仰を認め、イサクの代わりに犠牲の羊を遣わせた───そんな、聖書のシーンを思い浮かべてしまいました。
(人間がいないですけど@)

でも大半の羊たちは、暑くて、暑くて、暑さをしのぐために、こんな風に群がっていました。

1998sheeps2.JPG

みんなお尻を外に向けて、ちょっとおマヌケで、かわいいでしょ?

これは羊たちの知恵なのだそうです。
みんなで集まれば、影ができます。
それで、頭だけでも影の下に突っ込んで、少しでも涼しくなろうとしているのだそうです。

そんな羊たちの群れが、あっちこっち。

1998sheeps3.JPG

しかしなんだか、「頭隠して、尻隠さず」ってかんじじゃありませんか?

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