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博物館シリーズその5──ウィーンとグラーツの自然科学系の博物館

趣味や好みというのは、年齢を経るにつれて変化するものなのですね。

あるいは、連鎖的にジャンルがずれていっただけで、大枠でいうと似ているに変わらないのか、それとも新しい分野だと思っていても、根っこのどこかに、あるいは昔は好きだったけどしばらく興味を失っていたものを、ちょっと新たな視点でまた見直して再び好きになっただけかしら。

ミュージーアムが好き、というところは変わっていないので。

何の話かといいますと、海外旅行を始めたばかりの大学生の頃には、たぶん見向きもしなかったあるジャンルのミュージーアムに、ここ数年前からほとんど必ず、あれば必ず行くようになったからです。
海外旅行を始めたばかりの頃の私であれば、必ずトップにリストアップしていたと思われるところの優先順位を下げても。

そのころは、西欧絵画に一番夢中でした。
まだまだカラー写真入りの本の方が稀少で、挿絵が白黒で我慢せざるをえなかった頃。
その実物を旅行先で見て、こんな色をしていたんだ、こういう絵だったんだ、という衝撃は、現地に行かなくても情報がたくさん拾えるようになった今よりも、もっともっとすごかったです。
ま、それは別に絵画に限らず、ですけどね。

数年前から、アクセサリー好き・宝石好きから、鉱物に興味を抱くようになりました。
写真でしか見ることのできなかった宝石や鉱物の結晶の実物を目の当たりにして衝撃を受けたのは、よく覚えています、2001年のドイツ旅行で、ミュンヘン市内のやや中心部を外れたところにあるニンフェンベルク城内の博物館なのです。

ガラスケースの向こうの展示品のすばらしさに、「ひぇー」「ほぇー」「うそーっ」といった独り言の奇声を抑えきれず(さすがにボリュームは抑えてましたし、ほとんど人がいなかったから、ですけどね)、気がついたら係員がこっちを見ていました。

去年のオーストリア旅行で訪れたウィーンとグラーツでは、すばらしい鉱物コレクションがあるという自然科学博物館は、外せませんでした。
海外旅行を覚えたての頃は、よっぽど時間が余るのでない限り、見向きもしなかった博物館だなぁと、自分で行く先リストを作りながら、感慨にふけってしまいそうになりました。

次の写真は、ウィーンの自然史博物館とグラーツのヨハンネウム博物館の鉱物コレクションの展示室からです。

まずはウィーンの自然史博物館。

展示されている一つ一つの結晶がどんなのか、というのはよくわからないですが、こんな風に展示されていた、という様子を写したくて撮った写真です。

2003-Naturhistorisches-1.jpg

こういうアンティークな展示ガラスケースも私にとって珍しかったです。
温かみがあって、とてもいいなぁって思いました。

もう一枚。ちょっと暗めの写真ですけど。

2003-Naturhistorisches-2.jpg

中央に写っている黄色いもじゃもじゃしたのは、金塊です。欲しいなぁ、こんなの。垂涎もの。唾が口の中でジュルジュル。

次にグラーツのヨハンネウム州立博物館。

2003-Joanneum-1.jpg

上の方の一番目立つオレンジの結晶は、岩塩です。

この博物館は、ハプスブルグ家の一員でグラーツの繁栄に尽力した、庶民派のヨハン大公が設立したもので、近代博物館の機能を備えた、オーストリア最古の博物館だそうです。
鉱物コレクションは、世界各国からの結晶はもちろんですが、やはり郷土からとれる鉱物が特徴的です。

その中でも、岩塩の結晶はとてもステキでした。
氷やクリスタルの結晶になんとなく似てるんですね。案外、カラフルで、でもやや曇り加減が、親しみあって。
見てて、舐めたいなぁって思いました。岩塩だって思うからでしょう。

もう一枚。今度はガーネットの結晶が撮りたくて撮った写真です。

ちなみに私の誕生石はガーネットなので、ガーネットには思いいれあり@

2003-Joanneum-2.jpg

結晶の大きさを対比させるために、私の旅のお供のマスコットを隣に手前においてみました。
手のひらにすっぽり入る大きさのミニ・ヒヨコですが、7~8 cmはあります。

宝石の本で、サイコロ大のガーネットが母岩にこんな風に埋め込まれている写真を初めて見たとき、気持ち悪い!って思ってしまいました。

と同時に、ガーネットの原石がこんな風に採取されるのか、と、自分の持っているアクセサリーのガーネットを思い出して、びっくりしました。

ガーネットは宝石種の中ではよく採れる鉱物の一つですが、このサイコロの一つでも手に入ったら、大きなアクセサリーができるなぁ、いったいいくらになるんだろう、と、美しさにうっとりしながらも、口の中は唾じゅるじゅる。

ちなみにオーストリアで、宝石をたっぷり使ったすばらしい宝飾品に出会えるのは、やはりウィーンの新王宮にある宝物館です。

あいにくここは写真を撮ることができませんでしたが、去年の2003年のオーストリア旅行のときに行っただけでは飽きたらず、1年後の今年の中欧旅行でもウィーンに立ち寄ったときに、再訪しました。

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Comments

ウィーンの自然史博物館は、一応入館したんですが、駆け抜けました。自然史博物館と相対するように建っている美術史美術館に行きたかったので、こちらは、行ったアリバイをつくるようなものだったんです。入館者も少なくガランとしてましたね。それでも、木製の枠の展示ケース、とても味があってよかったです。画像を見て、ああ、あのケースだと思い出しました。

とんびさん、こんにちは。レスありがとうございます。

ここには書かなかったのですが、ウィーンを初めて訪れたのは、1991年の秋、美術館めぐりを中心に旅程を立てたときです。
当然、私もとんびさんと同じように、向かいに建っている美術史美術館の方が目当てでした。
わざわざ深夜までやっている曜日を狙って、夜行で発つ日の夜に訪問しましたっけ。
そしてそのときは、私も「アリバイ」とまで割り切っていたか忘れましたが、自然史美術館は、ヴィーレンドルフの女神、とアーチンボルトの絵、しか覚えていません。
たぶん、この鉱石部門も駆け抜けたに違いありません。鑑賞時間が足らなかったことだけは覚えていますから。

それを振り返ると、10数年後の私にとって、美術史美術館よりも自然史美術館の方が重要になった。。。
いやあ、端を発すれば根っこのところは同じ趣味なのですが、こうも行きたい場所の優先順位が変わってしまうのか、と我ながら感慨深い博物館の一つです。

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