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2015年夏モスクワ再訪旅行13日間

2015年モスクワ&カザン旅行~1日ごとの感想(5)ラスト2日半の第二週目の金・土と帰国日の半日のモスクワ観光【完】

やっとこのブログにアップしたい、今年2015年ロシア旅行の記事の最終回となりました。
フォートラベル旅行記も完成させたらINDEXをアップしたいのですが、哀しいことに今のペースでは、それはいつになるか分かりません。
実を言うと、2014年ドイツ旅行も、フォートラベル旅行記詳細版からして、未完成なのです。
あーあ、とうとう未完成旅行記が並行することになってしまいました。

――――――――――――――――――――
2015/07/10金 モスクワ観光8日目
・モスクワ動物園(10:15-15:10 約5時間(休憩1時間40分))
・キリスト救世主教会(16:00-16:30)
・プーシキン記念美術館・ヨーロッパコレクション部(16:40-18:30)
――――――――――――――――――――
今回の旅行の前に、モスクワでやりたいことをリストアップし、優先順位をつけました。
そのトップから順にこなしていくのがよい、という理屈から、本日はプーシキン美術館よりは、東洋美術館に行くつもりでした。
だけど、どうしてもモスクワ動物園を再訪したくなり、それを本日の午前から昼すぎくらいに当てたので、本日の残りは、東洋博物館よりは閉館時間が遅く、コレクション的に鑑賞により時間がかからないと思われるプーシキン美術館の方に行くことにしました。

ところで、ここでいうプーシキン美術館とは、2006年に欧米美術コレクションだけ分館となった、プーシキン美術館・ヨーロッパコレクション部です。
初めての2000年のロシア旅行のとき、プーシキン美術館というのは、ほとんどヨーロッパの彫刻美術館という認識でした。
実は、印象派以降の有名な西欧絵画コレクションがたくさんあることは、たしか帰国後に、日本でプーシキン美術館展が行われてから気付きました。

ロシアでロシアロシアした見どころやそういうコレクションのある博物館でなく、西欧美術を見て、どうするの!?
と思わなくもなかったのですが、考えてみたら、サンクトペテルブルクに行くならエルミタージュ美術館は必見。エルミタージュ美術館に行くなら、そこには多民族を抱える広大なロシアのフォークロア・コレクションやすばらしい内装など、ロシアらしいものが楽しめますが、やはりなんといっても有名なのは西欧美術コレクションでしょう。
それに印象派画家たちを最初に見い出したのは、ロシア人実業家なので、ロシア人と西欧近代美術は切っても切り離せないのです。
ということは、ロシアで西欧絵画美術館に行くことは不思議でもなんでもありません。
ちなみに東洋博物館の方は、当然、日本や韓国や中国を含むアジアのコレクションもありますが、私が楽しみにしていたのは、旧ソ連圏の中央アジアやコーカサスや東欧のフォークロア・コレクションです。

東洋博物館の感想は翌日の1日感想に書きますが、東洋博物館もプーシキン美術館も、コレクションはとても充実していましたが、規模は大きすぎることがなく、見学者も多くなく、エルミタージュ美術館規模のミュージーアムに行くほど気張っていく必要はなく、結果的に、プーシキン美術館はゆっくり鑑賞しても、2時間ほどで終わりました。
大きすぎるミュージーアムよりも、ゆっくり回っても2時間くらいで回れるところをゆっくりと消化する方が、今の私には満足感が大きいです。その意味で、どちらも満足できるミュージーアムでした。
プーシキン美術館の方は、もともと日本でも紹介されている有名な絵画もたくさんあったので、そんなに写真を撮らなかったのも、思ったより時間・体力を費やさずにすんだ理由でしょう。

なので、一瞬迷ったのですが、プーシキン美術館の前にすぐ目の前にあったキリスト救世主教会の方も見学する時間がとれたので良かったです。
キリスト救世主教会は、2000年に初めてロシア旅行したとき、ぜひ行きたいと思ったところです。
かつてあった同教会は、スターリン時代に破壊され、なんとスイミングプールにされていたところを、ソ連崩壊後に現代技術を駆使して10年足らずという短期間で再建された(オリジナルは建築に45年)、という数奇な運命からしても、とても興味深い教会だったからです。ちょうど私が初ロシア旅行に出かけた1ヶ月前の2000年8月に再建が終わったばかりでした。
でも、逆に15年たった今は、つまり、旧ソ連時代との対比への興味はやや薄れ、いまのロシアへの関心の方が高くなった今は、再訪しなくてもいいと思っていました。内部撮影可能であれば話は別ですが、どうせ不可なのです。
しかし、15年前の私に比べると、今の私は、それまで訪れていた西欧とやたら比較しなくなったせいで、この教会の巨大さや豪華さをもっとすなおに味わえた気がします。

ちなみに、この教会に入るには、荷物のセキュリティチェックがあるのですが、その係の人が、「換金できる日本円はあるか?」と聞いてきたのは、いまさらですが、やっぱり驚いてしまいました。
いわゆる闇換金には絶対手を出すまいと思っていたので、このときを含め、別の場面でそう聞かれたときも、ほんとは持っていても、今はない、と断りましたが、もし私が換金に応じた場合、係に人はいったいいつ、私とお金を交換するつもりだったのでしょう。
だって仕事中ですよ? しかも、まわりに人がたくさんいるのに。
ちょっとだけ抜け出すつもりだったのかな。
あとで待ち合わせ、とかだったら、たとえ一度はやってもいいかな、と誘惑にかられたとしても、待ち合わせの前に冷静になってやめたでしょうね。

これから撮影するぞ、というときには薄曇りの空の下で撮るしかなかったキリスト救世主教会
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プーシキン美術館にはモネの有名な「ルーアン大聖堂」の絵が朝と夕方バージョンの2枚あり
Img_4717

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2015/07/11土 モスクワ観光9日目
・アルバート街散策&小さな博物館見学
  プーシキンの家博物館
  拷問博物館
・チョコレート専門店コンファエルでチョコを買う代わりにコーヒーブレイク
・東洋博物館(16:25-19:00)
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これまで、道に迷ったり地下鉄を乗り間違えたりしたことを除けば、ほぼ、とんとん拍子に、頭に思い浮かべていたように観光できましたが、最終日前日になり、午前中は、観光客がよく訪れる観光慣れしたアルバート街で、不快な思いをすることになりました。
詳しくは、以前の記事「取り返しのついた小さな失敗・ドジや残念エピソード」に書きましたが、「話に夢中な窓口の人に不用意にお金を渡したら、これは私の金だと主張されて、あやうく返してくれないところだったこと」というのは、アルバート街の小さなミュージーアムであるプーシキンの家博物館のことでした。
このときは、ちゃんと返してもらえたからよかったですが、博物館に入るには、お金をくずす必要がありました。
海外の美術館や商店では大きな額のお札は使えないので(おつりが出ない、と言われて断られる)、適度に小さな額の札を持っているのが鉄則ですが、モスクワではこれまで1,000ルーブル札や500ルーブル札はかんたんにくずせたのです。
日本の感覚でいうと、1万円札なんてすぐにくずれ、財布からどんどん去って行くものですが、海外ではそんなに最高額の札は庶民の生活において使われないのか、と思ったことがありました。
そうではなく、観光客がよく利用するところで、客の便宜ではなくセキュリティの方を優先させ、十分なおつりをレジに用意していないだけであって、生活圏の中では、たいていくずれるんだろうと思います。
あるいは、カードや電子マネーが発達すると、現金は使わなくなるので、おつりの持ち合わせがない、ということは確かにありますね。

チケット売り場でいやな思いをして、初っ端から気がくじけたプーシキンの家博物館で、見学するには、近くのおみやげ屋でお金をくずしに行かなくてはなりませんでした。
いっそ、やめようかと思いました。正直、プーシキンの家博物館自体に、それほど固執していなかったので。本日楽しみにしていたのは東洋博物館の方だったのですが、ちょうど向かう途中にアルバート街があるので、1日にこなす観光メニューをふくらませるために付け加えただけなのです。
でも、嫌な対応をされたからといって、それで私がそこを見学するのをやめるのは、博物館館員のおばさんには痛くもかゆくもないし、なんだか私だけがソンした気分になるので、気を取り直して、周囲のおみやげ屋さんでお金をくずすことにしました。
でも、実をいうとアルバート街でおみやげを買うなら、現金ではなく、ある程度まとめてクレジットカードで買いたかったので(現金をキャッシングするのがイヤだったので、なるべく使わないようにしていたのです)、1,000ルーブル札をくずすためだけに、できるだけ安いマグネットなどを選びました。
そうなると、外国人がよく行くおみやげ屋では、お金はなかなかくずれませんでした。
おみやげ屋さんの方では、カードでもいいし、現金ならドルでもユーロでも日本円でも良いといってくれたのですが、それではお金がくずれないので意味がありません。
そうしたら、1つ目の店では、おつりが出ないから、商品の方を返せ、と言われました。
店員が中国系の女の子で、そうでなくてもぶっきらぼうだったせいもあり、互いに嫌な思いをしてしまいました。
2つ目の店では、嫌な顔をされましたが、なんとかおつりをもらえて、お金をくずすことができました。
それにしても、2つ目の店も、店員はほとんど中国系でした。
そのあとに買い物目的でおみやげ屋に入ったとき、たいていニーハオと呼びかけられました。
随所で、中国人の進出のすごさを感じました。

アルバート街で最初の方はそんな不快な思いをしましたが、そのあとは、きちんと買い物目的で入ったところは、たまたま店員は中国系ではなくロシア人でしたが、とても愛想が良くて、気持ち良く買い物ができました。
というか、店員が中国人で中国語もぺらぺらなところは、中国人団体観光客がぞろぞろいたりして、店内が混雑していたので、避けた記憶があります。
アルバート街にはおみやげ屋がぞろぞろあったから、どこに入るか、なんて、その場の気分で選んでも全然オッケーでしたから。
また、アルバート街に、私設の小さな拷問博物館があったので、入ってみました。
写真不可の拷問博物館は、コレクション数はたいしたことはなかったですが、映画かドラマの中の処刑シーンを抜粋したVTRがあり、それにしばらく見入ってしまいました。

それから、クチコミで知ってぜひ行ってみたいと思ったチョコレート専門店コンファエルを、東洋博物館の少し手前で見つけたので、ちょっと覗いてみたところ、店員さんたちがとても愛想が良くて、気持ち良かったです。
芸術的なチョコレートを店員さんがとても自慢に思っていて、私が一眼レフを小脇に抱えていたのを見て、どーぞどーぞ写真をお撮りください、と店員さんの方から言ってくれましたし、制作者のおじさんが店内に飾られた作品を説明してくれたり、これまで注文で制作したチョコレートの写真をスマフォで見せてくれたり。
そういう、自分の店のものに誇りを持っていて、みんなに知ってもらいたい、というかんじが、とても良かったのです。
ついでに、店で飼われていたヨーロッパという名のネコちゃんも、とても可愛らしかったです。
チョコレートという食料品店なのに、店内に平気で動物がいるのには驚きましたが、ロシア人はとてもネコ好きですね。
店内に他の動物がいたらどうか知らないけれど、ネコちゃんに対しては、とりわけ寛容的なのかも。

この日の観光は、大物がどーんではなく、中規模や小物がいくつも、というかんじです。
東洋博物館も、私はベルリンのダーレム博物館規模を想像していたのですが、そこまでではなく、ゆっくりと見て回っても十分見学しきれるぐらいの規模でした。
コレクションはとても充実していましたし、2時間半かけて見学しても、東洋のフォークロアにもっと詳しければ、それでもまだまだ時間は足らないくらいでした。
ただ、ダーレム博物館のように、あるいはジャンルは違うけれど、エルミタージュ美術館や大英博物館、ルーブル博物館のように、きちんと見ていたらきりがないかんじまではしなかったです。
見たいものはだいたいきちんと見て、好きに写真も撮れたので、かえってとても充実感が味わえました。
東洋博物館の中でも、特に目当ては、旧ソ連圏のアルメニア・アゼルバイジャン・グルジア(グルジアという響きが好きだったので、ジョージアと日本での国の表記が変わったのは、ちと残念)といったコーカサスやウズベキスタン・キルギス・カザフスタン・タジキスタンといった中央アジアなど、私にとってなつかしいエリア(タジキスタンは行ってないですが)のフォークロア・コレクションでした。
それからシベリアのもの。
東南アジアや南アジアの方は旅行したことがないので、あのあたりの仏教美術も私にとってエキゾチックで面白かったです。
そしてヨーロッパで見る日本や韓国や中国のコレクションも、なかなか感慨深いものがあります。はるか彼方のヨーロッパの人々が、極東の文化に興味を示してくれる、そのこと自体が、なんだか嬉しいのです。
そして案外、自国のことを知らないな、と反省させられるわけです。まあ、一時的な反省ですけどネ。
帰国したあと、反省したことをけろっと忘れて、なにかきっかけでもない限り、しっかり学ぶわけでもないのですが。

アルバート街のプーシキンの家博物館の建物
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アルバート街にあるプーシキンとナターシャの像
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これを見ると、美人の誉れ高いナターシャの方がプーシキンより背が高かったようです。

当時の都市貴族の生活が偲ばれたプーシキンの家博物館
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あいにくプーシキンについて詳しくないため、そんな風に当時の都市貴族の生活を思い描く以外、鑑賞方法はありませんでした。
部屋には英語の長い解説がありましたが、つまみ読みしただけです。
それによると、屋敷の半分は、プーシキンの住まいではなく、間接的な知り合いの一家のものだったようですが、当時の生活が偲ばれるものとして、展示されていたようです。

前にも記事に写真を載せたコンファエルのネコちゃん「ヨーロッパ」ちゃんと、コンファエルの喫茶コーナーの様子
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ちょっと分かりづらいですが、壁に飾られた絵は、チョコレートでした。

東洋博物館のシベリアのフォークロア・コレクションより
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刺繍がとってもあざやかなシベリアのとある民族(詳しくないので分かりませ~ん)の男性の衣装
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2015/07/12日 モスクワ半日観光&出国
・イズマイロヴォ・マーケット(ベルニサージュ)&クレムリン散策(10:15-12:45)
・ドモジェドボ空港17:15発JAL442便で出国
2015/07/13月
成田空港第2ターミナル着(猛暑のピークの帰宅)
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出国日の半日は、今回の旅行の前に行きたいところのリストをまとめた中で、イズマイロヴォ・マーケットに行くことにしました。
民芸品のマーケットと聞いていましたが、いざ回ってみると、民芸品以外にも骨董品や絵画や雑貨、宗教道具など、日常の衣食住にかかわるもの以外は、かなり広範囲の商品を取り扱う店がありました。
民芸品は、外国人観光客で賑わい、他は地元ロシア人で賑わっていました。

この日の午前中はあいにくの雨もようでしたが、海辺かい、と思うくらいに風が強く、分厚い雨雲はどんどん吹き飛ばされ、昼にはすっかり晴れました。
マーケットなので、撮影目的にはしていませんでした。なので、多少の雨でも構わないと思いましたが、買い物がメイン目的ではありませんでした。
行く前はこういうところでおみやげをまとめて買いたいと思っていたのですが、こういうところでクレジットカードが使えるところまれなはず。
成田空港で換金したルーブル以外はキャッシングしたくなかった私は、おみやげの大半は前日のアルバート街でカードが使える店ですませてしまいました。
なので、よほど気に入ったものがあったり、値段的にも持ち運びも手頃で好みだったり、ちょうどよいおみやげになりそうなものがあったら買い足す、くらいの気持ちで向かったので、ある意味、ゆったりした気分で散策を楽しめました。
そうでなくても、出国日という間際に、誰さんへのおみやげを買わなくちゃという使命を背負っていると、ちょうどいいのが買えなかったらどうしよう、というプレッシャーの方が強まってしまって落ち着けないですから。
それに、民芸品の屋台が多く、そういうところの商品の陳列ぶりは見事で見応えあり、ぜひ写真が撮りたくなってしまうものですが、撮られるのを好まない店の人もいるので、あまり写真が撮れなくても良い、くらいの気持ちで行く事にしたわけです。
でも、周りを見回すと、外国人観光客が多いせいで、結構みんないちいち店の人に聞かずにパチパチやっていたので……私もそれに便乗しちゃいました。
しかし、買い物客は地元の人が圧倒的に多いところは、そういうミーハーなムードは全くなかったので、写真は控えました。
というか、少々萎縮させられました(苦笑)。

でも、イズマイロヴォ・マーケットはマーケットだけではありませんでした。
そのことは知っていました。
遊園地があったり、テーマパークのような建物があったり、なにかと楽しそうなところだと、フォートラル旅行記とクチコミから知って、そういうのも期待していました。
外からも、おとぎの苦にのような建物の一部が見えていました。
それが、イズマイロヴォ・クレムレンでした。
まさか、可愛らしいだけでなく、現役の木造教会、フオークロアショーの劇場、ホテル、観光案内所もそろったリエアだとは重い間のせんでした。
そのエリアは、さほど広くなかったけれど、見応えありました。
なので、結果的には、撮影散策としても楽しかったです。
まあ、現役の教会は内部撮影不可でしたし、劇場も、清掃のおばさんやスタッフが出入りしていたせいで鍵が開いていて、中に入れたのはたまたまだったようですけどネ。

はじめは曇天下で撮影していましたが、雲が風になぎ払われつつあった、私好みのドラマチックな空もようと智にもう一度取り直すことができました。
もっとも、撮影のしやすさでいうと、教会など逆光になったり、フレーミングでは白飛びする空の処理に困ったりしたので、マーケット内の屋台が並ぶ一角などの方がずっと撮りやすかったし、撮れた写真を見ても、こっちの方が風情があるかも、と思ったりしていますけどね。

では、ここから、この記事最後の写真集。

イズマイロヴォ・マーケットの絵地図
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風車小屋があったり、城壁に囲まれたお城のようなエリア(=イズマイロヴォ・クレムリン)があったり、ここはただのマーケットではありません!
と言いつつ、クレムリンのところは現役でしたが、風車を含めテーマパークっぽい建築物は、寂れていて、屋台の店の一部に利用されていたりしていました。

朝1番に行くと、まだ開店準備のところもあり
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店舗を構えているところは商品がすでに陳列されていますが、こういう屋台は毎日陳列し、そして閉店時にはすべて片付けなければならないので大変です。

商品を陳列しおわった屋台の1つ
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ノウハウは積み重なっているのでしょうが、陳列の仕方はとても美しいです。

イズマイロヴォ・クレムリンの入口にて
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えーっと、なぜこのハリウッド映画のとある登場人物の像があるのか、分かりません。
面白いので写真に撮っておきました。

イズマイロヴォ・クレムリンの中心にあった、現役の木造教会
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その向かいに合った、フォークロアショーの劇場
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2015年ロシア旅行関連の記事おわり。

2015年モスクワ&カザン旅行~1日ごとの感想(4)ツァリツィノ宮殿やポクロフスキー聖堂に行った第二週目の水・木

前回アップしたのは、国内旅行先でした。
アドベンチャーワールドのレッサーパンダに会いたくて、南紀白浜に3泊3日旅行していた初日の夜に、最後の仕上げをしてアップしました。
あれから、レッサーパンダ動物園めざして国内遠征したときのフォートラベル旅行記をまとめるのに忙しくて、ロシア旅行記はすっかりご無沙汰になってしまいました。
このままではロシア旅行の記憶がどんどん薄れてしまいます!
1日ごとの感想は、すでにドラフトは書き上げてあって良かったです。
今回も、旅先からアップすることになってしまいました。ただいま3県四国遠征中。
今年は海外旅行の日数が少なくなってしまった代わりに、その分の有休を、国内レッサーパンダ動物園遠征に当てています。

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2015/07/08水 モスクワ観光6日目
・ツァリツィノ宮殿公園(10:00-16:00頃)
・ボリショイ・サーカス(19:00-21:30 20分休憩込み)
――――――――――――――――――――
ツァリツィノ宮殿公園はとてもすばらしかったです。
2年前のロシア旅行でキジ島に行く寝台列車で同室になったロシア人夫妻が推薦してくれたときに初めて知ったのですが、ほんとに感謝、感謝!
知った上でガイドブックなどをチェックしてみると、「地球の歩き方」にはなくてもLonely Planetや、昔買っておいた「るるぶ」にも、それから前回の2013年のロシア旅行時にモスクワ観光案内所でもらった日本語による詳しいミュージーアム案内冊子にも、書かれてありました。
ただ、注目していなかっただけなのです。

ツァリツィノ宮殿は、エカテリーナ2世が建築を命じたけれど、完成したときには顧みられず、息子のパーヴェル1世も母親と趣味が合わず、見捨てられた宮殿です。
それが数年前に全体が公園として整備され、モスクワっ子にとって格好の都内の散策公園となりました。
モスクワの地下鉄圏内にあり、アクセスは便利で、美しく広大な庭園を持ち、美しい建物はさまざまな博物館に転用されているということで、コロメンスコエ公園と張るでしょう。
最寄り駅の地下鉄ツァリツィノ駅は、私のホテルの最寄りとも同じ路線なので、アクセスはますます便利でした。
ただ、どのくらい広くて、どのくらい時間がかかるか分からないので、行くなら、夕方に観劇予定を入れていない日が良かったのですが、この日は、天気予報に晴れ・曇り・雨マークがそろうのが珍しくないモスクワでも、ずっと晴れマークでした。
そんな日に、屋外の撮影散策が楽しみなこういうところに行かなくてどうしましょう。
幸い、フォートラベルにツァリツィノ宮殿の詳しいクチコミがあったおかげで、その名のついた地下鉄駅からすぐであること、庭園自体はものすごく広いけれど、メインの宮殿やミュージーアムはゲートからそれほど遠くなく、私のペースで考えても数時間あれば十分、夕方にはちゃんとサーカスを見に行けそうだと確信が持てました。
クチコミ感謝!
私は旅行記の方に詳しい情報を織り交ぜて、あまりクチコミを書いてきませんでしたが、直前にぱぱぱっと欲しい情報だけ探るときは、のんびり旅行記を読むより、クチコミをチェックする方が便利だとつくづく思いました。
といっても、ちょっとした感想文みたいなクチコミが多すぎても不便ですけどネ。玉石混淆。いいクチコミを見つけることができました。

ツァリツィノ宮殿そのものは、主人がいなかっただけあって、宮殿としての内装や部屋を楽しみにするとしたら、拍子抜けしてしまいます。
一部屋だけ豪華なホールがありました。エカテリーナ2世に捧げられた部屋ですが、エカテリーナ2世が訪れたことがないでしょうし、建築命令をした、いわば施主の女帝だから、それが部屋の内装のテーマになっただけでした。
宮殿内の博物館の展示も、はじめのうちは、建築やこのあたりの歴史に関心が高くなければ、ほとんど素通りになってしまうでしょう。
いや、途中で、さまざまな建築のカラースケッチ画がちらほら散見されるようになったとき、ロシア近代の貴族の別荘や宮殿の建築史が外観できると気付いて、あわてて戻ってちゃんと見たりしましたけど。

ミュージーアムの内容でいえば、隣の「パンの家」の方が断然面白かったです。
宮殿のチケットには「パンの家」のミュージーアムの入場料も含まれていました。
「パンの家」というからには、昔のキッチンが再現でもされていると思ったら、パンは関係なく、宮殿といってよいくらいの規模の建物の中に、企画展と、おそらく常設のミュージーアムがいくつもありました。
最初に入った撮影不可な企画展は、「ロシアにおけるドン・キホーテ」展で、これは「ドン・キホーテ」の熱烈なファンでもないので、ロシア語解説も全然読めないのでちっとも面白くなかったのですが、続く常設展のコレクションはとてもすばらしかったです。
なにしろ、私の大好きなフォークロア・コレクションがひととおりありましたから。
東欧のフォークロア・コレクションのあるミュージーアムでは、素朴な品々のどれにもプリミティブアートに惹かれるようなかんじでどれも気に入ってしまい、カタログを作るような勢いで写真を撮ってしまう私ですが、静かなコンデジならともかく、一眼レフのライブビューで撮っていると音がうるさくて、あまりシャッターを切りすぎると、ほかの見学者の迷惑になります。
でも、いるのが館員さんだけというシチュエーションが続けば話は別@
きりがないので控えたものの、思いっきり写真が撮れたのも、私にとってポイントが高くなりました。

しかしツァリツィノ宮殿でなんといっても気に入ったのは、外での撮影散策。
宮殿に入る前の午前中に外で宮殿回りをひととおり撮影散策しましたが、午前中は天気予報とおり晴天で、さわやかな青空が日本の秋の空のように高く天上に広がっていました。
そんな背景だとなんでもない町角でも写欲がそそられて、とても幸せな気分になるのですが、こんなのが撮りたかった、というシーンぞろいでした。
どんなのが撮りたかったか、というと、ロシアの地方都市で、ちょっと町の外に出たら見られるような田園風景です。
宮殿自体はどばーんと大きくて、これぞという写真をゲットするのは無理でしたが、庭園は広く、メルヘンチックな建物が点在し、現役の正教会あり、東屋や橋のような建築物もあちこちにあり、どこを切り取っても絵になりました。
噴水もあり、池もあり、小川もあり、ベンチや花壇も豊富で、きれいな公園写真を撮るのにも適していました。

回れたのはゲートから宮殿までのごく一角なのですが、たいていの人は散策をそれで終わらせるので、1番景観の良いものが集中していたと思います。
でも、もしタイミングよく園内バスに乗れていたら、公園内のいろんなところが見られたろうと思います。
サーカス観劇に間に合うように公園を出なければならなかったので、園内バスに乗れなかったのは、ちょっと心残りでした。

そして夕方19時からは、三夜連続サーカス観劇ナイトの第3夜目。
ボリショイ・サーカスを見に行きました。
全幕通じて1つのストーリーにまとめられていたところが今回の公演の特徴で、すばらしかったです。
サーカスの感想はこちらの記事「旅行前にリストアップしたモスクワ・ミッション(行きたいところ)の結果」
に詳しく書いたので、割愛。

ちなみに、一日の全体の感想では、ツァリツィノ宮殿とボリショイ・サーカスのすばらしさで占められてしまいますが、小さな負の思い出もいくつか。
いかに充実したどの日も、良い思い出の影には、ちょっとした悪い記憶もあるものです。

まず、地下鉄駅ツァリツィノは、ホテル最寄りから地下鉄2号線1本のはずなのに、それが途中で11号線と接続していて、11号線直通とそのまま2号線の終点まで行くのと両方があったなんて知らず、11号線の方に行ってしまい、途中で戻って戻って来るという時間のロスがありました。
また、地下鉄の出口はトンネルに直結しており、どちらが宮殿公園最寄りか表示はなく、自分のカンに従って行ってみたら、反対でした。
公園にはトイレがすぐに見つかりそうにないと思ったので、宮殿に向かう手前にあった小さなマーケットエリアの有料トイレを利用したら……工事現場にあるようなブースタイプで、昔、赤の広場の隣のマージナヤ広場にあったときや、コロメンスコエ公園で利用したときは、ああいうタイムにしてはまだきれいなトイレだったのに、ここのは、ロシアの公共トイレの悪評そのものと言えそうなひどいトイレでした。それが500mlのペットボトルの水よりも高いなんて……(苦笑)。
こういった小さな出来事で発生した私の中の負の気分は、ツァリツィノ宮殿での楽しさに塗り替えられましたが、記憶から払拭されたわけではないです。

ここからは少し写真集。

こういう景色を見渡すと、晴天に恵まれたときにツァリツィノに行けてほんとに良かった@
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宮殿の窓から眺めた可愛らしい橋と、オリジナルの宮殿の遺跡
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宮殿の窓から眺めたツァリツィノ公園内の正教会
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パンの家の博物館では、戦争にちなんだ民芸品の特別展開催中
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常設と思われる民芸品の展示は非常に興味深かった@
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ロシアのフォークアートの典型例だけど、子供のおもちゃだったのか不明
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2015/07/09木 モスクワ観光7日目
・赤の広場&ポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)(11:15-12:30)
・モスクワ動物園(13:15-20:00 約6時間45分(休憩1時間40分))
――――――――――――――――――――
いよいよ今回の旅行で気になっていたモスクワ動物園行きの日です。
もっともそれも、カザン行きや3つのサーカスなど、これまでの予定を無事に成功させて満足できたからこそ、ここに至ってモスクワ動物園が今回の旅行で気になるトップに躍り出たわけです。
ただ、いくら最近の私が動物園に夢中だからといって、海外旅行中まで、ふだんの週末撮影散策のように1日中動物園というのは考えもの。
それに、今回の行き先をモスクワに決めたのは必ずしも動物園のせいでないし、夏の動物園は閉園時間が20時で、午後から出かけるのでも十分なので、昼まで赤の広場に行き、2009年に訪れたポクロフスキー聖堂を、今度は超広角レンズでチャレンジしに行くことにしました。
とはいえ、なんだかんだ言っても動物園にたっぷり時間をかけたかったので、午前中の行き先をポクロフスキー聖堂にしたのは、動物園に行くにしてもロケーション的に不都合ではなく、初めてでない分、観光時間も短くなると踏んで選んだ行き先でした。
赤の広場は何度行ってみてもだだっ広いです。外国人もロシア人も含め、歩いている人のほとんどは観光客ばかり。自分もその中に埋もれることができるので、その意味では落ち着ける場所です。
ただ、2年前、強烈な斜光が差し込む晴れた夕方に出かけたときに、大興奮で写真撮影散策できた記憶があったので、曇天の今回はいまいちテンションが上がりませんでした。

しかし、それも、超広角レンズでポクロフスキー聖堂内をチャレンジするまでのこと!
ポスクロフスキー聖堂は、1階部分も見事ですが、2階の方が見ごたえがあります。2階の方が混雑がマイルドになるし、花やつる植物をあしらった可愛らしい壁絵装飾の通路はとても私好み@
でもはじめは2階へ行く階段が見当たらず、まさか肝心の2階は閉鎖中なのかと、同じところをぐるぐると回ってしまいました(苦笑)。
どうしても2階を見学したいという思いが強くなければ、すなわち何が見られるかあらかじめ知っていなければ、こんなもんなのかと思い込んであきらめ、さっさと出てしまったかもしれず、あとで悔しい思いをしたかもしれません。

ポクロフスキー聖堂で意外に体力を使い、くたくたになってしまったので(あるいは寝不足が続いていたので、疲れやすくなっていたのかも)、ゆっくりとランチ休憩をとりたい誘惑にかられましたが、動物園に行く時間がなくなるのが惜しかったので、階段で座って休み、動物園へ向かいました。
代わりに、夕食はゆっくり休みながらとることができました。
ほんとは「地球の歩き方」に載っているレストランに移動しようと思ったのですが、動物園の外にレストランを見つけたので、とたんに夕食レストランのためだけに地下鉄移動するのがイヤになってしまいました。
そのレストランはチャイハナという名のとおり、中央アジア系のレストラン。
イスがウズベキスタンのチャイハネのように長いす風@
食後もゆったりとくつろぎながら、店の人にパスワードを聞いてアクセスしたWIFIがさくさくと通じたので、スマフォで撮った写真をフォートラベル旅行記として現地アップしただけでなく、帰国便が出発時間の72時間前を切っていたので、オンラインチェックインもすませてしまいました。
帰国が近づけば、帰国の手続きや帰宅してからのことに意識がいくようになるのは当然ですが、帰国便のチェックインをすませたことで、一抹の寂しさを覚えました。
でもあと残り2日半あるので、めいいっぱい楽しもう、と自分を慰めて。

そしてこの日、6時間以上費やした動物園の感想は、独立して別の記事にまとめたとおりです。
とても満足できたのですが、閉園近くになって思いがけずレッサーパンダを見つけて、まだあと日取りがあるのを幸い、翌日にもう一度行くことにしました。
詳しくはこちらの記事にて。
「楽しかったモスクワ動物園訪問~旧態然としてた動物舎が多かったけれど、大変ラブリーな動物園で、思いがけずレッサーパンダに会えた@」

赤の広場のグム百貨店前にたむろしていたそっくりさんたちの1人
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言わずと知れたレーニンそっくりさんです。
一緒に写真を撮るとしたら、チップを要求されますが、私が撮りたかったのはそっくりさん本人だけだったので、特にチップは要求されずにすみました。このときはね。

ポクロフスキー聖堂では狭いところでも超広角レンズならでは広範囲な写真が撮れて満足@
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つづく。

2015年モスクワ&カザン旅行~1日ごとの感想(3)モスクワに戻ってから美術館三昧の第二週目の日・月・火

7月のロシア旅行のあと、8月は仕事が忙しかったのでおとなしく(?)していましたが、9月からはレッサーパンダのいる動物園めざして、国内旅行にちょこちょこ出かけることにしています。
今回のロシア旅行の旅程が少し短くなっても、その分の有給休暇をそんな国内旅行にまわそうと思ったので、我慢できました。気分はおあいこ?

この記事は、そんあ旅行先である南紀白浜のホテルで、最後の仕上げをしてアップしました。
南紀といえば、アドベンチャーワールドです。
この旅行はフライトとあわせて、実はゴールデンウイークの前に予約をすませてしまいました。
ロシア旅行の立案中のことでした。

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2015/07/05日 S7航空でモスクワへ&モスクワ半日観光
・カザン発09:55発 S7航空62便でモスクワ・ドモジェドボ空港着11:40
・トレチャコフ美術館・新館(15:40-17:10/18:55-19:15)
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カザンから朝早い便で、カザン3泊2日の小旅行からモスクワに戻って来ました。
空港から市内に行くのに便利なアエロエクスプレスは12時台はないので、モスクワのドモジェドボ空港に着いてから急がないと13時台のアエロエクスプレスになるか、乗り合いバスマルシュルートカを拾わなければならなくなるので、ちょっとあせった以外は、機内持ち込み可能なリュックだけでスーツケースのない軽装でのフライトは、とても身軽で、ウキウキするくらいでした。
いつも荷物が重い私ですが、軽装のなんと、身も心も軽いことか!

半日足らずとなった本日のモスクワ観光はどこに行くか迷いましたが、今回の旅行で15年ぶりにぜひ再訪したいと思っていたトレチャコフ美術館・新館に行くことにました。
15年前の2000年に訪れたときのトレチャコフ美術館・新館の様子はうっすら覚えていたのですが、今回、周辺の景色は記憶の中の景色と全然重ならず、建物も辺りの様子もがらっと変わっていたので、プチ・カラチャーショックが面白いくらいでした。
もしかしたら15年の間に移転したのでは、と思えるほどのギャップでした。
倉庫のようだった美術館の建物は、よくよく見ると昔のものと同じでしたが、正門側の壁に電光掲示によるハイライト絵画の紹介があったり、周囲の彫刻公園もムゼオン(Muzeon)という野外美術館として整備されていたりしたのにも驚いたし、そのムゼオンではなにやらフェアが開催されていたらしく、仮設会場が設けられてとても賑わっていました。
ついでにいうと美術館沿いの大通りは大渋滞!
15年前に比べると自動車の量が増えて、道路の混雑は比べものにならないはずなので、そこにギャップを感じるのも当然でした。

美術館の作品については、新館だからといって、私が苦手にするほどあまりに現代的な絵画はなく、大戦前や戦争美術、それからソ連時代のプロパガンダ的な絵画は、好みとは断言しがたいけれど、その前時代的なところが非常に興味深く感じられました。
なので、ほんとは1枚1枚もっと丹念に見たかったくらいです。結果的に鑑賞時間は2時間になりましたが、途中でかなり駆け足したところもあったし、最後の2室ほどは時間切れで入れてすらもらえなかったので、全然足らなかったです。

実は、途中で、めちゃくちゃ疲れてしまったので、カフェで1時間半以上も休憩をとってしまいましたが、それを後悔したくらいです。
そんなに長い休憩をとってしまったのは、カフェ・エリアではFree WIFIが使え、アクセス状態もホテルよりよっぽど調子よくて、つい旅行記アップをしてしまったせいもあります。
休みたかったのは確かです。はじめの1時間半で非常に疲れてしまったのは、まだロシア旅行4日目ですが、それまでの疲れと寝不足がたまっていたせいだと思います。
しかし、やはりネットアクセスできるようになると、それは時間食い虫でやばいと思いました。

電光掲示でハイライト絵画を紹介するようにまでなっていた、トレチャコフ美術館・新館の建物
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こういうロシア・フォークロア色の強い絵画もあって、本館に劣らぬくらい興味深かったトレチャコフ美術館・新館
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2015/07/06月 モスクワ観光4日目
・ノヴォデヴィッチ修道院(10:40-13:55 約3時間15分)
・アンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館(スパソ・アンドロニコフ修道院)(15:10-16:50)
・ニクーリン・サーカス(19:00-21:10 20分休憩込み)
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月曜日はミュージーアムがお休みなので観光する場所の選択肢が限られるのが常ですが、モスクワのような大都市はそうでもないです。
というわけで、2000年のロシア旅行以来15年ぶりにノヴォデヴィッチ修道院をじっくりと回り、そしてこれまで行きたいと思っていてなかなか行く機会のなかったアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館に行きました。
そしてこの日から3夜連続サーカス観劇の初日!
開演まで余裕をもって行けるよう、観光を切り上げる時間には注意しました。

しかし、昼の観光場所を2ヶ所にしぼったわりには、ノヴォデヴィッチ修道院に思いっきり時間をかけてしまい、下手したらアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館の方へは行けなくなってしまうのではないか、やばかったです。
私は気に入るとどんどん散策ペースが落ちるので、時間配分が下手です。
しかも、時間が気になって、気持ちに余裕がなくなるときに限って、道を間違えたりするのです。
ノヴォデヴッィチ修道院とルブリョーフ記念イコン美術館は離れているので、移動時間に2時間近くかかってしまいましたが、それもノヴデヴィッチ修道院から地下鉄駅に向かう帰りに道を間違えて遠回りしたせいでもありました。
どちらも地下鉄駅から10~15分くらい歩くのですが、往路と帰路を違う道にすると私のような方向音痴は絶対道を間違えることを再認識しました。
なにしろ、この日の夕方、地下鉄駅から3分、同じ通り沿いという分かりやすくて近かったはずのニクーリン・サーカス会場ですら、「地球の歩き方」掲載の地図が間違っていたせいもありますが、反対方向にずんずん進んでしまって遠回りしたのですから。

というわけで、観光内容と写真撮影散策の意味ではとても充実した1日でしたが、自分の方向音痴さ加減につくづく嫌気が差した日のはじまりとなりました。
この方向音痴に対する自己嫌悪は、翌々日の夕方、地下鉄駅から近いボリショイ・サーカス会場へスムーズに行けたときまで続きました。

今回の旅行はこれまで曇天続きでしたが、モスクワに戻って来てからは、比較的、天気に恵まれました。
白い修道院の壁などは、やはり日差しがある方が、輝く白さに撮れます。
正教会の玉ネギドームも、それが黄金ドームであればなおさら、日差しがある方が金きらキンに輝いて撮れます!
まあ、逆光と日陰の場合はどうにもならないんですけど。
7月のモスクワともなると、天気が良いと、直射日光がきつくてかなり暑く感じられたのですが、湿度の低いヨーロッパ、木陰はとても涼しかったですし、屋内のイコン美術館なども、クーラーも扇風機もなくても、日本で省エネ温度設定くらいでクーラーをかけているのと同じくらいには快適に過ごせました。

そんなわけで、ふつうに見学していれば一時間くらいですむノヴォデヴィチ修道院で3時間以上も過ごしてしまったのは、修道院内のいろんなアングルで建物や建築物などを撮るのが楽しかったからです。
それと、ここの修道院は、内部見学ができた2つの教会ともども、内部撮影がOKでしたから。
ロシアでは現役の正教会の内部撮影はほとんどどこも不可で、こんなにステキなのに写真が撮れないなんて~!という欲求不満がたまっていたので、ここで思いっきり写真を撮ることで欲求不満を解消できました。
だから、屋外はもちろん、屋内で写真を撮りながら過ごしていた時間も長いです。
一人旅なんだから、好きなところで好きなだけ時間をかけてもいいよね、と自分に言い訳をして、ゆっくり過ごしたのは確かです。

さすがにそれで、ルブリョーフ記念イコン美術館の方に行く時間がなくなってしまっていたら後悔したところですが、昼過ぎたあたりから我に返り、残りは少しペースを上げました。
残りというのは、修道院内に小さなミュージーアムが3つほどあり、それらを含めたセット券を購入していたから、回らないのは損だと思ったためです。
小さなミュージーアムのうち、ナポレオン戦争にちなんだ展示は、正直あまり興味が持てなかったのですが、イコン美術館はとてもすばらしかったです。写真も撮りまくり。
次のルブリョーフ記念イコン美術館でもたくさんイコンに出会えると分かっていても、いま目の前にあるものをはしょるわけにはいかなかったし、そのつもりもなかったです。

ルブリョーフ記念イコン美術館は、イコン画家として有名なアンドレイ・ルブリョーフが晩年を過ごしたスパソ・アンドロニコフ修道院内の一部が美術館として使われているところで、ノヴォデヴィッチ修道院同様、修道院としても散策しがいがありました。
ただ、こちらの現役の正教会の方は撮影してよさそうな雰囲気はなかったので遠慮しました。
なので、時間配分が下手だと自己嫌悪に陥りそうになりつつも、結果としては、内部撮影が思いっきりできたノヴオデヴィチ修道院の方に時間をかけたのは、私としては正解でした。
そして結果的に、予定していた両方の修道院を、満足行くまでちゃんと見学できました。

それにしても、モスクワ観光で、1日で日中この2か所と、夜のサーカス観劇しかこなせないのは、かなりのんびりペースでしょう。
モスクワの地下鉄は乗り換えが面倒なので、あんまりあちこち移動したくなかったせいもありますが、人によっては私の1日の観光メニューはかなり少なくて驚いてしまうかもしれません。
でも、こんな風にのんびり過ごしたかったからこそ、4度目のモスクワ再訪を計画し、日程もたっぷりとったので、私としては大満足!

ただ、年を経るにつけ、なんだかどんどんのんびり志向になっているのは……昔はさっさっと移動できたのに、いまや体に肉がいっぱいついて重くなり、移動するのにフーフー言うようになったおばさんが、のんびりするのもいいわよね、と悔し紛れに言い訳している図式が、頭の中に浮かんで仕方がありません(苦笑)。

ちょいと柳がじゃまだけど、15年前も同じアングルで写真を撮った記憶があるノヴォデヴィッチ修道院
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地下鉄出口から徒歩3分の一本道なのに遠回りしてしまい、到着まで10分以上もかかったニクーリン・サーカス会場
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2015/07/07火 モスクワ観光5日目
・トレチャコフ美術館・本館(10:50-15:50 約3時間20分)
・ククラチョフの猫劇場(18:00-19:00 1幕で休憩なし)
・ドム・クニーギー&新アルバート街でちょっとだけ夜景撮影
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トレチャコフ美術館(本館)に到着したとき、いくらボリュームがあって、じっくり鑑賞するとしたら1日で足らないといえる規模の美術館とはいえ、たった2年ぶりで再訪できるなんて、なんて贅沢なんだろうと思いました。
だって海外旅行ってそんなに何度もできるものではないから、1か所にじっくり時間をかけ、さらに再訪するよりは、次々と新しいところに行きたくなるのがふつうだろうと思うと。
私だって他にまだ行ったことのないところもありますが、敢えて2年ぶりで再訪する旅程を組んだ私って、なんて贅沢!
と自分で自分の旅程の立て方に悦に入ってしまいました@
いやぁ、またそういうことをしてみたいです。
また今度、そう遠くないうちにサンクトペテルブルクを再訪できるたとしたら、サンクトペテルブルグのロシア美術館やエルミタージュ美術館でやってみたいです。

トレチャコフ美術館では、2年前にさんざん写真を撮り、フォートラベル旅行記にまとめたので、やはり写真を撮った絵については、とてもよく記憶していました。
久しぶり!と絵に話しかけたくなりました。
写真を撮っていない絵も、見れば思い出す程度には記憶にありました。
二次元の絵画はそうバリエーションのある写真が撮れるわけではないので、今回は、なるべく写真を撮らずに鑑賞しましたが、前に写真を撮っていない作品や、とても気に入っているのでどうしてもまた撮りたくなった絵の写真は撮りました。
なるべく写真を撮らずに回ったせいと、ゆっくり見る絵とさっと見て終わらせてしまう絵とメリハリをつけたせいで、思ったより疲れませんでした。

ちなみにトレチャコフ美術館に限らず、モスクワやサンクトペテルブルクの大手の美術館は修復中で閉鎖されている部屋があり、今回、ぜひ再訪したかった絵がある部屋が閉鎖されていましたが、2年前に見て、写真をちゃんと撮っているので、それほどがっかりせずにすみました。

今回、トレチャコフ美術館・本館では、2年前にかなり駆け足で見てしまったと思っていた1階の、ロシア絵画史では世界の美術史から見てあまりめぼしい画家や作品が出現しなかった19世紀絵画にじっくり時間をかけようと思いましたが、いざ回ってみたら、記憶にあるほど駆け足ではなく、わりと丁寧に見ていたことに気付きました。

また、今回は、前回、見損ねたウラジーミルの聖母のイコンをちゃんと見に行くことができました。
ただし、現役の教会にあるので、撮影は不可でした。
イコンはちゃんと現役の教会にある方が、本来の意味を持ち、価値も高まるでしょう。乱暴なたとえかもしれませんが、動物園で動物を見るのと、それをサファリなどで見るくらいの違いはあるのだと思います。
しかし写真フリークな私は、動物園の動物の方がサファリより写真が撮りやすくて嬉しいのと同様、やはり写真が撮れる美術館にイコンが展示されてある方が、詳細もじっくり眺められて嬉しいと思ってしまいました。

この日の昼間の観光はトレチャコフ美術館・本館だけで、18時からのククラチョフの猫劇場へは余裕をもって向かうことができました。
おかげで、また地下鉄駅を出たあと、思いっきり道を間違えても、開演前に劇場の2階の猫博物館を見てまわるだけの余裕がありました。
このときも、プリントアウトしてきたGoogle地図を照らし合わて向かったのに、劇場があるとは思えない閑静な住宅地に入ってしまい、モスクワ川にぶつかるまで道を間違えたことに気付かず、自己嫌悪に陥りました。

猫のサーカスは、とっても可愛らしかったです。日本で事前にメールで予約したので、2列目の真ん中という良い席をゲットできたため、小さな猫たちもよく見えました。
ただ、このとき、私の前の席の男の子はお母さんに抱っこされていたので席が空いていたのですが、そこへまだ7~8才くらいの女の子が、うしろからやってきて、勝手にその席を陣取ってしまいました。
男の子のお母さんが女の子に一度注意したのですが、女の子は全然聞く耳もたず。
おとなしく見ていれば、後ろにいた私には、まだ実害はなかったものの、興奮していたその子は、始終、とてもけたたましかったです。席をとられてお母さんのひざにいた男の子が、いやそうな顔をして耳をふさいでいたくらい。
しかも、頻繁に席を立つし、舞台の方に手を伸ばしたりしていたし、小さな女の子なのでそういうマナー違反は仕方がないと思ったものの、親が放置していたのにあきれました。
おそらく「ちゃんと自分の席に座って見なさい」と注意するよりは、子供のやることだし、我が子ができるだけ良い席で見られるには越したことはない、と放置しておいたのでしょう。
あるいは、親はちゃんと自席に座っていたので、我が子の所業に気づかなかったのかも知れませんが、それでも子供が席をたって前に行く前に注意できそうなものです。
その子が立ち上がっても、まだ小さいのですぐ後ろの私の視界が遮られるほどではなかったのですが……席をとられた母子にも同情し、せっかくの観劇中、いい気はしなかったです。
それにとにかく、ずっとけたたましくわめきっぱなしで、うるさかったのなんのって(苦笑)。

そんなわけで、猫サーカスそのものはよかったのですが、鑑賞にはちょっとけちがつきました。

トレチャコフ美術館・本館で2年前にも写真を撮ったけれど、とてもお気に入りなのでまた撮ってしまったシーシキンの絵
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だって子グマちゃんたちがとっても可愛いんですもの!
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そして同じく、とても気に入っているのでまた撮ってしまったヴァスネツォフの「灰色のオオカミに乗ったツァレヴィッチ・イヴン」
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ちなみに、すでに書いたとおり、今回、一部修復中で、ヴァスネツォフの作品の大半が見られませんでした。
「地底王国の王女たち」とか「英雄たち」とか、再会したかったのに残念です。

※2013年のロシア旅行でトレチャコフ美術館・本館で撮った写真をまとめたフォートラベル旅行記
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第4日目:モスクワ】(1)トレチャコフ美術館(前編)シーシキンやアイヴァゾフスキー等の大好きな絵画が目白押し」
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第4日目:モスクワ】(2)トレチャコフ美術館(中編)ロシア史とロシアの古き時代にどっぷり浸りながら」
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第4日目:モスクワ】(3)トレチャコフ美術館(後編)静謐な風景画や庶民のドラマを感じる19~20世紀の絵画とアンドレイ・ルブリョフをはじめ圧倒的なイコン・コレクション」

つづく。

2015年モスクワ&カザン旅行~1日ごとの感想(2)初めてのタタールスタン共和国カザン滞在編


1日ごとの感想の2回目は、初めて訪れたタタールスタン共和国カザン滞在2日分です。
今回のロシア旅行記は、同時並行で少しずつフォートラベル旅行記を作成していますが、カザンについては、作成できたのはレストラン編のみです。
でも、旅程の最初の方に訪れたので、年内にはフォートラベル旅行記詳細版を作成できるのではないかと思っています。

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2015/07/03金 カザン観光1日目
・カザン・クレムリン(10:20-15:25)
  クル・シャリーフ・モスク
  ブラゴヴェシチェーンスキー(受胎告知)聖堂
・タタールスタン共和国立博物館(15:30-16:45)
・クレムリンより東エリアを散策
(本当はバガローデツキー修道院に行きたかった)
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タタールスタン共和国のカザンはすばらしかったです。
モスクワの他にもう一都市行きたいと思案していたときに、ここを推薦してくれた代理店の担当者さんに感謝!
もとはタタール人の町だったところを、ロシア人が占拠してしまったところで、タタールの香りは旧タタール人居住区にわずかにあるくらいですが、なんといってもクレムリンにはモスクがあります。
正教会とイスラムのモスクが共存していることでも、世界遺産に登録されていることは、行く直前に気付いたのですが、むしろ私はその両方の建物の美しさの共存こそが、世界遺産になった理由ではないかと思っているくらいです。

ホテルからクレムリンまでは徒歩で行けなくもなかったのですが、地下鉄1駅乗って行きました。
その地下鉄からして、タタールっぽい装飾タイルで飾られていて、そして出口を出たらすぐに目に飛び込んで来たモスクにうっとり。
空模様が曇りだったのは残念でしたが、もう一日中、テンション上がりっぱなしでした。
まさか5時間もクレムリンで過ごすことになるとは思いませんでした。
それに、空は途中で晴れて、正教会を見学しているときは、きれいな青空の下での撮影散策も楽しめました。

クレムリンの正教会もモスクも内部撮影は禁止で残念でした。
モスク内部は、修復後なのか新しいかんじはしましたが、金襴豪華ながら青系統の色彩でまとめられていてとても上品でした。
イスラム教徒の人ですら、記念撮影を撮っていたので、いったんはパチリとカメラに収めてしまいましたが……格好の観光場所とはいえ、信者でもない観光客に内部を見せてくれるモスクの好意を考えて、その写真は削除しました。
そうでなくても、クレムリン内は観光客にとってすばらしい公園で、いろんなアングルでステキな外観の写真が撮れましたし、地下の付属博物館、それからクレムリンの隣のタタールスタン共和国立博物館など、いくらでも写欲がそそられるところがありました。
それに、教会の建物の外観そのものの撮影すら厭う信心深い修道院もあるので(ルーマニアやブルガリアなどによくありました)、教会の建物がただで撮れるのは当たり前、と思っていてはいけないですね。

本日のハイライトその2のタタールスタン共和国立博物館は1時間しか見学できなかったのは残念でした。いくらクレムリンでハイテンションで楽しく撮影散策ができたとはいえ、時間配分に失敗しました。
途中で館員さんに「17時に閉館だけど、そのペースで見終わるの?」と注意されなければ(苦笑)、全部見終わらないうちに、閉館時間だからと追い出されたところでしょう。
国立博物館に入る前は、カザン観光は2日目もあるのだから、いっそ国立博物館は翌日落ち着いて見学しようかと思ったのですが……本日中に行っておいてよかったです。
なにしろ翌日は、行けそうにないと思っていた郊外エクスカーションの方に行くことができたので。本日中に博物館を見学できていなかったら、翌日エクスカーションの方をあきらめなければならないところでした。

というわけで、クレムリンと国立博物館の見学でくたくたになってしまったのですが、道路脇に座り込んでじっくり休んだあと、気力を取り戻せたので、クレムリンの東地区の教会めぐりができました。
ほんとは、モスクワの赤の広場にある奇跡のカザンのイコンがもともとあったというバガーデツキー修道院に行きたかったのです。ガイドブックによるとそこは内部撮影もOKらしかったので。
ところがバガーデツキー修道院の外観を知らなかったので、適当に修道院らしきところを回ったのですが、見つかりませんでした。回れた修道院はステキでしたが、疲れ切ってしまったので3つまで回ったところで散策を打ち切り、目的は果たせなかったのが心残りとなりました。

実は翌日、乗り降り自由の市内観光バスの車窓からバガーデツキー修道院を目にすることができたのですが、その修道院がある通りはちゃんと歩いていたのに、あと少しというところで引き返してしまったらしいです。ちょっと悔しい。

この日、帰りは、クレムリン前からホテルまで、目抜き通りのバウマン通りを撮影しながら歩こうと思ったのですが……思った以上に疲れてしまったのでその気力はなく、また地下鉄を利用して帰りました。
とはいえ、夕食を食べるために、いったんホテルに戻った後、バウマン通りをちょこっとだけ歩き……おなかもいっぱいになってまた元気になったので、ウィンドウ・ショッピングと思ってぶらぶらし始めたら、またまた自分用のおみやげを買ってしまいました。
カザンあるいはタタールスタンらしさがあるおみやげなら、今、買ってもいいよね、と自分に対して解禁してしまったのも確か。

クレムリン散策中、曇天で少々残念でしたが、白飛びする空が間延びしないように苦心するのもある意味楽しかった@
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タタールスタン共和国立博物館にて、東欧のフォークロア・コレクションを見るのはやっぱり楽しい@
タタール人のファッションが分かる絵画
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眺めるだけでも楽しい、垂涎ものの宝飾
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国立博物館見学のあとに回った東地区にて、圧倒的な宮殿「農業館」
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ただ、疲れていたし、中でなにか展示をやっていたとしても、時間的に開館時間はとっくに過ぎている頃だったので、外側から見ただけで、中を覗きませんでした。

バガーデツキー修道院が見つからなかった代わりにちょっと内部も見学できたパラスケヴィ・ピャートニッツァ教会
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昔の城壁にあったと思われる塔のようなものも見つけた゛
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2つのハイライトのクレムリンと国立博物館だけでなく、散策すればするほど、ステキな発見がありそうな街でした、カザンは@

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2015/07/04土 カザン観光2日目
・現地ツアー参加(10:00-17:00)
  ライフスキー修道院(10:05頃-12:00 約20分自由時間)
  ヴォルガ川中洲島のスビャージスク(Sviyazhsk)(13:10-14:45 約30分自由時間)
・市内観光バスツアー乗り降り自由タイプ(19:00-20:00)
・ソビエト時代ライフスタイル博物館
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カザン観光を2日間にしたのは、最近のじっくり志向ゆえ。
せっかく行ったのに、主な観光ポイントだけをつまみ食いするような観光の仕方よりは、町角撮影も楽しみながら、じっくり回りたいと思ったためです。
それは、街中の観光ポイントが西欧より限られていた東欧を多く旅行したせいかもしれません。
その一方で、市内観光に2日費やすのではなく、可能であれば「地球の歩き方」に載っていたライフスキー修道院のような郊外へのエクスカーションへ行きたいと思っていました。
だけど、ライフスキー修道院は、公共交通機関で行くとしたら、バスは一日に何本あるかどうか分からず、とても心許なかったので、ツアーでもない限り、とても行けないと思いました。
そのライフスキー修道院を訪れるツアーを、2日目の朝に寄った観光案内所で見つけてしまいました。
観光案内所へは、はじめ、夜間のツアーや高層ビルから町を見下ろすといった所要時間が数時間程度の短いツアーを目当てに行ったのですが、ライフスキー修道院を訪問するツアーを見つけてしまいました。
それは、信心深いロシア人にとって興味がわきそうな、宗教センターのようになっているヴォルガ川の中州島の街スビャージスク(Sviyazhsk)と組み合わせた1日ツアーでした。
それに参加したら、2日目、いくつか行こうと思っていたカザン市内観光はできなくなりますが、やはり街の外に飛び出してみたいという思いがあったので、その場で当日ツアーを申し込んでしまいました。

ツアーのガイドはロシア語オンリー。
過去にロシア語オンリーでガイドは基本的に英語を話さないツアーに2度参加したことがありります。なので、多少、心細かったし、詳しい説明が聞けないのはもったいなかったですが、今回も連れていってくれるだけでもまし、と思って参加しました。
ライフスキー修道院もスビャージスク(Sviyazhsk)も、現地ロシア人ツアーがぞろぞろ訪れるところでしたので、ガイドさんの顔とツアーメンバーの1人か2人の顔をしっかり覚え、迷子にならないように必死についていきました。
特に随所に設けられた自由時間の集合時間は、ガイドさんに直接確認しに行きました。そのくらいの内容であれば、ガイドさんは英語で教えてくれました。
ツアーでいくと、写真を撮りたいと思ったタイミングで自由に写真が撮れないのが難点ですが、ガイドさんの説明のロシア語がひとことも聞き取れなかった私にとって、ちんぷんかんぷんなめちゃくちゃ長く感じられましたので、その間は写真撮影していました。ガイドさんの話をちゃんと聞いていないのは失礼に当たると思ったけれど、全く聞き取れないし、そのことをガイドさんも知っているんですもん。
もっとも、ちゃんとロシア語が聞き取れても、ガイドさんの説明の最中に集中せず、まわりで写真を撮っているメンバーというのはたいていいるものです(苦笑)。

ツアーで訪れたもう一か所のヴォルガ川中洲島のスビャージスク(Sviyazhsk)は、よく知らないまま行ったのですが、Lonely Planetにはちゃんと載っていました。アクセスが不便そうなので、読んですらいなかったところでした。

ライフスキー修道院は、修道院内しか見学せず、周辺の自然は見られなかったので、街中の修道院を訪れているも同然な気がしてしまいました。実はロシアの自然の中の修道院という景色をかなり楽しみにしていたので、そこは物足りず残念でした。
でも、ツアーのメインはむしろスビャージスクの方であり、私もそちらはとても気に入りました。
中洲島といっても、道路が通じているので、船などには乗らずにそのまま車でアクセスできました。
そのアクセスの際の車窓から見られたヴォルガ川の雄大な景色は、まさにロシア絵画を思い出させました。
スビャージスクの街中に入ってしまうと、キジ島をもう少し街らしく開拓したような印象を受けました。
街というより村というかんじで、田舎の雰囲気をたっぷり楽しむことができました。
いくつも教会があって、そのうちいくつか中を見学できたのですが、ここでも現役の正教会は撮影禁止で、とても残念でした。でも、スビャージスクの街景色をいろいろ撮影できたことで、かなり満足できました。
それに、ロシアに現存する最古の木造教会は現役ではなかったらしく、内部の撮影が可能でした。
それはとても小さな可愛らしい教会で、ルーマニアやブルガリアの田舎で見たような木造教会を思い出させてくれました。

この日は雨がちでしたが、カサをささなければならなかったのは5分もなかったと思います。
一番雨が降り注いでいたときは、バス移動の時間帯でした。
ツアー代金は1,550ルーブル(1ルーブル=約3円で換算)でランチもついていたので、お得なツアーでした。
スビャージスクの方は、Lonely Planetには載っていたものの、日本ではほとんど紹介されていないところも旅程に入れることができたという意味でも、とてもいい選択をしたと思いました。

10時に出発し、17時に戻ってくるツアーでしたので、カザン市内観光は全然できないと思ったのですが、ツアー終了後、乗り降り自由のイヤホンガイド付きのバスに乗って、市内をざっと見て回ることができました。
実は2日目の観光としては、タタール人旧居住区を回るのを楽しみにしていたのですが、代わりにこの市内観光バスでざっと回ることができました。
旧居住区といってもタタール人の家らしい建物はそんなに残っているわけではなかったので、歩いて回っていたら、これぞという建物や町角にいくつも出会う前に疲れてしまったでしょう。

また、2日目の観光としては、途中で看板を見かけて気になっていたソ連時代ライフスタイル博物館も行きたいと思っていました。
どんな建物か行くだけで様子が少しは分かるかもしれない、と行ってみたら、入口の開館時間によると20時までのはずのところ、20時を過ぎても入口が開いて、まだやっていたおかげで、見学できました。
展示はソ連時代の生活グッズやコレクションが所狭しと並べられていただけで、ちょっと思っていたのと違いましたが、撮影もOKでしたし、楽しく見学できました。

というわけで、本日は、所要時間7時間の1日ツアーに参加した上に、市内観光としてやりたいと思っていたこともちゃんとやれて、とても充実した1日になりました。

内部撮影がOKだった、スビャージスク(Sviyazhsk)のロシア最古の木造教会の内部(イコノスタス)
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こういうロシアの田舎らしい写真が撮れたのが、スビャージスクで最も楽しかったかも@
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翌日は早朝の便でモスクワに戻りました。
つづく。

2015年モスクワ&カザン旅行~1日ごとの感想(1)前泊編からカザン出発までのモスクワ観光

次の記事は下書きがあるのですぐに書けると前回の記事のおわりに書きつつ、しばらく間があいてしまいましたが、前泊と帰国日を含めて14日分の1日ごとの感想を5回に分けてアップしていこうと思います。

昨日は鬼怒川氾濫のニュースにふるえました。
数年前ですが、母と一緒に鬼怒川の温泉に泊まったことがあるので、見覚えのある景色が悲惨なことになっていてぞっとしました。
我が家も近くに河川があるので、ひとごとでないです。
今後も被害が拡大しないことを祈ります。
ほんとに雨の降り方が極端になり、大雨警戒が珍しくなくなりましたが、こういう川の氾濫が何度も起こったらどうしようという気分です。
なんだか21世紀じゃないみたいです。
でもよく言われているように、私も津波の映像を思い出しました。
それから中・東欧の町が大規模に被害にあった、ドナウ川の氾濫のことを思い出しました。
あちらも、1番最近はつい一昨年の2013年ではなかったかと思います。
私はよく中・東欧に旅行してきたので、あちらの話もひとごとではない気分でした。

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06/30火 職場から成田のホテル(成田ゲートウェイ・ホテル)に前泊
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出発日を平日、10時45分成田空港発のJALで行くことにしたので、成田空港近辺のホテルに前泊することにしました。
行きのJALは3日前にWebチェックインをしておいたことですし、出発日当日の自宅最寄り駅の始発で行けば成田空港に8時半頃に到着するので間に合わないこともなかったと思うのですが、安全規制強化のために最近、電車が遅延するのは頻繁になったので、そういうことにやきもきしながら成田に向かうよりは、前日のうちに成田近辺まで行ってしまう方が安心です。
なにより、前泊ホテルに向かうところから、海外旅行が始まった気分になれて、わたし的にはちょっとお得。
去年2014年のドイツ旅行のときも同じように成田に前泊したのですが、今回予約したホテルは、東京駅から直通の空港バスがありました。
実は、今年は職場移転により、職場の最寄り駅が東京駅になったので、巨大すぎるのがイヤで何年も利用を避けてきた東京駅を、ついに利用することになりました。その意味でも、ちょっとドキドキでした。方向音痴の私が迷わないように、ネットでググッて東京駅構内の地図をダウンロードしておきました。
東京駅の高速バス乗り場のすぐ地下にラーメン横丁という、ラーメン屋さんが並んでいる界隈があるので、そこで夕食をとろうと思ったのですが、ダウンロードした東京駅構内の地図を参考に歩いていたのに、道を間違えて、遠回りしてしまいました。
なので、遠回りしたついでに、黒塀横丁の中華料理店の方で夕食をとりました。
今回の旅行では、自分の方向音痴に我ながらあきれてしまったのですが、前日から早くもその兆候が……(苦笑)。

週末に荷物をホテルに宅配したので、前日は職場からこの荷物で前泊ホテルにチェックイン
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2015/07/01水 出国・モスクワ到着&モスクワちょっと観光
・成田空港第2ターミナル10:45発JAL441便でモスクワ着15:00
・アルバート街をシンデレラレンズで撮影散策
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成田からモスクワまで直行で約9時間。
近所のレンタルビデオがつぶれてしまったので、映画を見るのは年に一回の海外旅行のフライト中が主になってしまった私にとって、機内映画は面白そうなのがたくさんでしたから、3本も見てしまい、一睡もしませんでした。
初めて利用したドモジェドボ空港は、シェレメチェボ空港よりもコンパクトで利用しやすいと思いました。
アエロエクスプレスでパヴェレツカヤ駅に到着し、ホテルまでは地下鉄1駅。タクシーを拾うまでもなく接続はスムーズで、地下鉄の乗り方もモスクワが4回目ともなれば勝手が分かっていて、荷物を持っていても乗りこなせ、地下鉄の出口を出たら、ホテルはもう目の前。
というわけで、東欧旅行では珍しく、空港からタクシーを利用せずに公共交通機関だけで自力でホテルに到着することができました。
再訪の町、ホテルもよく知った場所、往路なのでまだ荷物も重くなかったおかげです。

ホテルにチェックイン後、日没まで時間があるので、アルバート街を散策しようと思ったのですが……部屋に落ち着いたら、どっと疲れが押し寄せ、1時間くらい休んでしまいました。
ほんとはそのまま寝てしまいたいくらいでしたが……せっかくの直行便、明るいうちに目的地に到着するプランなんて、私はこれまでめったに立てて来なかったし、到着日から観光するつもりでこの日程にしたので、ベッドの誘惑を押し切って出かけました。

ちなみに、今回の旅行でぜひ見たいと思っていたサーカス3つのうち、残り2つのチケットは現地調達でしたが、できるだけ早く、初日のうちに手にいれておきたいと思いました。
ただし、その2つは会場が離れているので、わざわざ買いに行く時間も手間も惜しく、町のチケット販売店で買うつもりでした。
町に出て、アルバート街に到着したら、早速どちらのチケットもゲットできたので、もうそれだけで気分は上向きに@

もともと旧アルバート街付近は国内外の観光客が集まるところなので、観光客としても町に溶け込みやすく、テンションはますます上がりました。

ところが、おNEWの単焦点のシンデレラレンズ(Cannon EF50m F1.8 I)でアルバート街を撮影する、という目論みは、私がまだこのレンズに慣れていなくて、上手くいきませんでした。
それから、着ぐるみのキャラクターを撮らせてもらったら、お金を請求されたので、そんなつもりがなかった私はがっかり。そこでテンションはずぶずぶ下がってしまいました。
でも、ここで初日から自分用のおみやげを買ってしまい、またテンション・アップ! ロシアの雑貨や人形のおみやげを買うのは楽しみにしていましたから。

そんなわけで、女一人旅、日照時間が長い夏なんだから、ホテルに戻るのは明るいうちに……と決めていたのに、出かけたのが遅かった上、途中で夕食をとったせいもあって、アルバート街の終わり近くまでたどり着いたときには、すっかり夜景撮影散策になってしまいました。
今回の観光先は、モスクワとカザンという、夜でも人出が多く、眠らない都会ばかりだったせいで、この後の観光も、明るいうちにホテルに戻れたためしはほとんどない、スロースタートの夜歩きパターンになってしまいました。

シンデレラレンズでがんばって撮影してみたアルバート街
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むしろシンデレラレンズで撮影しやすかったのは、こういうショーウィンドウ写真
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アルバート街の近くで見つけた可愛らしい正教会
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ちなみに、この教会の写真を撮っていたら、通りかかった他の外国人観光客に「ステキな教会だね。でも、教会の後ろにある建物はなにか知ってる?」と聞かれましたが、分かりませんでした。
その人はその場でスマフォで検索し、「ロシアの政府関係の建物だから気をつけた方がいいよ」と教えてくれました。
ロシアは以前よりずいぶん撮影に寛容になりましたし、「宮殿のような」と評判の地下鉄構内の写真を撮っていてもおとがめはないですが、やはり政府関係の建物は要注意ですね!

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2015/07/02木 モスクワ半日観光&S7航空でカザンへ
・アンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館(木曜は開館午後だったので入れず)
・近くの正教会散策とアンドロニエフスカヤ広場の教会散策
・ザリカージュの館(ロマノフの家)博物館
・ドモジェドボ空港17:40発S7航空79便でカザン着19:10
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本日はモスクワのホテルをチェックアウトし、ホテルにスーツケースを預けて軽装になり、モスクワを半日観光した後、夕方、フライトでタタールスタン共和国のカザンへ。
気の抜けない日程ですが、随所で自己嫌悪。取り返しがついたものばかりだけど、失敗つづき。
海外旅行を何度やっても、慣れないうちは、戸惑いも多いです。

まず、午前中のモスクワ観光で楽しみにしていたアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館の開館時間を間違えて入れなかったこと。この日のハイライトのつもりだったので、痛かったです。開館時間は当然ちゃんとガイドブックに書かれてあったのに、今日は木曜日で、午前中は閉館の日だということを、きれいに忘れていました。
ホテルはロケーションがよく、赤の広場のようなセントラルへは地下鉄1本で20分くらいですが、この美術館はややセントラルから離れていて、地下鉄駅からも離れていて、到着するまで一仕事終えた気分でしたのに……そのアクセスにかかった時間のロスも、痛かったです。
公営のミュージーアムだから、いかめしい警官みたいな警備員がいて、時間になったのに入ってはダメ、と通せんぼされたときには、何事かと思いましたっけ。

でも、転んでもただでは起きないぞ、と周辺の教会を観光し(ただ、正教会は内部撮影はどこも禁止だったのは残念)、次回はもうスムーズにアクセスできるはずだ、と後日、出直すことを決心し、残り時間は、セントラルにあり、観光時間がかからなくてすむロマノフの家博物館に行きました。

ところが、博物館見学を終えたあと、預けた荷物を受け取らずに隣の教会へ観光しに行って、慌てて戻って来たり、さあ、このあとは空港に向かうだけだ、というときに、しゃれにならないと気をつけていたはずなのに、逆方向の地下鉄に乗ってしまったり。
さらには、空港には十分早く到着したのに、まだ早いし、国内線だから出国手続きのわずらわしさもないから……と油断し、チェックインだけすませた後、セルフレストランでのんびりしてしまったのも、海外旅行慣れしているとは思えない、ドジでした。
ロシアの空港は、チェックインした後も、セキュリティチェック、パスポート・コントロールがあり、それぞれ何かと時間がかかるのです。日本のように、行列ができたから、少しでも早く進むようにしよう、などと気を使う職員はいやしません。
でも、少なくとも、早めにゲートには向かったので、搭乗時間には十分間に合いました。
ドモジェドボ空港がコンパクトなのも助かりました。

そして到着した初・カザン。タタールスタン共和国の首都。
軽装だったので、空港からホテルまで鉄道とバスを使って自力で行くつもりでしたが、なんと市内と空港を結ぶ鉄道は2時間に1本程度しかなく、次の鉄道は1時間待ち。
なので、空港にタクシーカウンターがあったのを幸い、タクシーでホテルに向かいました。私は白タクでボラれた経験が豊富にあるので、自分で拾うのは苦手なのです。
でも、代理店経由でとったカザンのホテルはとてもステキで、この日一日のドジの苦い思いが、すべて吹っ飛びました@

思ったとおり時間をかけずに回れたザリカージュの館(ロマノフの家)博物館だけれど、東西折衷の建築様式はなかなか興味深かった@
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いまのロシアでも空港の写真は撮らない方がいいけれど、アエロエクスプレスの駅から撮る分には、おとがめなし!?
───今回のロシア旅行で初めて利用したドモシェボド空港です。
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全部で8室しかないミニホテルのボン・アミ・ホテル
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つづく。

どんな写真をどのくらい撮ってきたか、2015年ロシア旅行の写真分析~1日ごとをふりかえると共にベスト3の写真紹介(後編)

一日ごとにどんな写真を撮ったか、そしてその日のベスト3の写真紹介の続きです。
ベスト3の写真は、撮った順であって、お気に入り順番ではないです。
ちなみに、前編をアップした写真や後編のために選び出した写真と、以前の記事でアップした写真を見比べてみたら、重なっているのが結構ありました。
前の記事を書いていたときも、いずれこうやってベスト3写真を選び出して紹介しようと思っていたので、重複しないよう、ベスト3に選ぶ可能性が高い写真はとっておこうと思ったのに、うっかりアップしてしまったようです。
その段階ではまだベスト3写真を確定していなかったせいです。
まあいいや。
記事の内容に関連ある写真を選んだら、そうなっちゃった、というのもありましたし、それだけお気に入り写真ってことですしネ。

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07/07火 モスクワ5日目トレチャコフ美術館本館
 PS 88枚/EOS 468枚(うち説明プレート等107枚)
 計553枚

この日は、1日で撮った枚数が2番目に多かった日です。
トレチャコフ美術館は一昨年の2013年のロシア旅行でも一日じっくり訪れて、写真をたくさん撮ったので、あのときに撮った絵の写真は撮らないようにしましたが、それでもたくさん撮ってしまいました。
その分、説明プレートもたくさん撮っています。
それが107枚もあるので、撮った絵画の写真も100枚以上あったというわけです。そしてこのときもほぼ必ず、全体の写真と、一部だけ切り取った写真の両方を撮りました。
2年前に撮った写真は撮らないようにしたことで、本日撮った写真は日本であまり紹介されることのない絵が多くなりました。それはそれで面白いコレクションになったと思います。
あとこの日は、夕方、ククラチョフの猫劇場で猫サーカスを観劇しました。
公演の撮影は不可でしたが、劇場の2階に猫グッズ・ミュージーアムがあり、それは撮影オーケーでした。
可愛い猫の置物や猫の絵がたくさんあり、もうみんな写真を撮りたくてきりがないくらいでした。
実物の子ネコちゃんもいて、可愛く撮れた子はベスト3に選びました。
猫サーカスの公演は19時に終わったのですが、その時間帯ではまだ昼間のように明るく、すでに夜型になっていた私にとって、ホテルに戻るには早かったので、新アルバート街に移動し、そこで夕食をとり、モスクワ一の書店であるドム・クニーギーで買い物をした際に、新アルバート街のネオンの夜景をちょっとだけ撮影しました。
ただし、一眼レフを取り出して撮影すると目立つので、コンデジで。

トレチャコフ美術館・本館で、絵画と一緒に時々展示されていた彫刻より
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19世紀末の彫刻家ブロンツキーの大理石の作品。
「貝殻の中で眠るキューピット」

トレチャコフ美術館・本館のイコン・コレクションより
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聖ニコラスのイコンの一部で、手の部分に注目して切り取りました。
絵画の中に描かれた手も、とても雄弁だと思うのです。
そのことが主題のエッセイを昔、読んで、私も注目するようになりました。

ククラチョフの猫劇場の猫グッズ・ミュージーアムにいた子ネコちゃん
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グッズではなく、もちろん本物の子ネコちゃんです。
何匹かいたけれど、よく動いていたし、下向いている子たちばかりだったのでなかなか撮れませんでしたが、この子がこんなによく撮れたのは、ほんとにラッキーでした。

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07/08水 モスクワ6日目ツァリツィノ宮殿
 PS 45枚/EOS 261枚(うち説明プレート等8枚)
 計306枚

この日は、夜はボリショイ・サーカスを観劇しましたが、昼間はホテルからそう遠くない、モスクワ市内の大きな公園のツァリツィノ宮殿公園に行きました。
あいにく午後から曇ってしまったものの、外で撮影していた午前中はドラマチックな雲が舞う、とても理想的な天気だった上、ツァリツィノ公園はとても美しく整備された公園でしたので、写欲がどんどんそそられました。
でも、一眼レフで撮った一日の撮影枚数をみると、思ったより少なかったです。
まあ、外散策の1日って、こんなものかな。
そんなに広範囲に歩き回れたわけではなく、いいな、と思った撮影スポットはたくさんあったけれど、ちょっとずつ位置がずれただけだったり、いろんなアングルで撮り直して、ベストと思われるの以外は削除したりしましたから。
同じ被写体でアングルが違う写真を何枚も撮ったからといって、ベスト以外全部削除しているわけではないです。もっと大きなタブレットやパソコン画面で見直したときに印象が変わるから。
でも、あきらかに判定がつく場合は、のちの写真整頓の手間を省くためにも、削除してしまうわけです。
ツァリツィノ宮殿公園はミュージーアムも充実していたので、ミュージーアムで撮った写真も多いです。でも、カタログを作る勢いで写真を撮ってきたミュージーアムに比べると、きりがないので控えよう、と自分をおさえられました。
実をいうと宮殿本体のミュージーアムはあまりそそられず、そそられたのは隣接するパンの家のフォークロア・コレクションでしたから。
そのフォークロア・コレクションも、どれも気に入ってしまって、ほんとにきりがなかったです。
カタログを作る勢いで撮ってもいいと始めから思っていたミュージーアムでなら、遠慮なく撮り貯めてしまうのですが、ライブビューで撮影するとカシャカシャうるさいので、それで遠慮ぜざるを得ないときもあります。
ボリショイ・サーカスでは、公演中に写真を撮ろうと思えば撮れたと思います。前の記事に書いたとおり、私の前の席の中国人のおやじが、公演中、最初から最後までビデオ撮影していましたから。
でも、いい写真を撮りたいと思ってファンダー越しに見ていたら、公演そのものをじっくり楽しめません。
それに一眼レフのシャッター音はビデオと違ってうるさいですから。
撮りたい、と何度も思いましたが、他人の迷惑と自分のためを思って、ぐっとこらえました。
まあ、最初のプロローグのときは、もう始まっているとは気付かずに、何枚か撮ってしまいましたけどネ。

ツァリツィノ宮殿公園のゲートを入ってまもなく見える景色の1つ
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この花壇はコリウスやサルビアだったかな。
空もきれいな青空で、建物が景色の中に点在していて、理想的@
お気に入りベスト3に入ったのは、被写体が良かったおかげでもあります。

まるで郊外の田舎の都市のように撮れたツァリツィノ公園の正教会
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モスクワの7月はまだまだクローバーの花が咲き乱れる季節でもありました。

公園で写生をするお嬢さんと
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このお嬢さんが、公園の静かで落ち着いた上品な空気を強めていると思いました。

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07/09木 モスクワ7日目ワシリー寺院&動物園
 PS 39枚/EOS 773枚(うち説明プレート等26枚)
(うち動物園では645枚)
 計812枚

1日の撮影枚数は、今回の旅行中、トップです。
800枚を超えるのって、ふだんの週末の撮影散策でもめったにないですが、動物園ならあり得ます。ステキな動きを見せてくれた動物を、連写することがあるからです。
それならビデオにすればいいじゃない、と思うときもあるし、あとでその動物の動きを楽しみたいならビデオの方がいいのは確かですが、それでも私が撮りたいと思うのは、一瞬をとじこめた写真なのです。
ビデオはビデオでまた、美学が違うところにありそうですし、ビデオの方が、ただの記録撮影として満足しておわってしまいそうです。最近あまり映画やテレビを見ないので、動画の美を追求したくなる見本との出会いが、私の中にあまりないせいでもあるでしょう。
連写しまくったのは、モスクワ動物園で楽しみにしていたシロクマ親子です。ホッキョクグマって遊び心たっぷりで、楽しいです。しかも、子グマは双子で、やんちゃで、1人遊びも上手だし、兄弟でじゃれたりけんかしたり、など、見どころたくさんでしたから。
それに初めて訪れる動物園は、動物以外にもいろんなところで撮影意欲がそそられます。モスクワ動物園は、夏のヨーロッパゆえに、花にあふれ、古めかしいところがどことなくラブリーでしたから。
なので本日の撮影枚数の圧倒的数を稼いだのは動物園での写真ですが、午前中に9年ぶりに赤の広場のワシリー寺院(ポクロスキー寺院)にも行ったので、そこでもせっせと、超広角レンズで撮影してきました。
ただ、常々思っていたのですが、モスクワきっての観光ポイントともいうべき赤の広場は、だだっぴろい広場なので、写真を撮りにくいです。あいにくの曇天でしたので、空が真っ白。上下をトリミングしたりして超ワイドにしないと構図的にかっこがつかないです。
あるいはクレムリンの壁の建築物などを大きく切り取って撮るくらいしか思い付かず、そういうのは2年前にたっぷり撮りました。今回は赤の広場では無理矢理撮影したようなものでした。

ワシリー寺院を背景にした赤の広場
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だだっぴろい赤の広場はむしろ人々の写真を入れないと構図的に間が抜けてしまうと思ったのですが、しあわせそうな美男美女の若いロシア人親子は、それだけでも絵になる存在でした。
とっさにシャッターを切りました。

モスクワ動物園のホッキョクグマ・シモーナ母さんの双子ちゃん
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遊び疲れて、しばし寝入ったところ。
とても仲の良い双子で、ぴったりよりそって寝ているところも可愛ければ、1頭がもう1頭の背中を枕にしている「いい」性格しているところも可愛らしいです。
寝ていて動かなかったので、水に映る姿も上手い具合に入れて、構図を考える余裕もありました。
なので、動物園でホッキョクグマの親子の写真はたくさん撮りましたが、その中でもこれはとりわけお気に入りです。

スターリン様式の芸術家アパートとケープペンギンのコラボ写真
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モスクワ動物園のあちこちでこの芸術家アパートが見られて、池と一緒に撮ったりするとなかなか絵になるのですが、ペンギンの展示場のガラスに映ったところをねらって、面白いコラボレーション写真にしてみました。

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07/10金 モスクワ8日目モスクワ動物園&プーシキン美術館
 PS22枚/EOS428枚(うち説明プレート等57枚)
(うち動物園では353枚)
 計450枚

動物園2日目です。今回は朝から昼過ぎまでいたので、前日は途中でバックヤードに戻ってしまって会えなかった動物たちにたくさん会えたのですが、ふりかえってみると動物園での撮影枚数は300枚台で、現時点の私にとって、週末の1日動物園撮影散策のときと比べても、多すぎず、少なすぎず。
シロクマに張り付いて連写した前日よりは、いろんな種類の動物が撮れても、枚数はそう増えなかったようです。というか、モスクワ動物園の動物の檻の大半は、まだ旧態然としていて、檻がじゃまで、そうじゃかすか撮れたわけでもなかったんでした。
シロクマは、ガラス張りの新しい展示場だったので、見やすかったし、写真も、多少アクリルの曇りや汚れはあっても、レンズを近づければ目立たなくなるので、撮りやすかったです。
ただし、この日は、シロクマ親子がタイミング的にバックヤードに引っ込んでいる時間だったときらしく、前日より長く姿を見られませんでした。写真枚数が前日ほど伸びなかったのは、そのせいでもありますね。
奥に引っ込んでいて姿が見えづらかったレッサーパンダが起きてくるのを待っていた時間も長かったです。
動物園の後に訪れたプーシキン美術館は、日本でもよく紹介され、本にもきれいなカラー写真があるよような、あまりにも有名な絵画が多かったので、オリジナルをじっくり味わう、本来の美術館らしい回り方をするようにし、写真はあまり撮りませんでした。
とはいえ、とりわけ気に入ったり、やっぱり自分で写真を撮りたい、と思ったりした絵の写真は撮っています。
ただし、説明プレートは動物園の動物のものも多いので、その枚数分の絵の写真を撮ったわけではないです。それにプーシキン美術館は、数時間でゆっくり回るにはちょうどいいけれど、思ったよりコンパクトでしたから。
もしキリスト救世主教会の内部撮影がOKであったら、もっとたくさん写真を撮ったでしょうね。巨大で豪華な教会内は、超広角レンズで全体を、そしてふだん使いの広角ズームレンズで一部を切り取って、あるいはシンデレラレンズで部分部分を……と、いくらでも写真を撮りたくなったでしょうから。

街中のキリン!?
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モスクワ動物園で撮った写真は多く、お気に入り写真がたくさんで、選び出すのは難しかったので、また面白写真を選ぶことにしました。
というか、動物園がこんなに町の建物と隣接したところにあるのが、すごく不思議な気がしました。
そりゃー東京も上野動物園は都会のど真ん中にありますけど、ここまで外が見えるほど隣接していないです。

キリスト救世主教会とバラ園
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キリスト救世主教会の裏にはすてきな庭園が広がっていました。
はじめこっちが入口かと間違えてアクセスしたのですが、花と建物という好みのコラボ写真が撮れました。
ただ、空が曇りだしてしまったのはちょっと残念。
青空の青色はかろうじて入れることができましたが、夕方、晴れて、黄金の夕日が差し込んできたときのキリスト救世主教会の写真とどちらにしようか迷いました。

プーシキン美術館にて、彫刻家ブールデルの休んでいる女の子の像
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たれっ尻のブールデルといわれている、ぽっちゃりした女性像を多く残した彫刻家の作品です。
それをうしろから、おしりを目立たせるように撮った面白写真です。
前から見ると、岩によりかかってふつうに休んでいるところなんですが、他の見学者がもっと面白い、ちょっとエッチくさいアングルで撮っていたのを見て、なぁるほどと思い、そのアイデアをいただきました。
大きなおしりが、健康的ですよね@

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07/11土 モスクワ9日目アルバート街散策&東洋博物館
 PS 37枚/EOS 315枚(うち説明プレート等20枚)
 計342枚

東洋博物館のコレクションを撮りまくったおかげで、思ったより枚数を撮っていた日です。
空いていたので、一眼レフをカシャカシャいわせて撮影するのに、あまり遠慮がいらなかったから。
とはいえ、東洋のすべてのエリアについて同じテンションで撮影したわけではなく、私が夢中になったのはかつて旅行したコーカサス・中央アジア・シベリアなど、私にとってエキゾチックな旧ソ連圏がメインでしたから、日本・中国・韓国あたり、行ったことのない東南・南アジアの方はあまり写真を撮っていません。といっても、ゼロではありません。
とはいえ、東洋博物館は、エリアによってはほとんど素通りしたとはいえ、2時間半でゆっくり見学できる規模でしたし(とはいえ、その時間におさまったのは、解説はロシア語だったので読めずにスルーしたせいでもあります)、実際にコーカサスや中央アジアを旅行したときに、そこの首都にある国立博物館で撮ったことがあるようなフォークロア・コレクションですから、撮影を少しは控えるようにし、撮った写真の枚数も膨大というほどではないです。
あとは地道に、午前中まわったアルバート街で撮った写真。アルバート街そのものの写真はそんなに多くありませんが、プーシキンの家博物館に入ったりしたので。
でもやはりこの日の写真のほとんどは東洋博物館で撮った写真ですね。

ふだん使いの広角ズームレンズで無理せずに撮ったアルバート街
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アルバート街の景色としては、この可愛らしい外灯の連なりと、19世紀くらいの貴族の家を思わせるクラシカルでパステルカラーな建物が並ぶ一角がとりわけ気に入りました。

チョコレート専門店のコンファエルで飼われていたネコちゃん、名前はヨーロッパ
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私の荷物を不思議そうにくんくん嗅いだあと、私の方を見上げたところです。
おとなしくて可愛いネコでした。
ヨーロッパちゃん自身はもっと可愛く撮れた写真もあるのですが、私の荷物に関心を見せているのが分かる写真を選びました。
それにしても、1つ1つ包装されているチョコレートの店とはいえ、食品店で平気でネコを飼っているところ、それが許される社会風潮であるところは、ロシア人のネコ好きのおかげでもあると思いました。

東洋博物館のコレクションより、シベリア民族のフォークロア
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この写真は、写真そのものは分かりやすく、他に余分なものが入らないように撮った、という基本中の基本みたいなものですが、被写体の面白さからベスト3に選びました。
被写体が気に入ったからベスト3に入れたかった写真はもっとたくさんあります。
あるいは、私はマネキンに着せられた民族衣装の写真を、よく一部だけ切り取って撮ったりして、カタログ写真におさまらない撮り方を工夫するようにしているのですが、その工夫はすでに私の中でいつものことになってしまったので、そういう写真の中から1枚だけ選び出すのはむずかしくなってしまいました。
これと同じようなのは、2年前の2013年にサンクト・ペテルブルグにある民族博物館でも、シベリア民族部門のところで見ました。
用途は分かりません。それだけに余計に気になります。
フォークロアや考古学コレクションの中で、こういった人体モデルの小さな像は、おそらく呪術的なものだと思いますが、プリミティブで妙に惹かれるものが多いです。

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07/12日 モスクワ半日イズマイロヴォ・マーケット&出国
 PS 154枚/EOSなし(うち説明プレート等3枚)
 計154枚

この日は一眼レフでは撮影せず、コンデジ一本ですませました。
撮った写真はほとんどが、イズマイロヴォ・マーケットのものです。
イズマイロヴォ・マーケットがどんなかんじがとても楽しみにして、半分観光のつもりではあったけれど、あくまで買い物目的だったので。
それに商品の写真を、喜んで撮らせてくれる店といやがる店があるので、イズマイロヴォ・マーケットを撮影目的散策にするつもりはなかったのです。
でも、買い物をした店のいくつかで撮影許可を求めてみると、みんなこころよく許可してくれたし、外国人観光客が多く訪れ、あちこちでぱちぱちとやっていたので、そのうち私も、いちいち許可を求めずぱちぱち撮影しはじめてしまいました(苦笑)。
ただ、一眼レフで撮影していると目立つので、コンデジで撮ったわけです。少々姑息でしたね。
でも、イズマイロヴォ・マーケットは、商店だけでなく、イズマイロヴォ・クレムリンと呼ばれた現役の正教会などがある、可愛らしくカラフルなフォークロア的な建物がならぶ一角もあったので、その意味でも撮影のしがいがありました。

イズマイロヴォ・マーケットの一角
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このあたりはマーケットのはじっこで、むしろ閑散としていたのですが、写真としては、緑で額縁のようにできたし、ななめの構図が気に入っています。

イズマイロヴォ・クレムリンの入口
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ファインダーの中に入れたいのはもっと広範囲でしたが、迫力を出すためにぐっと近付いて撮った写真です。

イズマイロヴォ・クレムリンの現役の木造正教会
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昼近くになって急激に雲が晴れて、ドラマチックになった空をたっぷり入れてフレーミングしました。
逆光になって仕方がなかった正教会はややシルエット気味に。

どんな写真をどのくらい撮ったか、1日ごとのふりかえりの後編と、その日のベスト3写真の紹介記事はこれでおわり。
次からは、1日ごとの感想記事です。
それが終われば2015年のロシア旅行の感想記事は終わりです。そのあとはフォートラベルで旅行記を展開し、そちらも完成したらINDEX記事を作りたいところ。
1日ごとの感想記事の方は前々から少しずつ書きためておいたラフドラフトがすでにあるので、あまり日をおかずに順次アップできると思います。

どんな写真をどのくらい撮ってきたか、2015年ロシア旅行の写真分析~1日ごとをふりかえると共にベスト3の写真紹介(前編)

今回の記事では、1日ごとにどんな写真を撮ったか、ふりかえってみたいと思います。
その日に撮った写真の中で、とりわけ気に入っているベスト3の写真と共に。
ベスト3の写真は、撮った順です。
全行程分を1本の記事にすると長くなりそうなので、前後編の2本に分けました。

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6/30火 職場から成田前泊・東京駅で夕食
 PS 52枚/EOSなし
 計52枚

最近は撮影が一番楽しみな海外旅行ですが、日本での前泊は、いわば前哨戦。
ただ、東京駅の改修が完了したのはもう何年も前ですが、これまで東京駅はなるべく避けてきたので、改修後に駅構内を歩き回ったのは今回が初めて。職場からのアクセスの都合上、東京駅が1番近くなったので。
今後は東京駅利用が私にとって珍しくなくなるかもしれないので、写真を撮らないかもしれませんが、改修後初めてということで、夕食レストランのあたりから、成田のホテルへ向かう高速バスの乗り場までの東京駅での写真は私にとって格好の被写体でした
もちろん、前泊のために利用した初めての成田ホテルも!
というか、コンデジの醍醐味だと思っています、こんなふうに旅行のときに、自分の足跡をたどるような写真を撮りまくるのって。
ただ、そういう写真は記録写真みたいなものですし、全部日本で撮った写真なので、ベスト3の選定はなしです。

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07/01水 出国&モスクワ到着&夕方のアルバート街散策
 PS 89枚/EOS 68枚(うち説明プレート等1枚)
 計157枚

この日は、2年前の2013年のロシア旅行のときに泊まったホテルと同じとはいえ、2年ぶりなので、まずは新鮮な気持ちでホテル写真をぱちぱち。
それから、せっかく直行便で午後に到着したので、少しはモスクワ観光をせねば、と出かけたアルバート街で撮った写真がメインです。
おNewのシンデレラレンズ(Cannon EF50m F1.8 I)で街中撮影にチャレンジしたいと思っていて、それには歩行者天国のアルバート街は格好の場所だと思っていたので、今回の旅行でやりたいことに、アルバート街をシンデレラレンズで撮影することを掲げました。
到着日はがっつり観光するには時間が足らなかったのですが、代わりにそのミッションにチャレンジするにはちょうどよかったです。
ただ、思ったよりシンデレラレンズでの海外の街中撮影ってやりづらく、APS-C サイズに換算されても80mmくらいの画角で切り取るのは非常につらく、どうしてももっと広く撮りたくて、撮りづらい撮りづらいという、マイナスな感想で終わってしまいました。

でも、この日の写真の中からベスト3を選ぶとしたら、これらの写真かな。
選び出すのに、苦労しました。

バスをステキなペインティングをして改装された、弾き語りを聞かせるカフェ
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バスの全体が撮れないのはシンデレラレンズの画角の狭さゆえで、撮っている最中は非常にやりづらさを感じましたが、あとで落ち着いて写真だけ見てみると、敢えて一部を切り取って画面いっぱいに入れた構図って、けっこう私好みでした。

すっかり夜が更けたアルバート街・その1
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昼間見ても素敵だった規則正しく並んだ街灯が、夜にはさらに美しくなりました。

すっかり夜が更けたアルバート街・その2
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規則正しく並んだ街灯を写真に取り込むのはけっこう難しく、1つだけどーんと注目してフレーミングしてみました。

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07/02木 モスクワ半日観光&S7航空でカザンへ
 PS 77枚/EOS 113枚(うち説明プレート等6枚)
 計190枚

この日は夕方、カザンに移動して、カザンのホテルにチェックインしました。スーツケースをモスクワのホテルに預けての軽装だったので、アエロエクスプレスでドモドジェボ空港に向かう経路も撮影できました。
なので、コンデジの撮影枚数は多めになっています。
一眼レフの方は、半日ちょいの観光でしたので、100枚台で、一眼レフの撮影枚数としては少ない日でした。
しかも、はじめに向かったアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館が、木曜日なので午前中閉館だったのに気付かずに行ってしまい、門前払いを食ったので、残りの時間では、時間のかかるところをじっくり回れなくなりました。
代わりに行ったロマノフ家の館博物館は内部撮影OKでしたが、あいまに見学した教会は、内部撮影不可でした。
なので、この日のメインの観光はロマノフ家の館博物館なのですが、なんとか選び出したこの日のベスト3の写真は、ロマノフの家の館博物館の内部ではなく、教会の外観の写真となりました。
ロマノフ家の館博物館では、比較的コンパクトな部屋で超広角レンズの画角の広さを活かして、ぴよーんと広く撮れたのは楽しかったのですが、あとで写真を落ち着いてみたとき、超広角レンズで撮る行為自体は楽しかったのですが、写真としては、ベスト3に挙げるこれぞというフレーミングをした写真がなかったのです。

アンドレイ・ルブリョーフ記念イコン博物館の近くにあった小さな教会
Img_0134

りっぱな教会もいいですが、こういう小さな正教会を見つけて、こういう風景写真を撮ることも、ロシア旅行の醍醐味。
それは地方都市の方がしやすいと思っていたのですが、モスクワはもともと教会がたくさんあった街なので、見つかるものですねぇ。
この日にアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン博物館に予定通り入れていたら、この教会は見つけられなかったと思います。
入れなくて悔しかったから、ちょっと周辺を散策し、それで見つけた教会なので。

アレクサンドロスキー公園の近くの修道院
Img_0169

これもアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン博物館に予定通り入れていたら、時間が限られた日だったので、この修道院の見学はしなかったでしょう。
修道院は現役だったので、教会内部の撮影は不可でしたが、建物や敷地内はそそられる被写体がありました。
この写真は、鐘楼をただ撮るだけでなく、矢印のような鉄柵に注目して撮りました。

ロマノフの家博物館の隣にあった教会にて
Img_0257

この写真はどちらかというと、見事に咲いていたタチアオイに惹かれて撮ったものです。
ただタチアオイだけ撮るなら日本で撮るのと変わりありませんが、背景に正教会のものらしい壁を入れてフレーミングできたところが気に入っています。

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07/03金 カザン1日目クレムリン&国立博物館
 PS 56枚/EOS 467枚(うち説明プレート等7枚)
 計563枚

この日の撮影メインは、圧倒的に時間をかけたカザン・クレムリンです。
そして、カザンのフォークロア・コレクションがたくさんあったカザン共和国国立博物館。
これだけあれば、1日の撮影枚数が突出する材料満載です。
それに初めて訪れたカザン初日でしたから。
クレムリンはカザンで1番のみどころとはいえ、3時間もいました。
なんといってもカザンのクレムリンには、正教会とモスクの両方があるのです。
午前中は曇天でしたが、途中から晴れてきたので、午後はますます写欲がそそられました。
それに、内部に小さなミュージーアムがいくつかあって、それも入りました。絵画館は撮影不可でしたが、他のミュージーアムで撮影OKなところは撮影しました。
その中で、クル・シャリーフ・モスクのイスラム博物館では、ガラス板に描かれたイラスト入りのコーランの絵のようなものが良かったです。
クレムリンと国立博物館だけでも充実した撮影散策ができましたが、その後、モスクワの赤の広場にあるカザン聖堂の奇跡のイコンがあったバガーデツキー修道院を探して、クレムリン周辺の散策もできました。

というわけで、ベスト3の写真を選ぼうとしたのですが、どうしても紹介したい写真が4枚になってしまいました。
曇天のときに撮った写真も、透明感があるように撮れたなと思ったのですが、やはり適度に空画晴れて、建物や景色の色がきれいに出た写真ばかりになりました。
写真に光って、ほんとうに重要!

カザン・クレムリンの鐘楼門
Img_0506

晴れてきた午後、外灯の連なりと一緒にズームして撮りました。
この鐘楼門は気に入ったので、いろんなアングルで、他の建築物と一緒に何枚も撮りましたが、強いて言うとこれが1番お気に入りです。

カザン・クレムリンのブラゴヴェシチェーンスキー聖堂(ロシア正教会)の空
Img_0523

正教会そのものもすばらしい被写体でしたが、ドラマチックな空が気に入ったので、正教会を脇役に撮ってみました。
異世界からなにかが降臨して来そう@

カザン・クレムリンのクル・シャリーフ・モスク
Img_0573

手前のペチュニアをがんばって入れて、麗しいモスクをさらに麗しく。
超広角レンズだから撮れたアングル。

そして捨てがたかった4枚目
Img_0863

クロスフィルターを使わずに光の輪がきれいに撮れました。
中には入れなかった小さな教会ですが、柵の十字架にも注目しつつ。
日没前の空の色もよく出たのではないかと思っています。

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07/04土 カザン2日目現地ツアー参加
 PS 63枚/EOS 364枚(うち説明プレート等11枚)
 計427枚

クレムリンと国立共和国という2大ハイライト以外をメインに、1日のんびりとカザン市内観光するつもりでしたが、高いビルから市内を見下ろすツアーと夜間ツアーに参加できたら、と思って行った観光案内所で、その場でライフスキー修道院とヴォルガ川中洲島のスビャージスク(Sviyazhsk)をめぐる1日ツアーに参加することに決めてしまいました。
当然、ツアー中に撮った写真が多いのです。
ただ、ロシア語が分からないのでガイドさんの説明中に話を聞かずに撮影していたとはいえ、ツアーはせわしないので、気に入るアングルや構図を考えながら撮っているひまはあまりありませんでした。
また、この日は10時から17時までの1日ツアーに参加しても、乗り降り自由タイプの市内観光バスに参加したり、夜遅くまでやっていたソ連時代ライフスタイル博物館にも入ったりできたので、ツアー以外でもわりとたくさん写真が撮れたのです。
でも、やっぱり圧倒的に多かったのは、せわしないと言いつつ、撮れればせっせとシャッターを切ったツアー中でした。

ライフスキー修道院内の教会の入口
Img_0937

教会全体も美しくて写真に撮りたいものばかりでしたが、この鉄細工の美しさに注目してみました。

スビャージスクの町中を歩く
Img_1031

スビャージスクは町というより村レベルでしょうね。
写っている教会は、最初にその敷地内に入った聖母昇天修道院のものですが、時間の都合上、教会の中には入りませんでした。

スビャージスクからヴォルガ河を見渡して
Img_1154

ヴォルガ河の大きさといったら、こんなものではないです。
ここは川の流れが狭くなっているところです。
いかにもヴォルガらしい雄大な景色は、特にツアーバスの車窓から眺めたときは感動的でしたが、写真そのものは平坦になってしまうので、構図を決めるのが難しく、感動に比して、気に入るような写真はとても撮れませんでした。

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07/05日 S7航空でモスクワへ戻る&モスクワ半日観光トレチャコフ美術館新館
 PS 55枚/EOS 397枚(うち説明プレート等128枚)
 計352枚

カザンからモスクワへの移動と、モスクワのホテルにチェックインし直したりで半日はつぶれたので、観光できたのは半日足らずでした。
それも、美術館にこもってしまったので、いろんな写真を撮れるチャンスはありませんでした。
撮影枚数が300枚を超えて多めだったのは、ほとんどがその美術館で撮影したものです。
トレチャコフ美術館・新館も、モスクワの美術館の中ではトップクラスの規模の美術館ですから。
もっとも3分の1くらいは、その絵の説明プレートです。
3分の1というのは、記憶に留めたくてカタログ写真のように絵の全体を撮ると同時に、一部だけ切り取って絵の印象を変える写真や、絵の中で気になったポイントが分かるような部分写真も、ほぼ必ず撮るようにしたからです。
しかし、そういう写真はこれまで何百枚も撮ってきているので、私にとっては、もはや珍しい撮り方ではなく、絵画の写真を撮る場合のいつもの撮り方です。
なので、この日のベスト3写真を選ぶのは苦労しました。

街中で見つけた教会の扉の前にあった天使像
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するどい目力の男性の絵
Img_1447

タイトルでモデルを知れば納得。
「闘牛士マヌエル・ガルシア」
1910年、ピョートル・コンチャロフスキー(1876-1956)画
コンチャロフスキーの絵は、コレクション数も多かったですが、私も気に入りました。

実はこの絵の全体はこちらです。
Img_1446

モスクワの夕焼け
Img_14480238

トレチャコフ美術館・新館では、一時間の休憩をはさみ、正味2時間くらいしか鑑賞しなかったのですが、めちゃめちゃ疲れたので、隣の企画展の建物の前に座っていられる空間を見つけ、そこで日が暮れて真っ暗になるまで1時間以上、休んでしまいました。
そこでは美術館のFree WiFiが使えたので、あっという間に時間がたってしまったせいもあります。
これはそのときに撮った写真ですが、建物の配置は苦心しました。
しかも、何枚も撮っているうちに、日はどんどん沈んでしまい、夕焼けそのものも、刻々と姿を変えました。

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07/06月 モスクワ4日目ノヴォデヴィッチ修道院&ルブリョーフ記念イコン美術館
 PS 36枚/EOS 383枚(うち説明プレート等6枚)
 計419枚

1日晴天であることはスマフォで天気予報をチェックしたときに期待できたので、外で写真を撮る機会が多くなるようにコースを決めました。
月曜日はミュージーアムがお休みのところが多いですが、トレチャコフ美術館の定休日は火曜日なので、ほんとは昨日の新館に続き、トレチャコフ美術館・本館を再訪したい思っていました。
でも、それは後日に回し、ノヴォデヴィッチ修道院とアンドレイ・ルブリョーフ記念イコン美術館に行きました。後者は、修道院の中の建物を利用した美術館なので、修道院散策もできます。
実は、この2つの修道院はちょっと離れていて、組み合わせるのはあまり効率良くないと思ったのですが、晴天の空の下で修道院の建物が撮れるチャンスでしたから。
そして、どちらもイコン美術館があり、素人目には同じようなイコンでも何枚も何枚も写真を撮ってしましまた。

実は、この日、私の中でこの旅行中のベスト1ともいえる写真が撮れました@
被写体のすばらしさはもちろんのこと、自分なりに工夫して撮れたことと、目のつけ所が自分でも気に入っているのが、その理由です。

とはいえ、それ以外の写真は、イコンの写真だけでなく修道院の建物も、同じようなフレーミングや目のつけ方で何度もシャッターを切ったので、残り2枚を決めるのは苦労しました。
それに、天気が良く、建物も良く、撮影条件と被写体が良いからお気に入りの写真になったものも多かったです。

ノヴォデヴィッチ修道院の中の小さな教会
Img_1817

影の入り方も気に入っている写真です。

祈る天使像
Img_1911

ノヴォデヴィッチ修道院内のお墓のそばにありました。
天使が必死に祈る様子を出したくて、しゃがんで見上げるようにして撮りました。

聖母子のイコン
Img_1952a

今回の旅行中の写真でマイベスト1です。
単焦点のシンデレラレンズで思い切って近づき、ななめに撮りました。
憂いを含んだ聖母の目に注目して。
これぞ、おNEWのレンズを買った甲斐がある写真!
と思えたのも、お気に入り写真になった理由でもあったりします。

前半おわり。
後編へとつづく。

どんな写真をどのくらい撮ってきたか、2015年ロシア旅行の写真分析~1日ごとの撮影枚数

今度は、1日ごとに、どんな写真をどのくらい撮ってきたかふりかえってみることにしたいと思います。
と同時に、その日撮った写真の中からお気に入りベスト3を選んでみました。

ただ、最近、大量の写真を撮るので、写真の整頓───自動調整や必要なら多少のレタッチやトリミング───がなかなか終わらず。
それに1日何百枚も撮っているので、ベスト3を選ぶのは以前よりますます難しくなりました。

そして自分のベスト3の写真を選ぶとき、いまさらですが、難しい永遠の課題に気付きました。
自分にとってお気に入りの写真とは、被写体が良いからか、あるいは自分なりに工夫できたからか。

被写体も良くて、しかも、自分なりにフレーミングとか撮影位置に苦労したとか工夫できた、というのであれば、それがベストでしょう。
しかし、ほとんどの場合、どちらかに偏ってしまいます。
すなわち、この写真はお気に入りだけれど、被写体が良いから、いまどきのカメラならこのくらい誰でも撮れるんじゃないか。
あるいは、目の前の被写体に対して工夫して撮れたと思うけど、もとの被写体を知らなければ、どう工夫したか、他の人には全然分からないのではないか。

写真は、撮りたいものが何かハッキリしている写真が良い写真だと良く言われます。
撮るときに一番目標にすべきは、まずはそれでしょうね。

ただ、海外旅行先のように、めったに行けないし、記憶に留めたいから写真を撮ることも、常にあります。いわゆる記録写真ってことです。
写真を撮るとき、いっっもいっっも自分らしい写真を追求しているわけではないです。

それに、撮りたいものがよく分かるように撮るということは、へんにひねらなく、素直に撮るというわけです。
他人の写真を見ていても、確かに、何が撮りたかったか、撮影者の意図がよく分かる写真の方が、いい写真だなとすなおに思えることが多いです。

ただ、すなおな写真はそのシチュエーションですなおに撮れば、だれでも撮れるんじゃないか、と思うシチュエーションが多いのも確か。
たとえるなら、ベテランのツアーガイドが、ここで良い写真が撮れますよ、と格好の写真ポイントに案内した場所で、みんなして撮ったときのような……。

ここまでごちゃごちゃ考えて、ふと、これがプロの写真家なら、と考えたとき。
素人ではなかなか行けないベストな被写体を探し、ベストな撮影タイミングを時間と労力をかけて狙うことで他者や素人との差別化を図るでしょう。
あるいは誰もがそこそこ良いものが撮れるシチュエーションでも、知識と技術と経験をつぎ込んで、なにをどう工夫したかあからさまでないけれど、ひと味違う写真が撮れる、ってことかな。
私が素人だから、そんなに極めるわけではなくどっちも中途半端だから、お気に入りの写真を判断するときに、被写体のせいか、撮影の仕方のせいか、などと考えるようになったのかな。

いや、私は素人というより、私の写真の撮り方は、基本的にはスナップ写真なので。
だけどたまには私ならではの、いい目のつけどころと言える写真をめざしたいと思ってしまうわけです。
というか、1日何百枚も撮るんだから、中にはそんな写真も撮れていればいいな、と。

それにしても、こういうことを自分なりに考えたり悩んだりするなら、写真教室でも行って、ちゃんと先生のアドバイスを聞けば、上手になる早道だろうと思います。
ただ、私は天の邪鬼なので、先生という人のアドバイスを、なかなか素直に聞けない自分をよく分かっています。
それと、素人が日常の癒しとして楽しんでいるので、批判にさらされまくるのも、つらいんですね。
それは言い換えれば、実力がないくせにプライドだけは高い、ってやつだろうと思います。

なので、写真解説本を読んで、適度に自分が褒められていると自画自賛しつつ、アドバイスを引き出し、たくさん撮ることで、少しずつでも上手になれば、と思っているわけです。
まあ、結局、写真を使って稼いだりするつもりはないのですが、好きならば上手と言われたいから、そのくらいの生ぬるさがちょうどいいんだナ。

前書きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。
まずは、1日ごとの枚数を出してみました。

コンデジと一眼レフごとに枚数を出しました。
コンデジはPowerShot SX 210 ISで、略してPS。
一眼レフはEOS Kiss X7iで、略してEOS。

6/30火 職場から成田前泊・東京駅で夕食
 PS 52枚/EOSなし
 計52枚
07/01水 出国&モスクワ到着&夕方のアルバート街散策
 PS 89枚/EOS 68枚(うち説明プレート等1枚)
 計157枚
07/02木 モスクワ半日観光&S7航空でカザンへ
 PS 77枚/EOS 113枚(うち説明プレート等6枚)
 計190枚
07/03金 カザン1日目クレムリン&国立博物館
 PS 56枚/EOS 467枚(うち説明プレート等7枚)
 計563枚
07/04土 カザン2日目現地ツアー参加
 PS 63枚/EOS 364枚(うち説明プレート等11枚)
 計427枚
07/05日 S7航空でモスクワへ戻る&モスクワ半日観光トレチャコフ美術館新館
 PS 55枚/EOS 397枚(うち説明プレート等128枚)
 計352枚
07/06月 モスクワ4日目ノヴォデヴィッチ修道院&ルブリョーフ記念イコン美術館
 PS 36枚/EOS 383枚(うち説明プレート等6枚)
 計419枚
07/07火 モスクワ5日目トレチャコフ美術館本館
 PS 88枚/EOS 468枚(うち説明プレート等107枚)
 計553枚
07/08水 モスクワ6日目ツァリツィノ宮殿
 PS 45枚/EOS 261枚(うち説明プレート等8枚)
 計306枚
07/09木 モスクワ7日目ワシリー寺院&動物園
 PS 39枚/EOS 773枚(うち説明プレート等26枚)
(うち動物園では645枚)
 計812枚
07/10金 モスクワ8日目モスクワ動物園&プーシキン美術館
 PS22枚/EOS428枚(うち説明プレート等57枚)
(うち動物園では353枚)
 計450枚
07/11土 モスクワ9日目アルバート街散策&東洋博物館
 PS 37枚/EOS 315枚(うち説明プレート等20枚)
 計342枚
07/12日 モスクワ半日イズマイロヴォ・マーケット&出国
 PS 154枚/EOSなし(うち説明プレート等3枚)
 計154枚

前泊日を含む13日の平均が約367枚で、前泊・帰国日を除く正味11日間の平均が約430枚なので、ある意味当然ですが……1日の合計が200枚台がなかったです。
少ない日は200枚未満で、その他の日は300~400枚。

突出しているのは、トレチャコフ美術館・本館に行った7月7日で、写真に撮った作品の説明プレートもあるため563枚になりました。
それから800枚を超えたのは、動物園に行ったとき。
動物写真は連写してしまうので、どうしても写真が多くなるのです。

また、今回訪れたところは都会なので、博物館が多く、別料金の有無はあれ、ほとんど撮影OKでしたから、そのせいでも枚数は増えました。

ただ、残念ながら現役の正教会は内部撮影は不可でした。
去年のドイツ旅行では教会内部も撮影OKで喜んで撮りまくったので、1日に撮った合計のうち、博物館で撮った枚数が占める割合はドイツより今回の方がずっと高かったと思います。

逆にドイツの博物館のコレクションは、私の目には見慣れたものが多く、東欧旅行中ほど、ばしばし撮りませんでした(それでも十分たくさん撮りましたけど)。

1日の枚数が200枚未満の日は、どれも移動日でした。
それでも半日観光などできたので、100枚以上は撮っているわけです。

次に1日ごとにどんな写真を撮ったか、ふりかえってみたいと思いますが、前書きが長くなってしまったので、ひとまず今回の記事はここまでにします。
前書きで書いたように、ごちゃごちゃ悩んで選んだその日のベスト3の写真の紹介も次回。

前書きでごちゃごちゃと悩んだことを、具体的な写真で紹介してみましょう。
最終日のイズマイロヴォ・マーケットで撮った写真で紹介すると分かりやすい具体例が挙げられる気がしてきました。

まず、被写体が良いから面白いと思え、ベスト3とまではいかなくても、気に入っている写真。

Img_0658

Img_0661

でも、これらの写真は、被写体の面白さだけにおんぶして、なぁんにも考えないでシャッターを切ったわけではありません。
どちらにも共通していますが、画面の中にぎっしりと、はみ出るくらいに入れ込むようにしました。
商品の陳列ぶりの見事さを、パターンを楽しむような気持ちで撮ったわけです。

これに対して、撮りたいのがよく分かるように、私としてはすなおに撮った写真といえば、たとえば次の写真。
Img_0667

木の人形を探していたのですが、最近のロシアの木の人形さんの傾向はこうなんだなぁと思いながら撮りました。

そして、目の付け所が面白いのでは、と思っている写真は、たとえばこれ。
Img_0677

これは同時に、旅の思い出の記録写真にもなっていると思います。

こちらはあきらかにスナップ写真であり、記録写真。
Img_0695

見事な屋台が続く様子にハイテンションになりながら、ぱちぱち撮りまくった一枚。
もう時間をかけずに、ぱぱぱっと撮ればいいや、と思っていたときに撮った写真。

でも、被写体としてこの屋台にゆっくり向き合う余裕があったら、この写真の屋台では、左手の方に、商品の上にマネキンの女の子の顔だけちらっと見えていますが、そこにもっと注目して写真を撮ったら、目の付け所が面白い写真に昇格したろうと思います。

実際にはそんな写真は撮らなかったので、トリミングしてみます。
Img_0695a

それからこれは、まぎれもなく記録写真。
イズマイロヴォ・マーケットの目の前にある巨大なホテル・イズナイロヴォの建物。
初めてロシアを旅行し、その後の私の数年にわたる東欧旅行の出発点となった2000年のロシア旅行にとき、モスクワ滞在時に泊まったホテルです。
Img_0651

あのときはイズマイロヴォ・マーケットがホテルの目の前にあっても、それがおみやげの買い物にちょうどよいマーケットだと気付かず、あとで知って残念に思ったものです。
そんな個人的ななつかしさから撮った写真です。
でも、そんな思い出はなくても、これだけどでかい建物がドドドーンなので、気分次第ではその圧倒的な迫力に触発されて撮りたいと思うこともあるかもしれません。
特に、おのぼりさん気分になったときなど@

どんな写真をどのくらい撮ってきたか、2015年ロシア旅行の写真分析~まずは全行程分をふりかえって

撮影機材は、一眼レフはCannonのEOS Kiss X7i。略してEOS。
それから、一眼レフで撮るには大げさになるような場面や、手軽に撮りたいときのために、コンデジも持参しました。
コンデジはCannonのPowerShot SX 210 IS。略してPS。

一眼レフは、デビューした2012年当時、EOS Kiss X5を購入しました。
だけど、去年2014年のドイツ旅行のときに最終日前日のハイデルベルクで一眼レフが故障してしまったので、帰国後、修理に出ししたのですが、戻ってくるのが待ちきれず、同じシリーズでそのときの最新版のEOS Kiss X7iを買ってしまいました。
なので、現在は、国内での週末の撮影散策でも、両方を使い分けています。
動物園撮影のときは、広角ズームレンズと望遠レンズのレンズ交換をしていると、シャッターチャンスが間に合わないことが多かったので、ボディ2台持参し、それぞれ別のレンズを装着し、現場ではレンズ交換しないようにしています。
でも、花撮影や町中撮影などは、むしろボディを切り替える方がやっかいなこともあると気付きました。特に三脚を利用したときは。
それに、海外旅行で、観光中に予備の一眼レフまで持ち歩いていると、重くて大変です。
日本での撮影散策のときは、近くに荷物を置きっぱなしにして撮影に夢中になっていても大丈夫な撮影先が多いですが、海外旅行中はそうはいきません。盗んでくれと言っているようなものです。
なので、EOS Kiss X5の方はあくまで予備としてふだんはホテルに置いておきました。
そして今回はこれといってカメラ・トラブルがなかったおかげで、一眼レフの方はEOS KissX7i一本ですませられました。

レンズは、3本持参しました。
ふだん使いの広角ズームレンズTamron 18-270mm(APSサイズ)をメインに、去年のドイツ旅行の前に買った超広角レンズCannon 10-22mm(APSサイズ)と、今年の旅行の前に買った単焦点シンデレラレンズCannon EF50m F1.8 I(フルサイズ対応)の3本です。
ほとんどの写真は、広角ズームレンズで撮りましたが、時々、超広角レンズやシンデレラレンズで撮りました。
あらかじめ別のカメラに交換レンズを装着しておく方式ではなく、ふつうにボディは一台で、レンズの方を交換しました。

超広角レンズは、びよーんと歪んで撮れてしまうものの、その歪みも楽しみながら教会内部や建物などいろんな場所で撮り甲斐がありました。
でも、それを一通り楽しんだ後、旅の終わりに近づくにつれ、だんだんと歪みのないふつうの写真の方が良くなってきました。

超広角レンズでびよーんと撮ったノヴォデヴィチ修道院内の正教会内部の写真
Img_1826

超広角レンズだと、狭いところでも広範囲に撮れたポクロフスキー寺院内
Img_3254

シンデレラレンズは、購入してから旅行までの間に、私なりの使い勝手をいろいろ試す期間があまりなかったので、今回の旅行でも、ちょこっとしか使えませんでした。
明るい後ろボケが得られるこのレンズで街並み撮影が楽しめるかと思ったのですが……街の景色を単焦点レンズで切り取って、一部だけにピントをあわせて、あとは思い切ってボカした写真が撮ろう、なんて頭の中で思っていたようには、全然構図がとれませんでした。
撮り甲斐があったのは、ショーウィンドウの中のものとか、ロウソク立てや香料入れのような教会内にある小物や、一部だけ切り取るように撮ったイコンくらいでした。

単焦点シンデレラレンズで撮ったアルバート街のギフトショップのショーウィンドウ
Img_0036a
単焦点シンデレラレンズで撮ったノヴォデヴィチ修道院内の正教会内のろうそく
Img_1931

それに、見慣れた街ならそういう撮り方も良さそうですが、珍しい異国では、すみずみまで撮りたくなってしまう気持ちの方が強くて、なかなかシンデレラレンズらしい撮り方にはチャレンジできませんでした。

シンデレラレンズで撮影しようと思ったけれど苦労したときの写真
Img_0030
画角はAPSサイズなので、80mmくらいには換算されると思います。

後日、18-270mmの広角ズームレンズですなおに撮った方がずっと撮りやすかった@
Img_4933

撮った写真の枚数ですが、まずは先に13日間の合計と平均を出してみました。

PS 合計822枚
EOS合計3,955枚
うち一眼レフで撮った動物園写真は645+353=998枚
総計 4,777枚(うち説明プレート等382枚)
スマフォで撮影268枚

前泊日を含む13日間の平均は約367枚
前泊・帰国日を除く正味11日間の平均は約430枚(去年より86枚増加)
コンデジPowerShotのみの13日間の平均は約63枚(去年より2枚減少)
一眼レフEOSのみの正味11日間の平均は約360枚(去年より48枚増加)

年々撮影枚数が増えています。
去年のドイツ旅行と一昨年のロシア旅行の合計枚数と平均枚数と比べてみます。

―――――――――――――――――――――――
<比較:2014年ドイツ旅行18日間>
PS 合計1,175枚(2013年より411枚増加)
EOS合計4,677枚(2013年より944枚増加)
うち動物園のみ合計296+286+296+181=1,059枚
総計 5,852枚(うち説明プレート等1,355枚)

前泊日と帰国日を除く17日間の1日平均枚約344枚
Power Shot のみ18日間の1日平均約65枚
EOSのみ15日間の1日平均311.8枚
うち動物園のみ1日平均264.75枚
スマフォで撮影309枚
―――――――――――――――――――――――
<比較:2013年ロシア旅行18日間>
PS 合計764枚
EOS合計3,733枚
総計 4,497枚
スマフォで撮影86枚

帰国日を除く17日間の1日平均約265枚
Power Shotのみ17日間の1日平均約45枚
EOSのみ16日間の1日平均約233枚
―――――――――――――――――――――――

今年は旅行期間が去年より5日少ないので、さすがに合計枚数は去年の5,852枚に対して今年は4,777枚に減りましたが、前泊・帰国日を除いた平均枚数は344枚から430枚へと増えました。
それでも一昨年のロシア旅行よりは、5日短くても、合計枚数は4,497枚から4,777枚へと増えました。
平均枚数は一昨年は265枚だったのに対し、今年は430枚です。

海外で初めて動物園に行ったのは去年で、西ベルリン動物園、東ベルリン動物園2回、そしてライプツィヒ動物園と、いわば4回行きました。
今年はモスクワ動物園のみ、2回通ったわけですが、ホッキョクグマの親子の様子など連写でバシバシ撮りましたし、過ごした時間は4回出かけた去年にひけをとらないくらいなので、合計は去年は1,059枚で今年は998枚と僅差でしたが、去年の4回に対して今年は2回なので、僅差というのもすごいことになりました。
1回分の平均をみてみると、去年は約265枚だったのに対して、今年は499枚でした。

カメラの種類は、一昨年からコンデジ、一眼レフ、スマフォの3本立てとなりましたが、今後も枚数の揺れ幅があるのは一眼レフだと思います。
コンデジは、ホテルや食事、移動中など、手軽に撮りたい場所など、シチュエーションは決まってきたので、撮影枚数は、ホテルや移動の回数に比例するでしょう。
それに対して一眼レフの方が、観光中の写真や、写真のための写真撮りに使うようになったので、観光中にどのくらいテンションが上がったか、被写体として心動かされるものの量、撮影にかけられる時間やタイミング、それから写真を撮りやすい天候であったか、といったいろんな要素で撮影枚数が左右されそうです。

スマフォは、主に旅行記の現地アップやmixi日記やメール添付用にしたくて撮りました。
スマフォを購入したのは2013年で、現地旅行記作成の面白さを知ったのもそのときからです。
その翌年の去年2014年は、ドイツではWIFIの調子も良かったせいもあり、さらにせっせと撮影をして、旅行記もどんどん作成しました。

でも、今回のロシアでは、ドイツほどホテルでのWIFIは快適ではなかったので、やたら時間を食うし、睡眠時間が削られてしまうので、旅行記アップは少し控えました。
というか、全然アップできなければ旅行記を作成しようがないです。
なので、おのずとスマフォでの撮影枚数も、去年よりは減りました。
それでも振り返ってみたら、思ったより多かったです。

もっとも、中には、スマフォの手軽さで夜景撮影をしたけれど、同時にコンデジや一眼レフで撮り直す気にはならなくて、スマフォでしか撮らなかった場面もあります。
たとえばカザンの夜景など。
DSC0233

つづきはこちらのフォートラベル旅行記にて。
「ロシアのタタールスタン共和国より、スマフォでも撮った写真で現地アップ」
http://4travel.jp/travelogue/11028331

このカザンの夜景のスマフォ写真は現地アップしたのですが、ホテルではなく、夕食をとったレストランのFree WIFIを利用してアップしました(苦笑)。
レストランの方が、WIFIが使えるなら、ホテルのFree WIFIよりずっと快適なことが多かったのです。

ついでに、ホテルのWIFI環境に悪銭苦闘しながら現地アップした残りの旅行記のURLを貼り付けておきます。

「ロシアの母なるヴォルガ河畔の修道院を訪ねて、スマフォでも撮ったハイライト ~ロシア語ちんぷんかんぷんでも、現地ツアーに参加」
http://4travel.jp/travelogue/11028779
「モスクワより、日本ではあまり紹介されていないツァリツィノ宮殿公園をスマフォでも撮った写真で現地アップちょっとだけ」
http://4travel.jp/travelogue/11029907
「モスクワより、気まぐれでスマフォでも撮った写真で現地アップ~カザンよりモスクワに戻ってから8日間のハイライト・完」
http://4travel.jp/travelogue/11029188

モスクワ版(ツァリツィノ編以外の)は、新しい旅行記に切り替えるのでなく、次々と写真を足していったので、1つの旅行記の写真がうっかり100枚を超えてしまいました。
多くても2ケタにおさえるようにしていたのに。
1日ごとに写真をアップするたびに、タイトルを変えていきました。そのタイトルを変えた記録が残らないのが残念!
最後のイズマイロヴォ・マーケットの写真は、ドモジェドボ空港に向かうアエロエクスプレスの車内と、空港で、搭乗手続きを終えた後の待ち時間に、それぞれのFree WIFIを利用してアップしました。
というわけで、現地でスマフォで撮った268枚の写真の大半は、こうやって現地アップに使ったわけでした。

次の記事では、1日ごとの撮影枚数をふりかえってみたいと思います。

2015年のロシア再訪で買ったもの~ロシアみやげは大好きなので@

これまでロシアでおみやげを買うチャンスがあったのは、2000年のサンクト・ペテルブルグとモスクワ12日間、2010年のウラジオストックとハバロフスクの極東ロシア旅行4泊3日、2009年のウクライナ旅行のときのトランジットビザでの半日モスクワ観光、おととし2013年のロシア旅行18日間、それから今回の旅行の5回です。

でも実は、それ以前にヨーロッパ旅行に行くためにアエロフロートを利用して、乗り継ぎのためにシェレメチェボ空港を利用したときも、ロシアのおみやげに惹かれて買い物したときがありましたっけ。
あのときは、マトリョーシュカや白樺で作られた箱など、ロシアのおみやげがとても私好みで気に入ったせいもありましたが、当時はまだソ連時代で、ペレストロイカ以前でしたから、今後も、乗り継ぎで利用する以外にロシアを旅行することになんてないと思ったせいもありました。
あれから、トランジットでの観光を含めて、5度も行くことになるとは。
そして、可能であれば、また行きたいと思っているくらいです。

その魅力の1つにロシアのおみやげもあるとはいえ、買い物好きの私、これまで海外旅行の雑貨や置物系のおみやげをさっさと買ってきて、もはや飾るところがない状態になってしまいました。
なので、今後はそういうおみやげは控えようと思ったのに……ロシアの場合は、自分に課したタガが緩むのは、またお人形さんを買ってしまいました。マトリョーシュカも含みます。

お人形さんを買ったのは、2000年の初ロシア旅行のときのこちらのお人形さんと同じくらい、手のひらサイズで大きすぎない可愛らしい子を求めていたからです。

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ところが、木の人形は、変わらずにロシアの民芸品のおみやげとして存在しているのですが、人形の顔つきなどの絵柄は、時代と共に変わったようです。
なので、実をいうと、この子らを超える好みの人形たちに、その後のロシア旅行で出会っていないのですが……でも、買って来た子たちが、気に入らなかった、というわけではありません。

たとえば2年前の2013年にノブゴロドで買ったこの子たち
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だいたい買った順番に、今回のロシア旅行ではどんなおみやげを買ったか紹介したいと思います。

ほとんどおみやげは、帰宅後にすぐに人に渡してしまうし、帰宅後は荷解きなどでばたばたしてしまうので、買った当日か翌日あたりに、ホテルで撮影しました。
さすがに、出国日の午前中に買ったものは、帰宅までの途中で、買ったものを広げて撮るひまはなかったので、帰宅してから荷解きの合間に急いで写真を撮りました。

今回の旅行で最初に買った木の人形です。
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マトリョーシュカではないです。
木の上にエナメルでハンドペインティングしたもので、2つと同じものはないはず。顔つきも微妙に違いました。
初日にアルバート街のおみやげ屋で買いました。
アルバート街というのは、観光客向けのギフトショップやレストラン・カフェが多くある、歩行者天国で、おみやげを探しにいくには格好の場所の1つです。
この人形は店には2つあって、マフラーに色など微妙に違っていたのですが、おなかの模様は全然違いました。
もう1つの方はウサギが描かれていましたが、この子は後ろに、鳥を狙うネコが描かれています。
どちらにするかとても迷ったのですが、ショーウィンドウで見て直感的に気に入ったこの子の方を買いました。

タタールスタン共和国のカザンで買ったマグです。
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これもハンドペインティングで、色と模様が少しずつ違っていて、選ぶのに苦労しました。
地が黒と赤い方がシックで気に入ったのですが、中を覗いてみたら、底にひびが入っているように見えたので、釉薬がその上に塗ってあって、漏れはしないと思ったけれど、気になったのでやめました。
地が黄緑と黄色は、華やかでしたが、なんか明るすぎたので、結果的にこれにしました。

新アルバート街のドム・クニーギー(直訳「本の家」。モスクワ一の規模の書店)をぶらぶらしていて、つい買ってしまった本
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モスクワについてのパンフレットなら、初めてモスクワを訪れたときに買っています。
でもこれは、それより詳しいし、今回すでに出かけたところの解説もあるし、なにより写真がとてもきれいで……特に、内部撮影が叶わなかった教会の写真がきれいで気に入りました。
かなり重かったのですが、今回、持参する荷物を切り詰めてきたし、スーツケースを持って移動するのは帰宅時だけなので、思いきって買ってしまいました。

トレチャコフ美術館・新館で買った日本語版の詳しいパンフレット
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これ一冊で本館と新館の両方の作品を紹介しています。
そもそも展示自体、本館・新館両方あわせてロシア美術史を概観できるようになっているので、このパンフレットもそうです。

このパンフレットは、実はは2年前の2013年にトレチャコフ美術館に行ったときには、併設のギフトショップや書店にたーくさんあったのですが、今回は本館には一切ありませんでした!!
売れないので在庫を仕入れなかったのか、売り切れて増刷しなかったのか。
前日に訪れた新館の方のギフトショップに1冊だけあったので買っておいてよかったです。
中国語のパンフレットはあったけれど、日本語のものは姿を消した……。トレチャコフ美術館を訪れる日本人は多くても、パンフレットまで買う人はあんまりいないということかもしれません。
かく言う私も、たった2年ぶりでロシアを再訪し、今回は本館・新館両方行ったくらいなので、思い切って買ったわけですが。

もっとも日本でトレチョコフ美術館の絵画を紹介している本やムックがないわけではないです。
だから、2年前の私も、そういう本が欲しかったら、日本で手に入れればいいやと思ったのも確かですし、実際、めぼしい名画を紹介した保存版ムックを持っています。
でも、このトレチョコフ美術館のパンフレットは、ロシア絵画史をあますことなく紹介していて、当然ながら、日本ではあまり知られていない、日本で出版される本でもあまり取り上げられることのない時代の作品も多く掲載されているのです。
そういうのが手に入るのはやはり現地でしょう。そしてせっかく日本語版があるのに。翻訳も、特に不自然ではないです。
たとえ面白翻訳であっても、ロシア語原語で読めるわけではないので、英語版などを読むよりも、読むペースが速くなるから日本語の本の方が便利だと、と思うこの頃。

9日目にして訪れた赤の広場に面した国立博物館隣接のギフトショップで買った木の人形
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安いかどうかは別として、国立博物館隣接のギフトショップには良いものがおいてあると思ったので、自分用のおみやげを物色しに行ってしまいました。
この子は、最初に買った雪ん子ちゃんより大きすぎるので、可愛らしい人形というかんじではなく、美しい人形というところです。
マトリョーシュカではないです。
顔つきが可愛かったのと、ドレスの模様などが気に入りました。
人形の顔つきにも流行があり、私が2000年に木の人形さんのタイプはなかなか見つかりませんでした。

同じく国立博物館隣接のギフトショップで買ったシュカトーカ(箱)
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ハンドペインティングで、金のところはきちんと金箔が使われているくらいなので、高価ですが、とても美しいです。おみやげというより、芸術品@
箱として中にものを入れられますが、どちらかというと置物として愛でています。

実は2年前にも同じシリーズの箱を買っていました。
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つくづく私の好みなんだなぁとしみじみ。
大きさが違うおかげで全く同じものを買ったのでなくて良かったです。というか、毎日目にしているので、全く同じものなら、さすがに見分けがつきます(苦笑)。

ここからは、最終日前日と出国日午前中に、おみやげを買うつもりでおみやげ屋を回って買ったものです。
最終日前日のアルバート街と、出国日午前中に訪れたイズマイロヴォのマーケットで。
私自身のおみやげと人にあげたおみやげがあります@

お財布(上)とメガネケース(下)
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マグネット2つ、チェブラーシュカ(左)とバラライカ(右)
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エチケットセット
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青い琥珀(ブルー・アンバー)のペンダントトップ
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これまで琥珀のアクセサリーは、2000年のロシア旅行、2005年ポーランド旅行、2009年のウクライナ旅行、2010年のバルト三国旅行と極東ロシア旅行で買いまくってきたので、今回は買わないだろうと思ったのですが、珍しいブルー琥珀があったので手を出してしまいました。
いわば天然の松ヤニといえる琥珀に青があるなんて信じられなかったのですが、お店の人いわく、ちゃんと天然琥珀で、人造などではないです。
調べて見ると、天然の青い琥珀は確かにあるようですが、それほど多くないようですし、ドミニカ共和国とかあっちの方みたいですし、かなり稀少なようです。
でも、いまは青い琥珀も流行なのか、どこのギフトショップにもあったくらいなので、たぶん、エンハンスメントしてきれいな青を引き出すか定着させることはやっていると思います。天然石ではふつうです。
ひょっとしたらトリートメントされた処理石かもしれないですけどね。ブルートパーズのように。

もう買わないと思っていたけど、買ってしまったマトリョーシュカ
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猫ちゃんが可愛くて@

それと、マトリョーシュカではない、卵の形をしたネコちゃんの木の人形
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むしろイースターエッグのバリエーションというところでしょうか。

安物のカバンだけど分かりやすいおみやげにはちょうどよいと思い。
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また、こういうマグカップも、いかにロシアおみやげとして面白いと思い。
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それからいろんなTシャツ。これはリクエストもあったので。
いかにも海外らしいおみやげといわれてもよく分からないけど、Tシャツなら実用性もあるし、それで海外らしい模様のものを、というので、そういうのを選びました。

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最後に食べ物のおみやげを2種類。
どちらも、人にあげるお菓子として、下手に高級すぎず、いかにもロシア/モスクワのものでござい、というのを選んだつもり。

チョコレート菓子として手頃なアリョンカちゃんチョコ
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ロシア料理が手頃に食べられるチェーンのセルフレストラン「ムームー」の砂糖菓子
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これは、ムームーで注文すると、おまけとして必ずもらえるもので、行く前にチェックしたクチコミでも、甘ったるいけれど、妙にクセになる、となかなか評判の菓子でした。
確かに私も食べてみておいしかったので、余分に買ってきました。

高級なお菓子のおみやげとしては、チョコレート専門店のコンファエルというところの芸術的なチョコレートがありました。
特にキリル文字のチョコレートなどは日本人にとっても嬉しいおみやげです。ロシア人の間でも、文字を組み合わせてメッセージにして贈り物にするのに人気だそうです。
でも、そこのチョコレート屋さんは、見つけて店に入ったとき、外はとても暑かったのです。
その値段に、チョコレート自身の美味しさが含まれているけれど、やはり見た目が大事でしょう。
ロシアにいる間は形を留めていても、急に暑くなった日本に帰るまでに溶けてしまったら?
と思うと、買って帰る気にはならず、店の奥に喫茶コーナーがあったのを幸い、自分用に1つだけ買って、コーヒーと一緒にその場で頂いてしまいました。

買ったおみやげ紹介は以上です。
次は、撮ってきた写真の分析(枚数と、どんな写真を撮ってきたか、ふりかえり)と一日ごとのベスト3までの写真の紹介をしたいと思います。

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